喪男嘆きの長文ポエム

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:44:22.14 ID:2vKLhLBk

サートゥルヌスが王であったころは貞淑の女神が地上に残っていて、
長い間目にすることができたのは本当だと俺は思う
――冷たい洞窟が小さな家と火と食卓のラール神像を提供し、
陰となって家畜と飼い主たちをひと所に包みこんでいたころは。
あるいは山に住む妻が、葉っぱとわらと、
野生の隣人たる動物の皮を使って森のベッドを敷いていたころは。
そういう女はキュンティア、お前にはとてもじゃないが似ていない。
それにお前、スズメの死によってそのキラキラした目が見えなくなったが、
大きな赤子たちに乳首を飲ませ、
またどんぐりを吐き出す夫よりもボサボサであることが多かったお前にも似ていない。

というのもそのころ、地球が新しく空が新鮮であったころ、
人々は今と異なった生きかたをしていた。
その人々は折れた楢から生まれたか、土でできていて、親はいなかった。
いにしえの貞淑の女神の痕跡のうち、多くはもしかしたら
ユッピテルの治世にもなんとか存続していたかもしれない。
それはしかしユッピテルにまだひげがなかったころ、
ギリシャ人たちがまだそれ以外の神に誓おうと思わなかったころ
――誰もキャベツや果物のために盗人を恐れることなく、
庭を開けっぴろげたまま生きていたころのことだ。
その後、アストラエアはこの貞淑の女神を連れて高い所へしだいに戻り、
そうして二人の姉妹は一緒に逃げたのであった。

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:45:38.07 ID:2vKLhLBk

ポストゥムス、他人のベッドを揺らすこと、
そして神聖なベッド柱に彫られた守護神を無視することが慣習となったのは、もう遠い昔だ。
まもなく鉄の時代が他のあらゆる犯罪をもたらしたが、
初めに間男たちが現れたのはこの銀の時代だ。
しかし俺らの時代、お前は誓約だか合意だか婚約だかを
決心していて、今や理髪のできる教師に
髪を梳いてもらっている。もしかしたらもう指に婚約指輪をはめたかもしれない。

昔のお前は確かに正気だったのに。ポストゥムス、お前は妻を連れるのか?

なあ、どこの復讐の女神ティシポネーに、どんな蛇たちにお前は狂わされているのか?
お前は女主人に耐えられるのか。脱出用の丈夫な縄がこんなにあるのに、
かすむほどの高さの窓が開いているのに、
アエミリウス橋がお前の隣に姿を見せているのに?

あるいはもし多くの逃げ道のうち、どれもが気に召さないのなら、
男の子がお前と一緒に寝てくれるほうがいいとお前は思わないか?
男の子は夜に口喧嘩しない。お前から何のプレゼントも求めずに
そこに横になる。そしていびきをかいても肺を止めろと不満を言わないし、
吐き出してよい息の量を指示しない。

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:48:15.26 ID:2vKLhLBk

しかし、ウルシディウスはユリウス法がお気に入りだ――
可愛い跡継ぎをもうけたがっているが、そうするともう大きなキジバトも
ヒメジのヒゲも食えなくなるし、食い倒れ市場には通えなくなる。
もしウルシディウスが誰かと結婚したら、何ができなくなると思う?
もし、かつて最も有名な間男であったあの男が、
寝取られラティーヌスの箪笥の中にあれほど何度も隠れてきたあの男が、
今結婚というくつわに愚かな口を差し出したら?

そしてそこで保守的な女たちの中から妻が探されているのはどうなのか?
ああ医者たちよ、膨れすぎた血管を瀉血しろ、あの人の強欲を!

もし人柄の貞淑な妻がお前に出会ったならば、
タルペイアの敷居に礼をして拝み、
金で飾った若い雌牛をユーノーのために殺せ。
ケレースの髪飾りに触るに値する女、
その口付けを父が怖がらない女は少ない。
門柱に花輪を付け、敷居じゅうに厚く木蔦を張れ。

ヒベーリーナが一人の男で満足するか?
その女が片目で満足するよう強要するほうがまだ楽だ。

それでも、父親の田舎に住んでいる女の評判が高いことはある。
もしその女がガビイー市でも田舎にいたころと同じ暮らしをするならば、
フィーデーナエ市でもするならば、父親の田舎というのを俺は認めよう。
しかし山や洞窟で何もしなかったことを誰が確証する?
もはやユッピテルもマルスも年老いたのか?

4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:50:18.44 ID:2vKLhLBk

お前の誓いに値する女がお前の前に示される場所は柱廊か?
あるいは劇場の全肘掛けのうちに、
心配なくお前の愛せる人が、かつお前が選ぶことのできる人が、存在するのか?

無言劇のレーダ役を優男のバテュッルスが踊ると、
トゥッキアは膀胱の制御を失い、
アープラは腕に抱かれたかのように突然長い哀声を叫ぶ。
テュメレーは注視している。田舎者だったテュメレーはこのとき学ぶのだ。
そして他の女たちはというと、幕が下り、
劇場が空になって閉場し、広場だけが音を立てていて、
メガレーシア祭は平民祭からまだ先のこと、そういうときいつも寂しくなり、
アッキウスの仮面とテュルソス杖とふんどしを抱きしめる。
ウルビクスがアーテッラーナ狂言でアウトノエーの真似をして笑いをとると、
貧しいアエリアがそれに恋をする。
この女たちが大金で喜劇役者の貞操帯をはずす。
クリューソゴヌスをセックスにおぼれさせて歌えなくする女たちもいる。
ヒスプッラは悲劇役者のことが好きだ。
もしやお前はクィンティリアーヌスみたいな堅物にもファンがいると思ってるのか?

お前が妻をめとれば、ギタリストのエキーオーンか、
グラピュルスか、笛吹きのアンブロシウスがその女を母にするだろう。
俺らは狭い道じゅうに長い舞台をしつらえて、
門柱と戸口を大きな月桂樹で飾ろう――
レントゥルス、亀甲型のゆりかごの中にいる、お前の高貴な赤子は、
鯛兜の剣闘士エウリュアルスに似るだろうから。

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:53:01.95 ID:2vKLhLBk

元老院議員の妻エッピアが剣闘士団に付き従って
パロス市だかネイロス川だか名高い城壁に囲まれたラゴス市だかへ行ったことで、
カノープスはローマ市の行く末と現状を非難した。
その女は家と夫と妹を忘れ、
祖国を少しもかえりみず、泣いている子供と
――さらに驚くべきことに――祭りとパリ市を不徳にも捨てた。
幼いときは巨万の富と父親のうぶ毛と、
豪奢なゆりかごの中で寝ていたのに、
この女は海を軽視した。しかしその前から名声を軽視してきたのだ。
名声を失うことは、柔らかな椅子に座る高貴な女たちにとって大した損失ではない。
だからテュッレーニア海の波、広く音を立てるイーオーニア海、
越えるべき海がいくつあっても
すべてを不動の心で耐えきった。
正当で立派な種類の危険があれば、女というのは普通心が怯えて凍りつき、
足裏が震えて立っていられない。
しかし何かに醜く挑むときには強い精神を見せる。

仮に夫が命じることならば、船に乗るのはつらいものだ。
そういうときは船底の汚水が悩ましい。そういうときは天の風が吹きまわる。
しかし間男についていくときは腹がすっきりしている。
前者の女は夫の上にゲロを吐くが、後者の女は船乗りたちに混じって朝食を食い、
船じゅうを歩きまわり、固いロープを喜んで引く。

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:55:41.96 ID:2vKLhLBk

しかしエッピアの恋心を燃え上がらせたのはどんな容姿なのか?
どんな若さに魅了されたのか?
何を見たから、剣闘士の女と呼ばれることに耐えたのか?
というのも、セルギオルスはすでにあごひげを剃りはじめていて、
上腕を斬られたことで解雇されそうになりはじめていた。
そのうえ、顔には兜で擦れたかのような醜い傷がたくさんあり、
鼻の真ん中には異様なこぶがあり、
片目はいつも酸っぱい膿を滴らせていた。

でもその男は剣闘士だった。このことがそれらをしてサファイアたらしめるのだ。
この女はこのことを子供より祖国より、妹より夫より好んだ。

女たちが愛するのは剣だ。

このセルギウスがもし剣闘士を勇退していたら、
夫のウェイエントゥスと同じに見られはじめていたことだろう。

私人の家人が、エッピアが、何をしようが気にすることか、だと?
神々と並ぶ皇帝たちを考えろ。クラウディウスが何に耐えたか聞け。

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:57:19.03 ID:2vKLhLBk

妻として夫の寝静まったことを知ると、
売女アウグスタは蛮勇にも夜の頭巾をかぶり、
宮殿のベッドよりもカーペットを好んで、
お付きの少女一人だけを連れて出かけていた。
黒光りする髪を黄色の帽子で覆うと、
古いつぎはぎを着て、暖かい女郎屋に、
そして自分用の空室に入った。
それから裸になり、乳首を金で飾って、源氏名リュキスカの名札を付けて表に立ち、
そして高貴な生まれのブリタンニクス、お前の出てきたおまんこを開帳した。
入ってくる人たちを魅惑的に歓迎し、銭を要求した。
そして絶え間なく横たわりながら全員のピストンをむさぼった。

すぐにもう女郎屋の親方は自分の女の子たちを帰らせようとしていて、
この女も悲しみつつ外に出る。それでもできる限り最後まで部屋を
閉めずにいて、締まりつづけるおまんこのむらむらでまだ火照ったまま、
疲れてはいるものの男たちに満足したわけではなく帰途につき、
頬が黒ずんでランプの煙にまみれつつ、
汚れたまま、神座に等しい皇帝のベッドに女郎屋の臭いを持ち帰った。

馬の媚薬やら呪文やら、継子のために煮られて与えられた薬やらの話をしようか?
性の命令に駆り立てられた女たちは、もっと厄介なことをする。
性欲により犯す罪など可愛いものだ。

8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:59:31.90 ID:0ZkoOgA7

ギリシャファンタジー?

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 22:59:41.47 ID:2vKLhLBk

しかし夫の証言によるとカエセンニアは最良の妻だそうだがなぜか、だと?
花嫁持参金硬貨千枚をくれたからだ。この男はそれだけで貞淑だと言っている。
ウェヌスの矢筒のせいで?せたわけでも、ランプで焼かれているわけでもない。
硬貨千枚で愛のともしびが燃え、花嫁持参金から矢が飛んでいる。
自由が買われている。男に目くばせしても返事の手紙を書いても許される。

強欲な男に嫁いだ裕福な女は寡婦なのだ。

なぜセルトーリウスはビブラへの欲情で燃えあがっているのかだと?
仮にお前が真実を調べれば、妻でなく顔が愛されているのだ。
しわが三つ忍び寄り、肌が乾いてゆるみ、
歯が黒ずんで目が小さくなれば、この自由民は言うだろう。
「荷物をまとめて出ていけ。
もうお前は俺らにとって厄介者だ。お前はよく自分の鼻をぬぐっているな。
早く出ていけ。急げ。鼻の乾いた別の女が来る」

それまではぬくぬくと君臨し、夫に
羊飼いだのカノーサ羊だのファレルニアのブドウを絡ませるニレの木だの
――これだけならなんと些細なことか――
男の子全員だの収容所全部の奴隷だのを要求する。
家にないが隣人が持っているものは、なんでも買わなければいけない。
冬至の月、街の建物の壁に描かれた商人イアーソンがすでに封印され、
武装した船乗りたちの絵の前に白い仮設テントが建つころ、
大きなガラスの壺、次には没薬の香りの最高級ワイン、
その次にはベロニーケーの指に収まったことでその名が広まった
有名なダイアモンドが買いあげられる。
このダイアモンドは昔、野蛮人アグリッパが淫蕩な妹に与えたものだ。
あの国では王たちが土曜日の祭りを裸足で執りおこない、
いにしえからの慈悲により優しくされた豚たちが長生きしている。

10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:02:16.01 ID:2vKLhLBk

これだけたくさんの群れの中にも、お前にふさわしい女は一人も見つからないのか、か。
仮に、美しくてまともで裕福で子を産めて、
先祖代々の像が柱廊に並んでいて、
髪を振り乱して戦争を中断させるサビーニアの女の誰よりも無垢で、
地上の鳥、あるいは黒い白鳥のように稀な女だとして、
何に関しても頑固な妻に誰が耐えよう?

もし大きな美点たちとともに大きな傲慢を持ちこんで、
勝利を花嫁持参金として数えるのなら、俺は、俺はコルネーリア、
グラックス兄弟の母であるお前よりも、ウェヌスティーナのほうがいい。
お願いだ、お前の中のハンニバルと砦で敗北したシュパークスを殺せ。
そしてカルターゴーやらなにやら全てから去れ。

「許せ、お願いだ、パエアン。そしてお前、女神よ、矢を置け。
子供は何もしていない。母親だけを貫け」

アンピーオンは叫ぶが、パエアンは弓を引く。
アンピーオンの妻ニオベーは息子たちの群れと父親そのものを墓送りにした。
なぜならニオベーは、自分の一家がラートーナ家よりも高貴だと思っていて、
同時に自分が白い雌豚よりも多産だと思っているからだ。

あなたのおかげよといつも言ってくれるだけのことが、何と重要か、何と美しいことか?
というのも、高慢な心により頽廃し、
蜜でなくアロエの苦汁が入っているならば、
希少で最高な善には何の魅力もない。
それにしても男が栄光により女を褒めるとき、その女を怖がらず、惚れて、
毎日七時間ずつ嫌悪しないことがあるだろうか?

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:04:19.24 ID:2vKLhLBk

些細だが夫にとっては耐えられないことがある。
というのは、トゥスキア人から小ギリシャ人にならなかったら、
スルモー人から真のケークロピア人にならなかったら、
自分は美しくないと女が思っていることよりも、不快なことがあるか?

女は皆ギリシャふうに
――俺ら男にとってはラテン語を知らないことのほうが醜いのに――
この言語で恐怖を、この言語で怒りを、喜びを、不安を、
この言語で精神の全秘密を吐露する。もっと不快なことは何か?
女たちはベッドの中でギリシャ語を使うのだ。少女たちのそれは許されるかもしれない。
だが御年八十六になろうとするお前も、まだギリシャ語を使っているのか?
この言語は老婆が使うと貞淑でない。
会話の中にその淫語が「ズドーエー・カイ・プスューケー」などと
割り込むたびに、お前はちょうど布団の下に置いてきた言葉を
民衆の中で使っているわけだ。
しかし実際、この淫らで下劣な言葉が股間を興奮させないからには、
お前の誘い)言葉には指が生えているのだ
――全ての欲情を恐怖で縮こませるような指が。
たとえお前がハイモスよりカルポポロスより優しくそれらを口にするとしても、
お前の顔が歳を数えている。

というわけでもし法的文書でお前と合意され約束された女を愛せそうにないなら、
連れるべき理由が見つからないし、
晩餐や、出席の義務が終わって途中で帰ろうとしている残酷な客たちへ配られる
ウェディングケーキや、初夜に贈られる幸運の皿に載ったダーキウス金貨、
彫刻された黄金から光を放つゲルマーニクス金貨のために、
銭を無駄にすべき理由はない。

12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:06:26.92 ID:2vKLhLBk

しかしもしお前が単純に妻のことが好きで、精神が一人の女に夢中になっているのならば、
頭を下げて、くびきを載せられるよう頸の用意をしろ。
愛してくれる男に容赦する女にお前は出会えるまい。
女はもし自身が燃えあがれば、夫への虐待と?ぎ取りを楽しむ。
だから男が善人であって夫として選ばれるに値する人であればあるほど、
妻はその男にまったくふさわしくなくなる。

妻が嫌がるならお前は決して何も友人に贈れなくなり、
その女が妨害するならお前は何も売れなくなり、その女が望まないなら何も買えなくなる。
その女がお前の交友を管理する――
歳をとった友人が玄関に現れたときひげが生えていたら、
その男は追い払われるかもしれない。

自由とは女郎屋の親方たちや剣闘調教師たちによって立証されうるものであり、
また同じ権利は剣闘アリーナにも生じるのだから、
ひとりならぬ穴兄弟がお前の相続人として規定されることになる。

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:08:30.27 ID:2vKLhLBk

「奴隷を磔にしろ」と女は言う。

「その奴隷は何の罪によって罰を受けねばならなくなった?
証人として誰が存在する? 誰が訴えた?
聞け、人を殺すのをためらう時間が、長いということは決してない」

「ボケ、本当に奴隷が人間だと?
あいつは何もしていないかもしれないと?
それがどうした。私がこれを望んでいる。私がこう命じている。
私の意志を理由とすればよい」

このようにして夫に命じる。しかしその女はすぐにその王権を捨て、
家を取り換え、ウェディングベールを擦り切れるまで使う。
そしてまたそこから飛びだして、かつて侮蔑したベッドへの足跡をたどり、
少し前に飾り付けられたばかりのドア、吊られたままの家の垂れ幕、
それにまだ緑色をしている敷居の枝から去る。

こうして数は増えていき、こうして五つの秋が過ぎる間に八人が夫になる。
墓の碑文に刻むべき事項だ。

14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:11:00.60 ID:2vKLhLBk

義母が健康なうちは、友好を諦めるべきだ。
夫を裸にして剥ぎ取りを楽しむことをその女が教える。
誘惑者から送られてきた手紙に、
未熟でない、そっけなくない返事を書くことをその女が教える。
その女は監視人たちを騙すか金で手懐ける。
そして体は健康なのに医師アルキゲネースを呼びつけ、
重苦しい掛け布団を投げはらう。
その間その間男はこっそりひっそり隠れていて、
遅れに耐えられず静かにおちんちんの皮を剥く。

もちろんだが、母親が自分のものとは異なる
高潔な習慣を自分の娘に伝えると思うか?
それどころか若い娘が醜くなるよう育てることは醜い老婆にとって有益なのだ。

女が訴訟を始めたのでない裁判はほとんどない。
マーニーリアはもし訴えられる側にならなければ自分が訴える。
女たちは自分で訴状を作って整える。
ケルススに訴訟の始めかたと議論用の話題を指示する用意がある。

15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:13:53.13 ID:2vKLhLBk

テュリア製のセーターや女向けの格闘技用オイルを知らない者がいようか。
あるいは攻撃練習用の杭についた傷を見たことない者がいようか。
女は木刀と盾でそれに絶え間なく攻撃して凹ませ、
自分の全身の筋肉を太らせる。
フローラーリア祭りのチューバに実にふさわしい夫人だ――
もしその胸の中にもっと何か野望をたぎらせて
本物の剣闘アリーナに出場する決意をしているのでなければ。
性別から逃げて兜をかぶった女が、何の貞淑を示せよう?

この女は力を愛している。
しかしこの女自身は、男になれたらいいなあとは思わない。
というのも、俺ら男の喜びの、何と少ないことか!

仮に妻の持ち物をオークションに掛けられたらどんなに光栄だろう。
戦士の帯やら腕輪やら羽根飾りやら左脚半分の覆いやら!
それかもしその女が異なる格闘技を始めることになれば、
愛する女がすね当てを売ってくれたらお前は幸せだろう。
こういう女たちというのは薄い礼服を着ていても汗をかくもので、
絹の薄衣でもこういう女たちの安楽を苛立たせる。

しかし見ろ、その女がどんなにうなりながら、教えられたとおりの攻撃をくり出すか。
どれだけ重い兜をかぶって身をかがめるか。
どれだけ立派に跪いて動かずにいるか、
包帯がどれだけ厚い巻物のように巻かれているか。

そして防具をおろして女用おまるを使っていたら笑え。

なあお前たち、レピドゥスやめくらメテッルスやファビウス=グルゲスの孫娘たちよ。
どの剣闘士の妻が、かつてこんな姿をしていたか?
アシュルスの妻がいつ杭に向かってうなるのか?

16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:15:33.56 ID:2vKLhLBk

妻の横たわるベッドにはいつも諍いがあり、次々と口論がある。
そこではほんの少ししか眠れない。
その女が自分に都合の悪い秘密を意識しながらため息をつく真似をして、
あるいは奴隷を悪罵し、あるいはありもしない夫の浮気を嘆くとき、
その女は男にとって厄介だ。そのとき女は子供を失った雌虎よりたちが悪い。

いつも大量の涙が、いつも持ち場に待機していて、
どんなふうに流れ出ろと命じるのか、その女を待っている。

お前は愛による嫉妬だと信じる。
そしてムシクイよ、お前は自ら嬉しがって、唇をすぼめて涙を吸いとる。
もし嫉妬深い姦通女の書庫がお前の前にあけ放たれれば、
どんな書き物を、どれだけの手紙を読み上げることになろうか!

またあるときその女は奴隷か騎士に抱かれて横たわっている。見られた女は言う。
「なあクィンティリアーヌス、弁解のための言葉のあやを、良ければここに教えてくれ」

俺らは言葉に詰まる。「お前一人で言い訳しろ」

女は言う。
「あなたはあなたのしたいことをすればいい、
私も自分に何も禁じることはない、と、あのとき合意してあった。
あなたが叫ぼうが、海と空を取り違えようが、私は人間だ」

見つかったときの女たちより勇敢なものはない。
女たちは自分の罪から怒りと勇気を得る。

17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:18:15.33 ID:2vKLhLBk

しかしこれらの怪物性はどこから来るのか、あるいはどの泉からなのかと訊くか?

かつては繁栄の低さがラテン女たちを純潔に保っていた。
そして労働と、睡眠の短さと、
トゥスキア羊毛を裁縫することによって傷んで荒れた両手と、
街のそばにいるハンニバルと、コッリーナ塔に夫たちが立っていることが、
小さな家々が邪悪に汚染されるのを許さなかった。

今俺らは長い平和による病をこうむっている。
戦争より苛酷な贅沢が垂れこめて、征服された地球のために復讐している。

ローマの貧困が消えてからというもの、性欲によるありとあらゆる罪や悪行が現れている。
このときからお前のところの山々に、
贅沢なことで有名なスュバリスやらロドスやらミーレートスやら
花輪をかぶった酒乱の生意気タレントゥムが流れこんだ。
第一に不吉な富貴が外国の習慣を持ちこむと、
優しい富が醜い贅沢によって世間を壊した。

実際、酔ったウェヌスが何を気にするか?
女が夜な夜な深夜に大きな牡蠣にかぶりつき、
酔った勢いでファレルニアワイン原液をたらし入れられた軟膏が泡立って、
その軟膏の瓶から混合物が飲まれ、
家がぐるぐると動き回り、ランプが二つに見える中テーブルが浮き上がるとき、
その女は股間と頭にどんな相異があるのかわからない。

18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:20:58.72 ID:2vKLhLBk

さあ、いま疑え。
マウラが貞淑の女神の古い祭壇の前を通り過ぎるとき、
どんな嘲笑いを浮かべて空気を吸うか。
有名な乳姉妹マウラにトゥッリアが何と言うか。

この女たちは夜な夜なここに駕籠を下ろし、
ここで長いパイプを使って立ち小便して、
女神の彫像にぶっかける。
そして互いに馬乗りになったり乗られたりし、月が証人として昇ってくると移動して、
そこから家に向かって出発する。
太陽が戻ってきて大事な友達に会おうとするお前は、妻の小便を踏みつける。

骨笛が性器を刺激し、同じく角笛とワインで我を忘れた
プリアープス崇拝者たちが行進し、髪を振り乱してわめくとき、
善の女神の秘密が知れわたる。
ああこのときどれだけの熱情があの女たちの頭の中に同衾していることか。
性欲が踊る中どんな声が出るか。
濡れた脚じゅうに走るあの古いワイン原液の流れがどれだけのものか!

サウフェイアは花輪を置いて、女郎屋の親方らの女郎たちを挑発し、
尻をかがめる勝負をして戦利品を掲げる。
その同じ女がメドゥッリーナの腰振りの波を称賛する。
女たちの誰もが勝者になれる。実力は生まれの身分と同等なのだ。

19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:22:22.28 ID:2vKLhLBk

そこでは遊びで真似されているものはないだろう。
全てが本当におこなわれているだろう。
そのさまは、すでに加齢のせいで冷めてしまったラーオメドンディアデースと、
ネストールの水差しとが熱くなれるほどだ。

そのとき遅延のじれったさに耐えられず、
そのとき女は正直になり、
同じく洞窟じゅうから叫びが繰り返される。

「もういいぞ、男どもを入れろ」

間男がウトウトしていると、
その女は別の若い男に頭巾をかぶって急ぐよう命じる。
もし誰もいなければ、奴隷たちのところへ駆けこむ。
仮に奴隷たちの見つかる見込みもなかったら、水汲み男を雇いに行く。
もしこれを探してそれでも人がいなければ、その女のために待たれることはない。
その結果、その女は上に重なった男の小さな尻穴の下に
臀部を持っていくことができない。

昔の儀式、少なくとも公衆の祭祀がこれらの邪悪にけがされずに
行われてさえいればよかった。
しかしマウリーターニア人もインド人も皆知っていることだ
――女装ギタリストは結局自分のキンタマを意識してそこから逃げ出すわけだが、
異性の姿を描いたあらゆる絵に覆いを掛けるよう命じられている場所へ、
カエサルの著書「反カトー」の巻物二巻より太いおちんちんを持ち込んだ、
そのネズミが誰かということを。

20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:25:20.17 ID:2vKLhLBk

だがそれより昔、人々のうち神を軽蔑していたものがいたろうか。
もしくはヌマの供物ワイン壺や黒光りする鍋を、
またヴァーティーカーヌス山の土でできた割れやすい皿を、
笑う勇気のあるものがいたろうか?
しかし今、クローディウスが笑わない祭壇があるだろうか?
お前たち年老いた友達がそのとき何と助言するのか、俺は聞いている。

「かんぬきを掛けて、閉じこめろ」
しかし誰がその監視者たちを監視することになるのか?

妻は慎重に、その監視者たちから誘惑し始める。

そして今や性欲は最上層民たちにも最下層民たちにも等しく同じであって、
黒ずんだ石を素足ですり減らしている女も、
背の高いシリア人奴隷たちの駕籠に乗っている女と変わらない。

祭りを観るためにオグルニアは、
見栄を張るための外套と、お付きの者たちと駕籠と座布団と女友達と、
息子の乳母と、命令を与えるところの金髪の女の子を雇う。
しかしまたこの女は父から受け継がれて残っている前銀貨と、
最後に残った鍋までをも、ひげが生える前のレスラーたちに贈る。

多くの人々の家計は貧しいが、貧乏のつつしみを有する女、
貧乏が課して定めた限度に合わせて身の丈を測る女はいない。
一方何がふさわしいかを予測できる男は時々いる。
ある男たちは蟻を教師にして、とうとう冬と飢えとを恐れるようになった。
女は無駄遣いをして、富が消えていくのを意識しない。
そしてまるで硬貨が空っぽの箱から再生して生えてくるかのように、
常にいっぱいの山から硬貨をつまみ上げるかのように、
自分の快楽がどれだけの値段なのか決して考えない。

21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:28:14.61 ID:2vKLhLBk

オカマであることを公言した男が住んで遊んでいて、
右手を震わせながらすべての悪行を約束しているあらゆる家において、
上述の不貞女たちと同様に醜い、全ての女たちを見ることができる。

オカマのコロキュンタやひげの生えたケリードンが飲み物を飲んでも、
この女たちは食い物をけがすこと、神聖な食卓の前に立つことをこの男たちに許し、
割られるべきけがれたコップを洗うよう指示する。
だから、自分の部隊の中でプスュッロスにエウポリウムから遠くへ移動するよう命じる
剣闘調教師のほうが、お前の家の守護神ラールたちよりも清くて善良なのだ。

オカマが醜いチュニックに戦闘用の網を付けず、
同じ部屋に上腕の防具も武具を突く三又も置かず、
裸で闘うことに慣れているのは、どういうことか?
剣闘で隅にいる男たちすら、
裸でアリーナに出ていくような胆力を受け取らない。
また監獄にいる人もこのような筋力を受け取らない。

荒れ果てた墓場の金髪の売女すら、
その男たちと一緒にはアルバーニアワインをもスッレンティーニアワインをも
味わうのを拒絶するだろうに、
妻はお前とその男たちに共通のコップを使わせる。

22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:29:23.79 ID:Y6omsNRt

え、これ今日のスレなの!?

23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:29:55.49 ID:2vKLhLBk

この男たちの助言により女たちは嫁いだり突然出ていったりし、
この助言により弱い精神と深刻な命を維持し、
これを教師として臀部と脇腹の振りかたを学ぶ。
これ以上知っていることを何でも教えてくれる人を、
しかしいつも信じていいわけはない。
オカマは女のように両目をすすで大きく見せ、
サフランで化粧し、網を着てはいる。
しかし声が優しければ優しいほど、また右手が柔らかい性器に
ひっかかる頻度が高ければ高いほど、お前は間男かもしれないと疑われるべきだ。

この男が最も強くなるのはベッドにいるときだ。
そこで踊っていた高級娼婦ターイスが仮面をはぐと、
しなやかなトリパッロスが現れる。

お前は誰を笑っている? 俺にこんなこの狂言を見せても無意味だ。
誓約をしよう。
俺はお前が純然たる男だと断言する。俺は断言するが、お前は認めるのか?
さもないと拷問者の小屋がお前の奴隷少女たちを呼ぶ。

お前たち年老いた友達が助言してくれる忠告を、俺は逐一知っている。

「かんぬきを掛けて、閉じこめろ」
しかし誰がその監視者たちを監視することになるのか?

その男たちは今この淫らな少女の偽計を、この賄賂によって黙秘する。
共犯の犯罪は黙っておかれる。
賢い妻はこれを予測して、その監視者たちから誘惑し始める。

24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:32:36.11 ID:2vKLhLBk

好戦的でない玉なしの男たちと、ずっと柔らかいままの小さな口と、
ひげの生える希望がないことと、
中絶の必要がないこととを好む女たちがいる。
しかし若さの盛りのころ陰毛が黒々と繁って、
成熟した性器が医者たちの手に渡されるときの喜びが一番だ。
だから最初は睾丸に、成長することを命じて待ち、
それらが六百グラムになり始めた後、
ヘーリオドールスが奪い去る。
もうひげが生えないので理髪師の損になるが、それだけだ。
奴隷売りらの奴隷たちを、本物の哀れな不具が悩ませ、
捨てられたひよこ豆の袋が辱める。

遠くからでも見えて誰の目にもとまる、
女主人によって去勢された男が銭湯に入ってきて、
きっと葡萄と庭の監視人にちがいない男を呼ぶ。
あの男は女主人と寝るのだろうが、
しかしポストゥムス、今や荒々しくなり、
今やひげを剃らなくてはいけなくなったブロミウスを、玉なし男にゆだねるなよ。

もし女が歌うことを好むならば、
執政官たちに声を売っているどの歌手の留め金も耐えられない。
楽器が常に両手の中にあり、密集した紅縞メノウがリラ全体を照らす。
優しいヘーデュメレースが作品を演奏するときに用いた、
曲がったバチで弦が数えられる。
このバチを抱き、ここで身をくつろげて、愛しいバチにキスをする。

25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:34:47.46 ID:2vKLhLBk

ラミアとアッピウス姓の一族の出のとある女は、
小麦とワインを供えてヤーヌスとウェスタに問うていた。
ポッリオはカピトーリーニア演奏コンテストの勝利を期待するべきか、
ギターへ約束するべきか、と。

しかし仮に夫が病気だったらこの女は他に何をしたろうか。
幼い息子について医者たちが絶望的だったら何をしたろうか?

この女は祭壇の前に立ち、
ギターの前で頭を覆うのを醜いと思わず、教えられた言葉を、
慣習どおりに述べきって、雌子羊が占いのため開腹されると、
緊張で青くなった。

「いざ願はくはわれに言え。もつともふるき神よ言え。
父ヤーヌスよ、こに答ふ? あめなるひまは大きなり。
ながすべきこと、わに見えず」

この女は喜劇役者たちについてお前に相談する。
あの女は悲劇役者を神に推薦したがるだろう。
腸相占い師は立ち仕事ばかりで静脈瘤を患うことになる。

26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:36:10.82 ID:2vKLhLBk

しかし女が大胆に街じゅうを飛びまわり、
男たちの集会を開くことができ、
夫の面前で軍服を着た司令官たちと、
正面を向いて、乳房を乾かして、自ら話すことができることよりは、
歌ってくれるほうがましだ。

全世界で何が起こっているかを、この同じ女は知っている
――セール人たちやトラーキア人たちが何をしているかを、
継母と子の秘密を、誰が浮気しているかを、どの間男が殺されているかを。
誰がどの月に寡婦を孕ませたか、
各々の女がどんな言葉でいくつの方法でベッドに誘うか、この女は言うだろう。
アルメニアやパルティアの王に危機が迫っていることをその女が第一に知り、
評判と最新の噂を街の門の近くで得て、いくつかの噂を自分が流す。
ニパーテース川が人々の中へ溢れ出たこと、
そこで全ての土地が大洪水に占領されていること、
街が揺らいでいること、陸が沈んでいることを、
あらゆる三叉路で、出会う人皆に告げる。

しかしその邪悪と同じくらい耐えられないのは、
女がいつも貧乏な隣人たちを捕まえて、懇願するその人たちを鞭でめった打ちにすることだ。
というのも、もし吠える声に深い眠りが破られれば、
「お前たち、早くここに棍棒を持ってこい」と女は言い、
それらで先に飼い主を、次に犬を殴るよう命じる。
出会うと厄介な状態となり、最も不愉快な表情をして、夜中に銭湯に行く。
軟膏の瓶と大荷物を運ぶよう夜中に命令し、大騒ぎして汗を流すことを楽しむ。
重いおもりに腕が疲れて下ろされると、
さかしいレスリングトレーナーがクリトリスに指を押しあてて、
女主人の太もも最上部が叫ぶよう駆りたてた。

27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:38:30.25 ID:2vKLhLBk

その間、晩餐会の客人たちは眠気と飢えに駆られている。
とうとうその女がほんのり赤くなって現れて、
ワイン樽をまるまる飲みたがる。
求められたものが満杯の甕で足元に運ばれて、
そこからジョッキでもう一杯、
凶暴な食欲をかきたてるためにと食前にがぶ飲みされる。
それが次には胃を洗って戻ってきて床を叩く。
それは川となって大理石の床を急ぎ、金の排水口がファレルニアワインの臭いを漂わせる。
このように、あたかも深い大甕の中に落ちた長い蛇のように、飲んでは吐き出す。
だから夫は吐き気がし、両目を閉じて胆汁を抑える。

もっと厄介な女というのは、食卓の前に寝そべりはじめると、
ウェルギリウスを褒め、死にかけのエリッサを赦し、詩人たちを対比して比較し、
それから天秤にマローと、その反対側にホメーロスとを吊るす。
文法学者たちは撤退し、修辞学者たちは敗北し、
群衆は皆黙る。弁護士も布告官も、他の女も何も言わないだろう。
あまりの量の言葉が滝のように流れ落ち、
まるでたくさんのどんぶりかドアベルが叩かれているようだとお前は言うかもしれない。
もう誰も、月から月蝕の魔を祓うためチューバやケトルドラムを鳴らして疲弊させなくていい。
この女一人で危機にある月を救えるだろう。

28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:40:01.38 ID:2vKLhLBk

そしてこの女は哲学者として立派な概念に定義を与える。
実際、高度に教育を受けた雄弁な女として見られたがる女は、
脚の中央までチュニックをまくり上げ、
シルワーヌス神のために豚を殺し、
四分の一アスの場末の銭湯に入らなければならない。

お前に嫁いで食卓の前に寝そべっている妻は、
話題の種類を持っていないのかもしれない。
もしくは話を曲解して省略三段論法をねじ曲げているのかもしれない。
そして全ての歴史を知っているわけではなく、
本に載っているいくつかのことを理解できていないのかもしれない。
パラエモーンの文法書を繰り返し読み返しているこの女のことが俺は嫌いだ
――常に言語の法則と理論に注意を払い、
男たちから注意を払われるべきでないトンデモ古典学者として、
未知の詩を私に主張する。
愚かな女友達の言葉を酷評するのはいいが、夫が言葉を誤用しても許されるべきだ。

29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:41:57.93 ID:2vKLhLBk

女が自分に許さないものはなく、何も醜いと思わない――
緑の宝石を首に巻き、長くて大きい耳飾りを耳に付けているときは。
金持ちの女より耐えがたいものはない。
そうしているうちに、醜くて笑える外見となった顔は
パックだという多量のパン生地により膨れ、
もしくは厚いポッパエアーヌムのクリームをにじませる。
こうして哀れな夫の唇はキスにより汚れる。

妻は間男のところには肌を洗ってから来る。
家ではいつ美しく見られたがる?
甘松香は間男たちのために用意される。
痩せたインド人たちがここにもたらすあらゆるものが、この男たちのために買われる。

妻はとうとう顔をあらわにして最初の顔パックを横に置き、
本人だと認識できるようになりはじめる。そして乳風呂であったまる――
もし北極に追放されるなら、追放されたこの女は
その乳風呂のために雌ロバを連れて出ていく。

しかしこんなに多くのさまざまな薬に覆われて温められていて、
焼かれたパンや湿ったままの冬小麦の塊をあてがわれているものは、
顔と呼べようか、それとも腫瘍と呼べようか?

30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:43:37.68 ID:2vKLhLBk

女たちが一日じゅう何をして何をし続けているのか、
深く知るよう注意する価値はある。
もし夜に夫が背を向けて横になり、紡績女工長が鞭うたれたあと消え失せると、
化粧担当の奴隷女たちが、次に鞭うたれるためチュニックを脱ぐ。
リブルニア人の駕籠担ぎは遅刻してきたと言われ、
別人の怠惰の罪をかぶって罰金を支払うよう強要される。
この男は背中で竹を折り、あの男は鞭で赤くなり、この男は革で赤くなる。
拷問者たちに年金を与える女たちもいる。

拷問者は鞭うつ。その間妻は顔にパックを塗り、女友達の話を聞き、
装飾された外套についた太い黄金を検める。

さらに鞭うつ。妻は横書きの長い日記を読みなおす。

さらに鞭うつ。とうとう拷問者たちが疲れるころ、
もう取り調べは終わったからと「出ていけ」とどなる。

家の監督がシキリアの宮廷より優しいということはない。
というのはもし妻が逢引きの約束をして、いつもより上品に着飾ろうと願い、
急いでいて、もう庭で、あるいはむしろ
イシスとかいう女郎屋女将の神殿のところで待たれていて、
自身はボサボサの髪をした不幸なプセカスが
肩まで脱ぎ乳房を露わにして女主人の髪を整えていれば、
「この巻き髪はなぜ高めなの?」
と闘牛のように、巻き髪の罪と悪行を即座に罰する。
プセカスが何の罪を犯したのか?
お前が自分の鼻を好まなかったとして、それで少女にいったい何の落ち度がある?
――左の髪を伸ばして梳いて丸く巻いているのは別の奴隷女だ。

31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:45:36.29 ID:2vKLhLBk

針仕事を勤めあげて辞め、羊毛の紡績仕事にあてがわれている母奴隷が評議会の中にいる。
最初に意見するのはこの女の役目になる。
この女の後、年齢や技能の劣る奴隷女たちが意見を述べることになる。
名誉や生死の分かれめかというくらい、
美の追求への関心は大きい。

何層も髪を圧し固め、さらにいくつもの構造により高い頭を建築する
――前からは背の高いアンドロマケーに見えるだろうが、
後ろからはそれより小さい。お前は別人だと思うにちがいない。
もしこの女が背の低い小さな体をクジ運悪く引いてしまっていて、
厚底靴なしには小人ピュグマエイー族の乙女より低く見え、
間男のすぼめた口までつま先立ちで軽々背伸びするとしたら、どうだ?

その間、夫へは何の注意も払われず、損失額が言及されることもない。
妻はあたかも夫の隣人であるかのように生きる。
夫の友達と奴隷たちを嫌うという点についてだけ、文字通りの隣人よりも夫に近い。
精神衛生上厄介だ。

32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:47:16.53 ID:2vKLhLBk

見ろ、気狂いベッローナと神々の母とを崇める歌舞団と、
それから陰部の小さいことで美を敬われるべき異様な片端男が入ってくる。
その昔、その男はもぎ取った陶器の破片で柔らかい性器を切り落としたのだ。
耳障りな群衆も平民の太鼓もその男に服従する。
その男の頬はプリュギアの頭巾に覆われている。
その男は大声を発して、九月と南風の到来を恐れるよう命じる
――ただしもし百個の卵を供えることで自身を浄化し、
かつ古い深紅のチュニックをその男に贈ることによって、
まる一年分一度に免罪できている場合を除く。
差し迫る、予期せぬ大きな危機がいずれもそのチュニックに入って、
その男に渡るのだそうだ。

信者の女は氷を割って冬の川に降りていき、
朝のチベリス川に三度もぐり、
まさにその渦巻きによって臆病な頭を洗い流し、
それから傲慢王の土地じゅうを、裸で震えながら、
膝を血まみれにして這いまわることになる。
もし白牛イーオー神が命じたならば、
女はアエギュプトゥスの果てまで行って、
要求された水を暑いメロエー市から運び、
そうしていにしえの羊小屋のすぐそばに立つイーシスの神殿に撒くことになる。
実際、まさにその女神の言葉によって自分が助言されているものだと信じている。
おいおい、神々が夜中に語るときに秘めている魂と精神といったら!
だから胸を叩いて嘆いている人々を嘲笑うアヌービス神として、
亜麻を着た群れと禿げの群れに囲まれて走っているこの男が、特別の、最高の名誉を受ける。

33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:48:43.65 ID:2vKLhLBk

禁欲を遵守するべき神聖な時期、
カドゥルキア亜麻のベッドシーツをけがせば大きな罰を受けなければならず、
銀の蛇が頭を動かしたのが目にできる時期に、
人妻が同衾を控えないときに、いつもその男が慈悲を乞う。
大きなガチョウと薄いケーキとで言うまでもなく腐敗しているオシーリス神が
罪の赦しを拒否しないよう、その男の涙と考え抜かれた祝詞が保証する。

その男が場所を譲ると、
ユダヤ乞食が持っているはずの籠と干し草を捨てたユダヤ女が
震えながら乞食し歩いてきて、女に耳打ちする。
このユダヤ女はソリュマ市の法の解説者である偉大な尼であって、
木と最高天の信心深い使者だ。
女はユダヤ女の手に銭を握らせるが、さっきより少なめだ。
お前が望むだろうあらゆる予言を、ユダヤ人たちは少ない銭で売ってくれる。

アルメニア人やコンマーゲーネー人の内臓占い師は
まだ温かい鳩の肺を引きずり出すことで、
若い恋人の登場や子なしの金持ちの巨大な遺産の分与を約束する――
鶏の胸や犬の内臓や、時には男の子の内臓をまさぐって、
仮に他人が同じことをしていたら自分自身が告発するようなことをするだろう。

だがカルダエア人たちに寄せられる信頼はもっと大きい――
何でも占星術師の言ったことなら、
ハンモーン神の泉によって答えられたことだと女たちは信じる。
なぜならデルポイの神託は停止していて、
未来の霧は人類を罰しようとしているからだ。

34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:50:07.52 ID:2vKLhLBk

しかしこれらの中でも特別なのは、頻繁に追放されている占星術師である。
その男との交友と、銭で売り出されている予言の書字板とによって、
オトーから恐れられていた大市民が死ぬ。
もし両の手が鉄の手錠によって鳴り、
陣営内の監獄で長い間過ごしたとなれば、それだけ占術への信頼が高まる。
有罪判決を受けたことのない占星術師に才能のある者はない。

しかしほぼ死にかけで辛うじてキュクラデス諸島まで島流しにされ、
ようやく小さなセリーポス島から解放されるという目に遭った占星術師に、
お前の妻タナクィルは黄疸に罹った義母の、死の遅さについて相談する。
しかしそれ以前にお前について相談し――
いつ義姉と義叔父たちを墓送りにできるのか、
自分より間男が長生きするのか、と相談している。
実際、神々が与えられる恩恵に、これより大きなものがあろうか?

しかし、不幸の土星が何を脅かすか、
幸運の金星がどの星とともに昇るか、
何月が損失に、いつが利益につながるか、この女は知ろうとしないのだ。

35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:51:22.84 ID:2vKLhLBk

厚い琥珀のような、使い古された日記が
両手の中に認められる女と出会うことも、避けるよう気をつけていろ。
この女は誰かに相談するのではなく、今度は相談を受けるほうだ。
トラスュッロスの数術により引き止められたら、
夫が城砦に向かおうが祖国に向かおうが、この女は一緒に行くまい。
第一里の塚まで駕籠に乗って行きたいとき、出発時刻は本から選ぶ。
もし目の隅が乾いてかゆいならば、誕生日の星を調べて目薬を求める。
病気で横になるとしたら、ペトシーリスが指示した時刻より他には、
食事を摂るのに適切な時刻は考えられない。

もしそこまで金持ちでなければ、戦車競技場両端の柱の間を回ったり、
くじを引いたり、何度も賛同を求める占い師に額や手を見せたりするだろう。

金持ち女たちには、プリュギア人の鳥占い師が返答を与えて金を受け取るだろう。
星や宇宙の専門家が、広場に落ちた雷をお祓いして埋める長老が、返答を与えるだろう。

平民の運命が戦車競技場や城壁で宣告されている。
はだけた首に長い金のネックレスを見せびらかしている女が、
攻城塔や戦車競技場両端のイルカ柱の前で、
商店主を捨てて軍用マント売りに嫁ぐべきかと相談している。

36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:53:05.78 ID:2vKLhLBk

しかしまたこちらの女たちは出産の危険を経験し、
運命に駆られるままに全ての乳母労働に耐えている。
だがそれは貧乏な女ばかりで、黄金のベッドに横たわる産褥期の女はほとんどいない。
女の技能と薬はとても強力で、不妊にしたり銭で腹の中の人間たちを殺したりできる。

喜べ不幸者よ、何でもいいからそこにある飲み物をお前自身で掲げろ。
というのは仮に妻が妊娠したがっていて、
跳び出てくる子供によって腹を痛めたがっていたならば、
お前はたぶん黒んぼの父親になっていたことだろう。
お前が朝に決して見たがらない、くすんだ色の相続人が、
遺書をいっぱいにしていたことだろう。

汚れた池にしばしば捨てられている子供と、
欺かれた夫の喜びと誓いについて、俺は軽く触れよう――
しばしばそこで拾われた子供がサリアの高僧となり、
偽りの体でスカウルス家の名を名乗ることになる。
夜、淫らなフォルトゥーナが立って裸の赤子たちに微笑みかけ、
その子たちを胸全体で温め包みこむ。
そして高貴な家族に差し出して、自分のために秘密の狂言を準備する。
その子たちを愛し、その子たちのために自分の力を注ぎ、
あたかも自分の子のようにいつも養子たちを養育する。

37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:54:44.47 ID:2vKLhLBk

こちらの男は魔法の呪文を持ってくる。こちらの男はテッサリアの媚薬を売る
――夫の精神を乱し、足裏で臀部を蹴ることができるよう用いる媚薬だ。
それでお前は馬鹿になり、頭にもやがかかり、
ついさっきしたことさえ大忘れするようになる。
しかしそれは耐えられることだ――
仮にいつもお前が、ひびだらけの大甕へ水を運びいれることがなければ。
怒れるパラリス王に俺らの王からだとしてお前が与えたのだとか言っていたはずの
その荷物を、水漏れしているまさにその甕に入れていつも抱えていることがなければ。
カエソーニアが震える子馬の額から作られた媚薬をすっかり飲ませた後の、
ネローの母方のあの叔父のように、お前が怒り狂いはじめることがなければ。
指導者の妻がすることを、しない女が誰かいるだろうか?
カエソーニアのせいで皇帝が狂い、そのせいで全てが燃え、継ぎめが折れて崩れ落ちる
――仮にユーノーが夫を狂わせていたとしたら起こっただろう状況と何も違わない。

だからアグリッピーナの毒キノコはまだ害が少ないことになる。
なぜならそれは老人一人の横隔膜を圧し潰しただけ、
天へ落ちるよう震える頭に命じただけ、
唾を長く垂らすよう唇に命じただけだ――
この媚薬は剣と火を呼び起こす。この媚薬はゆがめる。
この媚薬は、元老院議員らを滅多切りにして騎士たちの血と和える。
雌馬の子から作られた媚薬がこれほどの、一人の魔女がこれほどの、代償を求める。

女たちは妾の息子を嫌う。
誰も反対してはいけない。誰も禁止してはいけない。
今現在、継子を殺すのは合法だ。
多めの資産を有する、父亡きあと母に後見されている子供よ、俺はお前たちに助言する。
命を守れ、そして食卓を信じるな。
死の菓子パンは母の毒で熱くなっている。
お前を産んだ女が差し出したものは、どれも事前に誰かに噛んでもらえ。
飲み物のコップは臆病な家庭教師に事前に味見してもらえ。

38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/27(水) 23:58:14.72 ID:2vKLhLBk

確かにこの諷刺詩は悲劇役者の厚底靴を履いているのであって、
俺らはこれをでっち上げている。
先人たちの則と法を越え、ソポクレースのように大口をあけ、
ルトゥリアの山々にもラテンの空にも知られない歌をわめき散らかしている、のかもしれない。

俺らが嘘つきだったらよかった。でもポンティアが叫んでいる。

「私がやった。告白する。私が自分の子供用にトリカブトを用意した。
それはばれて明らかとなっているが、私は自分でその悪行をやりきった」

「お前かね、最狂のマムシよ、一回の食事で二人を殺したのは?
お前が二人を?」

「もし七人そこにいたなら七人でも」

残忍なコルキス女やプロクネーについて、
悲劇詩人たちによって言われていることを、
俺らはどれも信じよう。
俺は何も反対しようと思わない。
あれらの女たちは蛮勇にも自分の時代に大凶事を起こしたが、
銭のためではなかった。
怒りがこの性に害意を抱かせ、
女たちが肝を焼く怒りによって急かされ突進するときは、
どんな大凶事でも驚きは小さい――
あたかも尾根から割れた岩が、山という支えを失い、
垂直な坂に運ばれて落ちていくように。

39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/28(木) 00:00:09.68 ID:QqxUs9mE

計算づくで、正気のうちに無類の悪行をする女に俺は耐えられない。
夫の運命を引き受けて身代わりに死ぬアルケースティスの悲劇を、
女たちは観劇している。
なのに仮に似たような(運命の)交換が許されれば、
夫の死をもって雌の子犬の命を守りたがるだろう。

朝、数多くのベーリスたちやエリピューレーたちのような悪女がお前に出くわすことになる。
クリュテームネーストラのいない道はあるまい。
大事なのは、かのテュンダリスは両の手で
ぶきっちょな馬鹿げた戦斧を抱えていたけれども、
今では毒ガエルの小さな肺で事がすまされるということだ。

しかしそれでもポントゥス州の、三敗王の発明した解毒剤を
注意深いアトリーデースが飲んでいたら、剣が用いられることもある。

終わり

40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/28(木) 01:48:22.61 ID:mDTMKDjJ

どっかのラテン文学の翻訳か
まさか自作じゃあるまいな

41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/28(木) 07:49:20.33 ID:4ozrjUw2

ユウェナリスの六番
二千年前から同じ言動をしている女と
二千年前から平和ボケのせいだ昔はこうじゃなかったにちがいないと夢想している男
人間はアップデートしないのだ

42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/28(木) 12:25:43.88 ID:q98imW4Q

思ってたより長くてワロタ

43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/04/29(金) 00:22:10.87 ID:ciLu98ci

やまなしおちなしいみなし

44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/06/27(月) 07:15:58.92 ID:YLp4XHwT

自作?

45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/06/27(月) 17:23:27.97 ID:6LLO2Hji

原文は https://www.thelatinlibrary.com/juvenal/6.shtml
翻訳は自作

46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/06/27(月) 19:29:22.23 ID:6LLO2Hji

以下見どころ

> ボケ、本当に奴隷が人間だと? o demens, ita seruus homo est?
女上司がいかにも言いそうなせりふ

> いつも大量の涙が、いつも持ち場に待機していて、
> どんなふうに流れ出ろと命じるのか、その女を待っている。
これは今でいうぴえニスト

> あなたが叫ぼうが、海と空を取り違えようが、私は人間だ」
「私たちは人間です!」と叫ぶ女を見るといつもこの一節が思い浮かんで笑える

> オカマであることを公言した男が住んで遊んでいて
オネエの占い師を女は信用しがち

> 女がいつも貧乏な隣人たちを捕まえて、懇願するその人たちを鞭でめった打ちにする
女は貧乏人を人間だと思わない

> 銭で腹の中の人間たちを殺したりできる
アメリカで子殺しが禁止されて憤慨しまくってる女たちを思い浮かべよう

> 夫の死をもって雌の子犬の命を守りたがるだろう
morte uiri cupiant animam seruare catellae.
これなんかは真理を簡潔に表現していて暗唱するのによろしい

47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/06/27(月) 20:21:42.23 ID:6LLO2Hji

> というのも、俺ら(男)の喜びの、何と少ないことか nam quantula nostra uoluptas!

こういうのは二千年前のローマと男女平等な現代だけの悩みなのか
男が強かった良き時代というものがあって
そのころは違ったのかというとそうではない

これは1918年の本
https://en.wikisource.org/wiki/Juvenal_and_Persius/Juvenal%27s_Satires_Summarised

十何個もあるユウェナリスの詩全体の概説のうち
半分くらいを割いてこの六番のすばらしさが語られている

昔はよかったなどと考えてはいけない
昔も悪かった
二千年前も百年前も今もいつの世も変わらず女はこんな感じだった


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