しかし、ウルシディウスはユリウス法がお気に入りだ――
可愛い跡継ぎをもうけたがっているが、そうするともう大きなキジバトも
ヒメジのヒゲも食えなくなるし、食い倒れ市場には通えなくなる。
もしウルシディウスが誰かと結婚したら、何ができなくなると思う?
もし、かつて最も有名な間男であったあの男が、
寝取られラティーヌスの箪笥の中にあれほど何度も隠れてきたあの男が、
今結婚というくつわに愚かな口を差し出したら?
そしてそこで保守的な女たちの中から妻が探されているのはどうなのか?
ああ医者たちよ、膨れすぎた血管を瀉血しろ、あの人の強欲を!
もし人柄の貞淑な妻がお前に出会ったならば、
タルペイアの敷居に礼をして拝み、
金で飾った若い雌牛をユーノーのために殺せ。
ケレースの髪飾りに触るに値する女、
その口付けを父が怖がらない女は少ない。
門柱に花輪を付け、敷居じゅうに厚く木蔦を張れ。
ヒベーリーナが一人の男で満足するか?
その女が片目で満足するよう強要するほうがまだ楽だ。
それでも、父親の田舎に住んでいる女の評判が高いことはある。
もしその女がガビイー市でも田舎にいたころと同じ暮らしをするならば、
フィーデーナエ市でもするならば、父親の田舎というのを俺は認めよう。
しかし山や洞窟で何もしなかったことを誰が確証する?
もはやユッピテルもマルスも年老いたのか?