P「美希、貴音、響。お前らは明日から俺のウォードッグ隊だ」
P「文句もあるだろうが人手が足りん。この編成でいく」
P「美希、居眠りして遅れるなら置いていくぞ」
P「貴音、あんな飛び方してたら、いつか落ちるぞ」
P「響、おしゃべりばかりしてると舌噛むぞ。あとハム蔵は置いていけ」
ユニークな男が隊長になっていると聞いて、国境の島へ取材にやって来た。
なるほど、このベテランに鍛えられれば、若者たちも手強いパイロットに育つだろう。
平和に一番遠いこの島で、平和を守って飛ぶ彼ら。
P「美希、貴音、響。お前らは明日から俺のウォードッグ隊だ」
P「文句もあるだろうが人手が足りん。この編成でいく」
P「美希、居眠りして遅れるなら置いていくぞ」
P「貴音、あんな飛び方してたら、いつか落ちるぞ」
P「響、おしゃべりばかりしてると舌噛むぞ。あとハム蔵は置いていけ」
ユニークな男が隊長になっていると聞いて、国境の島へ取材にやって来た。
なるほど、このベテランに鍛えられれば、若者たちも手強いパイロットに育つだろう。
平和に一番遠いこの島で、平和を守って飛ぶ彼ら。
昨日、隣国ユークトバニアの所属機が領空侵犯。ここサンド島のオーシア空軍がスクランブルし交戦した。
この事実は伏せられている。
それを知っている私も島を出ることが出来ない。
P「向こうも撃ってきたんだ。命令違反なんていつものことさ」
善永「交戦を伏せるのはなぜでしょうか。それにユークトバニアは前のベルカ戦争以来の友好国ですし」
P「さてね。それは政治の仕事だ。軍人は口をつぐめと言われれば、そのとおりにするだけさ。善永さんには申し訳ないが」
善永「いや、そんなことは」
律子「本当は一番気にしてるくせに、プロデューサー殿は素直じゃないんだから。プロデューサー殿にはユークに―」
P「古い話だ」
副官「たった今、あなたを閉じ込めている理由がなくなった」
副官「ユークトバニアが宣戦布告した。宣戦同時攻撃だ」
副官「ここも空襲に備える」
サンド島への空襲はかなりの規模だった、らしい。
実際のところ、先行したウォードッグ隊と後続のスクランブルで片が付き、基地の被害はほとんど出なかった。
唯一の被害と言ってもいいP大尉は、星井少尉をかばって被弾しベイルアウト。
海域の安全が確認され救助ヘリが到着した時、海上に彼の姿はなかった。
美希「聞いて、プロデューサー。…ミキ、変わる!今日…、ううん、今から!!」
美希「本気で一番のエース、めざす。もう中途半端して、ガッカリさせるのヤだから」
美希「だから、待っててね。ハニー」
貴音「わたくしも居りますよ、美希。共に目指しましょう」
響「自分だって居るぞ。プロデューサーが帰ってきたら、びっくりさせてやるさー」
この日、彼女たちは少し強くなった。
再びサンド島は強襲された。オーシア本土への上陸作戦の一環だ。
サンド島基地司令官の黒井大佐が珍しく激励をし、防衛作戦にのぞんだ。
大気機動宇宙機アークバードによる潜水艦シンファクシへの打撃もあったが、ウォードッグ隊の戦果は凄まじかった。
食堂でのささやかな慰労会は、今はさながら祝勝会の様相だ。酒は出ていないはずだが。
善永「秋月特務少尉、お疲れ様です。貴女のサポートがあってこそ、と評判ですよ」
律子「そんな、私なんて何もしていません。彼女たちとプロデューサー殿が積み上げてきた結果です」
善永「そういえば、Pさんとは前の戦争からの付き合いだとか」
律子「…ええ、戦場で撃墜されましてね。プロデューサー殿も撃墜されて、助けて逃れてきてからの付き合いですね」
律子「腐れ縁てやつです」
ウォードッグ隊は欠員を補充することなく、正確には彼女らが望まず出来ないまま、星井さんを隊長とした3機編成になった。
強力な切り札アークバードが破壊工作にあったものの、ウォードッグ隊は軍港に打撃を与え、潜水艦リムファクシを撃沈する活躍を見せた。
制海権はオーシアのものとなった。
そして、遂にユークトバニア上陸作戦が決行された。
だが、彼女たちの顔に笑顔はない。
響「こんなのって」
貴音「これ以上の侵攻。何を望むというのでしょうか」
美希「…」
ここ数日の報道はおかしい。
復旧の目処が立っていないアークバードが活躍し、ウォードッグ隊の戦果は誇張され英雄扱いだ。
そこに大統領府に居る記者仲間から「大統領が雲隠れした」という情報を得た。
オーシア軍は上陸したものの、そこから先へ進軍できずにいるのはそのせいか。
秋月さんに探りを入れてみる。
律子「まさか『灰色の男たち』が。…あっ、な、なんでもありませんよ!」
『灰色の男たち』、噂に聞いたことがある。武器商人で前の戦争も彼らが裏で暗躍していたとか。
爆撃任務から帰投した我那覇さんが、不機嫌に宿舎へ戻ってきた。
帰投中に味方部隊から攻撃を受け、逃げるしかなかったというのだ。
星井さんと四条さんが、その件で副官の元に確認に行ったという。
響「8492飛行隊っていう変態さー」
律子「8492隊って、副官の元いた隊じゃない!」
善永「それって!」
響「え?」
律子「まずいわね。司令官のところに行きましょう」
黒井「ウィ、私も今呼びにやるところだったよ。秋月律子特務少尉」
黒井「それとも、こう呼んだほうがよかったかね?秋月『フクロウ』律子大尉」
律子「!?」
黒井「君たちはPと共にスパイ容疑がかけられている。逃亡すれば、どうなるか分かるね?」
黒井「響ちゃん、残念だ。961プロに敗者の居場所は無い。早々に立ち去るがいい」
響「自分、負けてないぞ?」
要するに、秋月さんは彼女たちを連れて逃げろ、ということだった。
黒井大佐でも守り通すのが難しい相手だというのか。
黒井「高木の犬め、早々に捕虜になりおって。契約違反ではないか」
美希「貴音のパンチ、すごかったんだから!」
響「あ、いぬ美、あれ見て見て」
逃走中の機内は四条さんの武勇伝で持ちきりだった。
なんでも、副官がPさんを侮辱し、それに怒った四条さんが殴って一発で失神させたということらしい。
そうこうしているうちに友軍と合流し、乗ってきた機体は偽装の為、撃墜した。
人生初のベイルアウトと海上救助を経験した。
艦長「負け戦ばかりでしてね。この艦が無事でいられるのは…三浦君のおかげですな」
律子「うちの三浦が、ご迷惑をおかけして大変申し訳ありません」ペコペコ
三浦さんが迷子になったおかげで、この空母ケストレルは開戦以来無傷。
通信情報艦アンドロメダが無線傍受に成功し反大統領派・戦争強行派の動向に注視できたのも、航空機密輸の輸送船の拿捕も、三浦さんのおかげらしい。
ただ、迷子のたびに航空機が失われてしまうことを除けば。
海兵隊ヘリ部隊シーゴブリンが、オーシア大統領を保護しケストレルに帰還した。
一方でPさんも帰ってきた。ユークトバニア首相を連れて。
捕虜になって早々脱走し、首相派と合流。首相を護衛していたそうだ。
しかし、彼女たちの様子は険悪だ。
Pさんの横には、青味のかかった長い黒髪の少女がいる。
美希「ハニー!この人だれなの!」
千早「ふふ」
貴音「あなた様…」
あずさ「あらあら~」
響「あわわ」
春香「のヮの」
律子「はぁ」
小鳥「捗るわ」ピヨー
P「俺と音無さんとあずささんは海兵隊と共に大統領を護衛し、大統領府を制圧する」
P「千早と春香は引き続き首相の護衛だ。これはお前たちにしか出来ない。首相を大統領府まで無事送り届けてくれ」
P「美希、貴音、響も引き続きケストレルに残れ。オーレッドまでの制空権確保はお前たちにかかっている。頼りにしているぞ」
P「律子はCICで皆のサポートを頼む。状況を読む目は確かだからな」
P「この任務を成功させられるのは、お前たちしかいない。頼んだぞ」
オーシアもユークトバニアも、今は戦争強行派が牛耳っている。
とは言っても国家元首不在で、動きたくても今はまだ動けない状況だ。
そこで電撃戦を敢行。大統領と首相とがTV演説をし停戦を発表するのだ。
TV演説は成功し、世論は厭戦ムードになっている。
一部の部隊は撤退を始めた。
しかし、強行派はしぶとく戦線に残り散発的に戦闘をしている。
小鳥「こちらユークトバニア首相特別補佐官、音無である」
小鳥「諸君らはこの…あーケストレル?」
艦長「イエス、ケストレル」
ピヨー!
強行派の説得にあたったが、戦闘は避けられなかった。
大統領派と首相派の連合艦隊と、強行派の艦隊とのセレス海海戦は、ウォードッグ改めラーズグリーズ隊の活躍で連合艦隊の勝利に終わった。
これによりオーシアの強行派は補給線を絶たれ、ユークトバニアからの撤退を余儀なくされた。
一部の強行派がノースオーシア、旧南ベルカに集結していることが判明した。
彼らは何故そうまでして戦争を続けるのだろうか。
核兵器V2に衛星兵器SOLGまで持ち出しているという。
このコントロールを一刻も早く奪わねば。
士官「緊急!ミサイル、2!本艦に向かってます!着弾、間もなく!」
艦長「ラーズグリーズ隊を発艦させろ!なんとしてもだ!」
彼女たちは今、東の空へ向かっている。
その後の話を、私は聞いていない。
ケストレルは沈み、救助された先には彼も彼女たちも帰ってこなかった。
作戦内容も戦果も、軍事機密ということで教えてはくれなかった。
だが、今こうしていられるという事は上手くいったのだろう。
ラーズグリーズ、英雄、悪魔あるいは妖精。彼女たちは確かに空に存在した。
オーシア政府は10年後に、この環太平洋戦争の情報開示をすると約束した。
私のネタも、その時まで仕舞い込んでおくとしよう。
律子「いらっしゃいませ」
善永「おや?秋月さんじゃないですか」
律子「善永さん。お久しぶりです」
善永「どうしたんですか?制服着て」
律子「ここ、実家なんですよ。それでたまに手伝いを」
善永「そうでしたか。そういえば、どうでしたか?あの時の」
律子「機密なんで言えないんですが、上手くいったとだけ」
律子「それから…これは善永さんだから言うのですが」
律子「あの作戦後に、961プロがまた『国境なき世界を』とか言い出しまして――」
――――――
―――
―
今でも彼女らは、平和に一番遠いところで、平和を守って飛んでいる。
fin
P「戦士たちとベルカ戦争?」
『戦士たちとベルカ戦争 ― ベルカ戦争の真実』
P「あいつか?ああ、よく知っている」
P「…知っているか?エースは3つに分けられる」
P「強さを求める奴、プライドに生きる奴、戦況を読める奴」
P「あいつは、本物のトップエースだ」
P「最初の印象は、そうだな。…筋は良かった」
ウスティオ共和国での天然資源発見をきっかけに、財政難にあえぐベルカ公国が周辺諸国に対して行った侵略戦争、ベルカ戦争。
先ごろ、オーシア政府はベルカ戦争に関する資料を公開した。
その資料に書かれた、ある傭兵の記述。その傭兵を示す『鬼神』という暗号。
興味を惹かれ、その傭兵を調べるうちに『鬼神』を知る人物数名に会う事が出来た。
Pはその中の一人であり、元相棒である。
開戦から数日でウスティオの大半を制圧したベルカ軍。
しかし、ウスティオは傭兵部隊を設立、巻き返しを図る。
後に『鬼神』と呼ばれる者の記録もここから始まる。
インタビュー#01 10月15日 ベルカ、スーデントール
三浦あずさ
元ベルカ空軍第10航空師団第8戦闘飛行隊「グリューン隊」2番機
「あの日は哨戒任務からの帰り道で。隊長の律子さんと、帰ったらお茶にしようねって話しをしてて」
「B7Rに向かう途中、律子さんは『嫌な予感がする』って言ってました。でも、IFFの反応は2機だけ」
「状況を見て、私も律子さんも、行けると判断したんですけど…。やられちゃいました」
「私もたまに、律子さんの実家のコンビニをお手伝いしてるんですよ」
「いつも迷子になって迷惑かけてるので、何かお礼をしたくて」
「そういえば律子さんと二人で迷子になって、爆心地で大怪我してた方を助けたこともありました」
ウスティオの反攻作戦は順調に進み、遂には首都ディレクタス解放まで辿り着く。
インタビュー#02 9月13日 サンサルバシオン
高槻やよい
元ベルカ空軍第5航空師団第23戦闘飛行隊「ゲルプ隊」2番機
「あの人と会ったのは、ディレクタスの空の上でした」
「機体の整備も補給もままならない状況でした。あの頃はいつもそうでした」
「着いた時にはもう、駐留部隊の人達は撤退してて…。でも、伊織ちゃんとがんばろうねって」
「どこまでもついてくるんです。振り切っても、またすぐに後ろを取られて」
「あの日のミサイルアラートは、怖かったなあ」
「街の人達にいっぱい助けられて、私もいっぱい助けなきゃって」
ディンドンディンドン
「ここでも解放を祝って鐘を鳴らすんですよ。でも私にとっては弔いの鐘でもあるんです」
「伊織ちゃん、今お家のお手伝いしてるんですよ。私も一緒にお手伝いがんばってるんです」
領土を取り戻したウスティオとオーシアの連合軍は、ベルカ国内へ侵攻を始めた。
この戦争は、ここから資料によって評価が分かれる。
何が正義で、何が悪なのか。誰が被害者で、誰が加害者なのか。
そしてベルカ絶対防衛戦略空域B7R、通称『円卓』に『鬼神』が生まれた。
インタビュー#03 9月7日 エメリア、グレースメリア
萩原雪歩
元ベルカ空軍第22航空師団第4戦闘飛行隊「シュネー隊」隊長
「円卓の防衛戦で、真ちゃんの隊をサポートする為に一緒に出ました」
「真ちゃん、すごくかっこいいんですよ。あの時も正面から撃ち合って『これはボクの勝負だ』って、お手伝いさせてもらえなくて」
「でも真ちゃんは落とされて、わたしもがんばったんですけど落とされちゃって」
「私達の上を飛ぶあの人を見て、少し嫉妬しました」
「今も真ちゃんと一緒に飛んでいるんですよ」
「あのときの、あの人のように飛べたら」
「もう一度、あの人と飛んでみたいな」
南ベルカを失ったベルカ軍は、北ベルカの入り口バルトライヒ山麓で7発の戦術核を起爆した。
この時の死傷者は12,000人にのぼる。
ここに来てようやく、戦争は終わった。
『鬼神』の相棒は去り、『鬼神』の記録もまた途絶える。
インタビュー#04 11月30日 ベルカ、アヴァロンダム
天海春香
元ウスティオ空軍第6航空師団第4飛行隊「クロウ隊」3番機
「エクスキャリバー落としたり、円卓制圧の立役者だったり、ほんとにすごかったんですよ」
「でも街を燃やして、燃やされて、殲滅戦や焦土作戦、そんな作戦が続いて…。そして、核が使われたんです」
「あの頃は、みんな少しおかしくなっていたんだと思います。理由を持って戦っていたはずなのに。あんなの戦争じゃない」
「プロデューサーさんが居なくなってから、ますますトレーニングの鬼になっちゃって」
「同じ隊になってからは、いろいろお話したんですよ?」
『趣味はお菓子作りです!クッキー作ってきたんですけど食べませんか?…まあいいか。サアいこう!』
「な、な、小鳥さん!小鳥さんですね!」
ここから先は、公開された資料によって明かされたもう一つの歴史。
終戦からしばらく後、『国境無き世界』を名乗る組織によるクーデターが南ベルカで発生した。
連合軍は鎮圧に乗り出し、再び『鬼神』が現れる。
インタビュー#05 10月20日 オーシア、オーレッド
双海亜美・双海真美
元サピン空軍第9航空陸戦旅団第11戦闘飛行隊「エスパーダ隊」
「だってさー」
「おもしろそうだったんだもん」
「あんなにおっきなヒコーキ、ロマンだよね」
「バヒューんって上からカッコよく登場して」
「でもさ、よく考えたら」
「負けフラグだったよね」
「すぐ落とされちゃったね」
「アっというまだったね」
クーデター軍はアヴァロンダム地底施設に大量破壊兵器「V2」までも配備していた。
それを破壊するべく連合軍はムント渓谷へ向かう。
インタビュー#06 10月31日 オーシア大陸某所
????
元オーシア国防空軍第8航空師団第32戦闘飛行隊「ソーサラー隊」2番機
「ゆえあって、顔と名はお許しくださいませ」
「国境無き世界、961の理想をわたくしもまた信じておりました」
「『鬼神』とはよく言ったものです。あの方が触れたものは全て壊された」
「わたくしもかなりの腕と自負しておりました。ですが、あの方と相まみえた時、初めて恐怖を知りました」
「勝負は一瞬でした。すれ違った時にはもう、わたくし達は落とされておりました」
「争いは今もどこかで続いております」
「あの方も、まだ戦場に身を置かれているのでしょうね」
「求めるのは理想か、それとも…」
最後に『鬼神』の前に立ちはだかった―
かつて相棒であり、敵となった男。
インタビュー#07 11月25日 ユージア大陸、国境の街
『プロデューサー』P
元ウスティオ空軍第6航空師団第66飛行隊「ガルム隊」2番機
「あの日、俺は死ぬはずだった。でも、死ねなかった」
「傷つき辿り着いたのは爆心地だった。何も無い、不毛の大地」
「そこで生きる人々に助けられた」
「国境なんて必要ないのかもしれない。でも無くすだけで変わるんだろうか?」
「世界を変えるのは人を信じる力なんだろうな」
「信じあえば憎悪は生まれない。でもそれが出来ないのも人だ」
「俺はまだ戦場にいる。国境のそばだ」
インタビュー 11月30日 ベルカ、アヴァロンダム
天海春香
「私、プロデューサーさんにすぐ撃墜されちゃったんですけど、しばらく下から見ていたんですよ」
「二人は真正面から何度も何度も激しく撃ち合って」
「痴話喧嘩もいい加減にしてほしいですよね」
『お前と俺はコインの裏と表だ。向き合って初めて本当の自分に気づく。似てはいるが、正反対だ』
『撃て、臆病者!撃て!!』
「もうね。告白ですか?惚気ですか?」
「モルガンと対峙するまでは『くっ』って苦しそうにしてたのに、落としたら即捜索隊編成して地上部隊率いてすっ飛んで行きましたよ『私がそばに居なくちゃ』って」
「え?今どうしているか、ですか?プロデューサーさん達と、PMC765プロですよ、765プロ!」
『円卓の鬼神』
ベルカ戦争を駆け抜け、畏怖と敬意の狭間で生きた戦士。
『彼女』はたった数ヶ月の間だけ、空に存在していた。
その後の消息は不明。
ついにその人間性までは迫る事が出来なかった。
ただ、『彼女』の話をするとき、皆、少し嬉しそうな顔をしていた。
それが、答えなのかもしれない。
――――――
―――
―
OBC DOCUMENTARY
SPECIAL: Warriors and The Belkan War
INTERVIEWER: Yoshinaga
「ねえ、春香。なんであの時の無線、知っているの?」
「千早ちゃん、落ち着いて」のヮの
「そう。だいたい予想はついてるわ」ガチャコン
タタタ ギャー タタタタタタ ピギャー
fin
くぅ~疲
6以降はやったことないから知らん
高木と黒井はディジョンでありサイモン