おまいらに振られた俺さんとの対話

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:35:16.50 ID:SBPfGm1P

やあ俺さんかね。なぜあんたがこんなにも頻繁に、敗北したマルシュアースのように
悲しげに眉をひそめながら僕に会いに来るのか知りたいもんだ。
濡れたひげでロドベーの股間をすりすりしている最中に見つかったラーウォラみたいな事情が、
そんな表情をするあんたにあるのか?
奴隷がクッキーを舐めていたら、僕らは平手打ちをくらわせる。
三倍の利息を支払う決心をして巡り歩いても
金を貸してくれる愚者を見つけられないクレペレイユス=ポッリオでさえ、
こんな表情ほど哀れではないだろう。なぜ突然、
そんなにたくさんのしわが? 確かにあんたは少ない賃金で満足しつつ、
騎士のような奴隷をしていた。食事会では痛烈なジョークが得意で、
市内で生まれる洒落を熱心に追っていた。

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:37:08.14 ID:SBPfGm1P

今はすべて逆だ。表情は重苦しく、乾いた髪はボサボサの林、
かつて温かいヤドリギ粘液を塗ったブルッティウス包帯による脱毛が
あんたに与えていたような輝きは肌全体に少しもなく、
脚は毛が生えたまま放置されていて汚らしい。
長期間の四日熱としばしばの持病に悩んでいる老いた老人のような痩せ方は、なぜだ?
病んだ身体にひそむ精神を苦しめるものを、あんたは見つけるべきだ。
そして喜びを見つけるべきだ。表情はその苦楽によって
どちらの衣装でも着る。だからあんたは、生き方が変わってしまって
これまでの生活と逆を行くように見える。

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:38:20.35 ID:SBPfGm1P

実際思い出してみると、近頃、イーシスを祀る神殿やら、
パークス神殿のガニュメーデース像やら、よその母を祀る人里離れた神殿やら、
神聖なはずのケレース神殿――というのも女が体を売っていない神殿があるだろうか――やらに、
アウフィディウスより有名な遊び人だったあんたは足しげく通いつめていたし、
あんたは秘密にしているつもりかもしれないが、その夫たちにも色目を向けていた。

4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:39:54.42 ID:SBPfGm1P

(俺)「このような生活は多くの人にとっては有用だけれども、俺にとって
そこには努力する価値がない。
時々、衣服の上に羽織る、荒くどぎつい色をした、
ガッリア人織工の櫛で下手糞に叩かれた、分厚い外套と、
二級鉱脈の銀を使った粗悪なビタ銭とを俺らは受け取る。

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:41:51.71 ID:u8doNDGe

どことなくアメリカンな文体

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:42:06.30 ID:SBPfGm1P

「運命が人間を支配する。服が隠している部分にも
運命はある。というのも、もし星々が人の守護をしなければ、
強大な秘部の精力も、何の役にも立たない――
たといウィッローが唇から泡を吹きながら、裸の男を
見ているとしても、魅惑的な厚い手紙が頻繁に
誘惑してくるとしても、「釜が男子をして入惑せしむ」のだしても。

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:43:40.00 ID:SBPfGm1P

「しかしあの女々しい守銭奴を超える怪物なんているのか?
『これらを僕は贈り、それからあれらを与えた。俺さんはまだまだ持っていった』

8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:45:03.03 ID:ZT/q+I6T

すまんなノンケなんだ

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:45:10.47 ID:SBPfGm1P

「おまいらは計算しつつ尻穴を振る。よく考えるべきだ。
奴隷たちに計算板を持ってこさせよう。すべてのものについて
五セステリウスを数え、さらに労働を加味するべきだ。
内臓の中でおちんぽを駆り立てることは、容易で楽なことなのか?
そしてその中で、前日の食い物にこんにちはすることは、まともなことなのか?
畑を掘る奴隷のほうが哀れでないだろう――
主人を掘るよりは。しかしおまいらは、自分が優美で美しい少年で、
ガニュメーデースよろしくワイングラスと天国に値するとしらふで思っていた。

10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:46:58.66 ID:SBPfGm1P

「卑しい腰巾着には、取り巻きには、いつも寛大であろうものを、
今は頭の病気のせいで、銭を贈る決心がつかないのか?

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:48:21.54 ID:SBPfGm1P

「おい、誕生日が戻ってくるたびに、
あるいは春雨が始まって、敷物の敷かれた長い椅子に乗ったオカマが
秘密の贈り物を手繰り寄せる母の日に、
おまいらが緑色の傘や大きな琥珀を贈るべき相手は誰だ。

12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:50:23.30 ID:SBPfGm1P

「なあスズメ、おまいらは誰のためにこんなにたくさんの山を、
こんなにたくさんのアープリアの土地を管理しているのか。
あんなにたくさんのトンビを、自分の牧場の中で疲れさせているのか?
トリフォリウム山の畑や、クーマエの稜線の高みや、穴ぼこだらけのガウルス山が、
実り多いブドウでおまいらを満たしてくれている。
どうせ余るブドウ果汁のために、さらなる甕に栓をする奴はいないのだから、
一ヘクタールやそこらの土地にとって、疲弊したヒモの股間に贈り物をすることが、
いかほどの苦労だったか! この田舎の赤子と、
母と小屋と、遊びの友なる子犬を、俺に残すのではなく
シンバルを叩いている友人に遺すほうがよいというのか?

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:51:45.39 ID:SBPfGm1P

「『君は取り立てが強欲だ』とおまいらは言う。しかし俺自身奴隷に払わなくてはいけない賃金が
『取り立てろ』と叫ぶ。賢いウリクセースが脱出するために通り抜けた隻眼の巨人
ポリュペーモスの大きな目のように、一人だけいる奴隷が俺を呼んで賃金をせびる。
またもう一人買わなくてはいけなくなる。こいつだけでは足らないからだ。二人を
養わなくてはいけない。冬が息を吹く季節、俺はどうすればいい? 何を、おい、
十二月の北風にさらされる奴隷たちの肩甲骨と足に向かって、何を俺は言えばいい?
『耐えてくれお前ら、蝉が来るのを待ってくれ』と?

14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:53:22.03 ID:SBPfGm1P

「だがもしおまいらが他のことを見ないことに、無視することにするとして、
おまいらはこれがどれだけの価値だと思っているのか――もし俺がヒモとしておまいらに尽くしていなかったら、
献身していなかったら、おまいらの妻は処女のままだろう?

15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:56:32.07 ID:SBPfGm1P

「おまいらがどんな様子でそのことを、どれだけ頻繁に求められていたか、いくらの報酬を約束したか、
おまいらは知っている。逃げてばかりの少女を
俺は腕の中に捕まえた。少女は契約書も破ってしまい、そのとき
ハンコを押していた。おまいらは扉の外でおいおい泣いていて、俺は一晩かけて、
この仕事をしぶしぶ遂行した。俺の証人はベッドとおまいらだ。
おまいらにはベッドの音と奥さんの声が届いたのだから。

16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 20:59:02.45 ID:SBPfGm1P

「不安定で離れ始めた、そしてもはやほとんど別れてしまった
夫婦仲を、たくさんの家で守ってきたのは間男だ。
おまいらはどこで答えを逡巡しているのだろう? どう言葉を切り出し、何を結論に置くのだろう?

17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:01:30.34 ID:SBPfGm1P

「じゃあ何の価値もなく、不快で不実なことなのか――
俺の種のおかげでおまいらに息子か娘が生まれることは、何でもないのか?

18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:03:44.05 ID:SBPfGm1P

「実際おまいらは子を掲げあげ、戸籍本にその人の証明を書き込むことを喜ぶ。
玄関に花輪を吊るせ――
もうおまいらは父親だ。悪い噂を防ぐための、盾にできるものを俺らは与えた。
俺のおかげでおまいらは親としての権利を得て、相続人として指名される。
おまいらはすべての遺産を得る。相続人のいない他人のぼた餅も得るかもしれない。
それからもし俺が数を、三人の子を孕ませたら、ぼた餅に続けて
たくさんの法的優遇が付いてくる」

19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:06:16.27 ID:SBPfGm1P

なあ俺さん、あんたが怒る理由はもっともだ。しかしそれに対してそいつは何と答えるのか?

20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:08:51.64 ID:SBPfGm1P

(俺)「奴は無視して、別の二足のロバ君を自分のために探している。
これらの秘密をお前一人の中に隠しておくよう気を付けろ。
俺の不満をお前の中に留めて黙っていろ。
というのも、軽石で脱毛しているような男が敵になると、死をもたらす危険がある。
さっきまで秘密事を実行していたやつが、憎しみに燃え上がっている――
あたかも俺が、知っていることをすべて暴露しているかのように。こいつは剣を手に取り、
棍棒で頭をかち割り、両開きの扉に蝋燭を当てることを
ためらわない。お前は俺の言葉を軽蔑したり見下したりするべきじゃない。なぜなら
こいつの資産からすれば、毒の市場価格は決して高くないのだから。
だからアテーナイのマルスの議事堂のように、お前は秘密を守ってくれ」

21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:12:44.70 ID:SBPfGm1P

おおコリュドン、コリュドン、金持ちが何かを秘密にできると
あんたは思うのか? たとい奴隷たちが黙るとしても、駄馬が、
犬が、柱が、大理石が語る。たとい窓を閉じ、
隙間をカーテンで覆い、扉を締め、灯りを取りさり、
中央から皆を去らせ、誰にも近くに横たわらせないようにしても、
その金持ちが第二のニワトリの鳴き声にあわせておこなうことを、
夜明け前には隣の店主が知るだろう。そして
祐筆と料理長たちと給仕たちが一緒になって作り上げた話を
その店主は聞くだろう。実際、こいつらが主人たちに対して、何の犯罪を共謀することをためらうか。
どれだけ頻繁に、噂を流すことで鞭への復讐をしているか?

22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:18:03.59 ID:SBPfGm1P

それに、嫌がるあんたを街じゅう探し回り、
哀れな耳が酔いつぶれるまで噂話を注ぎ込む、ワイン臭いやつがいなくなることはないだろう。
だからあんたはついさっき僕に求めたことを、一言一句そいつらに求めるべきだ――
そいつらを黙らせなくてはいけない。しかしそいつらは秘密を暴露するほうが好きだ――
サウフェイアが人々のための奉納として飲んでいたのと同じだけ、
主人の家から盗んだファレルニアワインを飲むことよりも。

23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:21:00.22 ID:SBPfGm1P

だから正しく生きるべき理由は極めて多いけれども、
特に奴隷の舌を軽んずることができるように、正しく生きるべきなのだ。
さまざまの理由がある中で、特に奴隷たちの舌を
軽んずることができるように――なぜなら邪悪な奴隷の体のうち、最も悪いのは舌だからだ。
しかしもっと悪いのは、おのれの小麦と銭で命を守ってやっている奴隷たちからも
自由になれないこいつだ。

24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:23:53.21 ID:SBPfGm1P

(俺)「いまお前は有用な、しかし大雑把な助言をくれた。
時間を無駄にしたあと、期待が裏切られたあとである今、お前は俺に何を助言するのか?
実際、儚いお花ちゃんと、短くて哀れな人生の中でも最も短い期間は、
すぐに消えていく。
俺らが飲んでいる間に、花輪と軟膏と少女を
求めている間に、老年は気づかないうちに這い寄ってくる」

25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:26:15.16 ID:SBPfGm1P

心配するな。このあたりの丘が無事に立っているかぎり、
あんたが淫乱な友を見つけるのに困ることは決してないだろう。そこにはあらゆるところから
馬車に乗って船に乗って、誰もが集まってくるだろう――
女のように、髪が乱れるのを恐れて一本指で頭を掻く男たちが。
より良い相手が他に見つかる希望が残っている。
あんたはただ強壮効果のあるキャベツに歯を押しつけていろ。

26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:29:12.44 ID:SBPfGm1P

(俺)「こういう例は幸せな奴らに用意しろ。だが俺の運命の女神クロートーと
ラケシスは、おちんぽで子宮を養ってあげると喜ぶのだ。
おお俺のかわいいラールたち。少しの乳香や
小麦と薄い花輪を供えて俺はいつもお前らに祈ってきた。
俺の老年が茣蓙と杖の生活にならないよう守ってくれる何かを、俺はいつになったら確保できるのか?

27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:32:32.99 ID:SBPfGm1P

「保証付きの二万の利子、
純銀製の小さな壺が数個――
いやこれはファブリキウス監査官が咎めるかもしれない――、それからモエシー族出身の
つわもの二人――肩を使って駕籠を運び
騒がしい円形競技場に安心して立つよう俺に命じてくれる――、
それに加えて背の曲がった彫刻師がいてほしい。あともう一人、
たくさんの肖像画を素早く描けるやつ。これで十分だ。

28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:36:51.74 ID:SBPfGm1P

「おまいらを失った俺はもう文無しになるしかないのだから、
こんな祈りはみじめで、これらは決して期待できない。
なぜなら俺がフォルトゥーナの名を呼んでも、
あの女は船から持ってきた蝋で耳穴をふさいでいる――
漕ぎ手の耳をふさいでシキリアの歌声を逃れたときの蝋を。

(おわり)

29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2022/05/25(水) 21:45:32.01 ID:gQEKlxhm

(おわり)まで読んだ


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