神コテから学ぶ ID:CC86h6lK

1名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:39:17.03 ID:CC86h6lK

http://ascii.jp/elem/000/000/684/684334/
バランスド・アーマチュアでも完全密閉の状態であれば、ダイナミック型以上にローは出ます。
鼓膜のスティフネス(動きにくさ)に対応するダンピング(制動能力)がありますので、解像度の高いローを出しやすい。
ダイナミック型は完全密閉で使うと、鼓膜のスティフネスに負けてしまい、振動板がたわんでしまいます。
ベントホールを空けて遮蔽性を緩和すると動作させやすくなるのですが、一方で低域が逃げてしまう。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/avt/20090521_169681.html
バランスドアーマチュアはダイアフラムの振幅を大きく取れないため、低域の量感を引き出すのは難しいものの、
小型軽量でレスポンスが良い素子のため、繊細なニュアンスの表現や解像力はとても高い。

2名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:40:58.97 ID:CC86h6lK

スピーカーの性能としてはf0以降の高域特性に優れるD型に分がある
BAはレイアウト上の制約が少ない事やダイアフラムのスティッフネスが十分に高いのでほぼ密閉状態でも駆動出来るなどのメリットがある

奇数次の高調波歪みが多く周波数に依存して大きく上下する事に因る不快で不自然な音質
人の耳の感度が一番高い筈の4kHz手前にピークが出る喧しいばかりで意味不明なドライバユニット
XBA-4の下品を極めたf特ばかりが取り沙汰されるがそれ以前に音の質に根本的な問題がある

基本的にBAは振幅が必要になる低域は不利
f特は等ラウドネス曲線と見比べれば4kHz手前の鋭いピークが如何に常軌を逸したものか分かる
他のイヤホンではそのへんの味付けは特に気を遣っている筈だがXBAは開発陣が何を考えて作ったのか全く理解出来ん
出来損ないのトゥイーターが載っていない1,2はまだマシで1に関しては実売価格の低さからお情けで許せるかなってレベル

10kHz以上の領域では精確な測定は有り得ないがアテになるかどうかは各自で判断

レシーバーの構成が決まって以降の周波数特性を整えるのがクロスオーバーの役割
此奴の使い方で位相とか群遅延とか諸々変わってくる

3と4はトゥイーター内にハイパス用コンデンサが入ってるからネットワーク積んでる

一応シングルドライバでも起こるしw… まぁ大概は定位に影響するような音域では概ね穏やかだけど
そして筐体の体積や耳までの距離が可聴帯域とどう関係するのかと言う…

そもそも歪みやら位相やら群遅延ってのはイコライザでどうにかなる問題じゃ無い

3名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:41:55.36 ID:CC86h6lK

俺が気になるのは高調波歪みで顕著なのは1kHzぐらいあと4kHzもかな
つまり1kHz純音を入れた時に3次の歪みが多い為に3kHzの音が一緒に鳴ってしまう
一概に歪みがあるといけないとも言い切れないがそれにしても-30dB(3%)は多すぎだし奇数次の高調波歪みは不快感を伴いやすいとされる
また歪み率がピークを持って周波数によって上下している為に周波数を連続的に変化させるような楽器(エレキギターとか)は特に不自然さを覚える
振幅の線形領域が限られているBAは大音量で低域の歪み率が極端に悪化するのは仕方無いが高域でそれは頂けない
因みに良くチューニングされたBAイヤホンなら低域でも-50dB(0.3%)D型やハイブリッド(AKG K3003とかw)なら-60dB(0.1%)ぐらいまで行ける
(まぁ、専用のドライバ載せて低振幅で駆動してれば当たり前だろと言われればそれまでだが)

4kHzのピークは気柱共鳴じゃ無いんだから装着云々で消えるとか大きく移る事は無いし歪み率に至っては如何ともし難いかと
ただ密閉度が上がれば低域が増えるからその分ピークは相対的に低くはなるな

歪み率はスイープか一定のオクターブステップでも取ってフーリエ変換 各周波数で基音に対しTHDやら高次倍音がそれぞれ-何dBか見りゃ判る

XBAのマグネシウムもだがチタンハウジングなんてスペック厨向けの売り文句になる以外何の意味も無いのにな
まぁそうは言っても筐体の設計に関してはオーテクは結構しっかりしてるように思う何よりバラしやすいし組みやすい
ただ、D型の場合接着剤がダイアフラムまで回ってる事が多いのは頂けない。

SHUREのアレに比べればXBAの高域は出るには出ている
問題はその歪み率が悪い事やピークが耳障りになるような特性になっている事

普通のBAは低域の歪み率は悪いが高域はあれ程酷くは無い
XBAのは低域の歪みには目を瞑るとしても1kHzや4kHz周辺の歪みはかなり問題だしピークの持たせ方も不快

一応トゥイーターのダイアフラムの仕様は違うようだが… 共通設計を止めるにしてもあの構造はマズいんじゃないかなぁと…
"シンバルとカン高いスネアやら高音域やらが不快"ってのは高域の歪み率とピークの出し方の問題が殆どでしょ

Diffuse-Field Equalizationのポイントはざっくりといえば、ヘッドホンをしない通常の環境(文字通り拡散音場)を再現する事
そのためにER-4系は、耳道内の片閉端共鳴を模するべく2kHz過ぎの辺りを盛る一方で
イヤホンが耳道を塞ぐために生じる両閉端共鳴のピークを挿入深度を深く取る事で耳の感度の低い13kHz以上(個人差あり)とかの超高域に追いやっている

一方のXBA系のピークはどれも4kHz手前※で挿入深度が浅いため(前述のピークで目立たないものの)両閉端共鳴はよく聞こえる周波数に生じてしまう
※個人的には2kHz過ぎに関しては構わないが4kHz手前は耳の感度が一番高く耳障りになりやすいため通常はあまりピークを持たせるべきでは無いと思う

またER-4の歪み率はBAが苦手とする低域を除き低く抑えられており周波数への依存が少ない(歪み率対周波数がなだらか)ために繊細で荒っぽさが少ない
一方のXBAは高域の特に3次の高調波歪※が多く周波数へ大きく依存している(歪み率対周波数がピーキー)事で耳障りな感じや粗い感じが出ているかと
※奇数次の高調波歪みは偶数次よりも不快に感じやすい傾向がある

ISO11904でも見れば判る事だが正しいのは2kHz過ぎ(2.3-2.4kHzあたり)を頂点としたなだらかな盛り上がりであり
XBA1/2の3.2-3.3kHzのやや鋭いピークでもXBA-3/4の3.8-3.

4名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:43:00.65 ID:CC86h6lK

歪率は全高調波歪のこと
ギターでは意図的にディストーションやオーバードライブとして音色加工に利用されているけどね
歪みが必ずしも悪というわけではないのが難しいところ歪の出方によっては柔らかい音にも硬い音にもなる
XBAを嫌う理由はそれが硬い音の方向に振れているからだろう
要するに好みの話なので結論はないんだよ

オーディオで言う歪みとは例えばある純音(サイン波)を入力した時に非線形性故にその基音以外に鳴ってしまう音の事を言う
歪み率が悪化すると聴感としては音が割れて聞こえたり粗っぽく聞こえる事が多い
一概に歪みを悪と言う事は出来ないが、少なくとも"色"が付いてしまう事は避けられない点に加え
奇数次の歪みが増加すると不快に感じる傾向がある点歪み率対周波数のグラフがピーキーだと、より不自然に感じる点などは問題

歪み率は出力波形をフーリエ変換し入力波形を除算する事で求められる
n次倍音成分を示すn次高調波歪み(3kHzの2次倍音なら6kHzの成分)総量を示すTHD(DAPやアンプなどはノイズを加えたTHD+N)があり
それぞれ基音成分に対し-何dBか、若しくは何%かで示す
BA型は振幅方向の線形領域が狭く振幅を必要とする大音量の低域に於いてはD型よりも明らかに不利なため
振幅を少なくするべく低域をデュアルにしたりダイアフラムの面積が大きいBA載せたりしてる

恐らく問題はユニットの使い回しかと。ウーファーは下でカットしているからバランスを抜きにすればまだ目をつむれるとしよう
トゥイーターはダイアフラムの仕様変更をしてもなお、中域はフルレンジとそれ程大きくは変わらない特性なわけ
問題になっているのは挿入深度の影響を受けにくい帯域

10は試聴のみだが相変わらず高域の伸びは無く歪みが多い
バランス的に論外な上位機種よりはマシだが3kHz過ぎはピーキー

http://www.yashima-elec.co.jp/j/technical_information/backnumber002.html

5名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:44:30.14 ID:CC86h6lK

高域の鋭いピークの原因の一つは,鼓膜とイヤーチップの間に生じる両閉端共鳴.
イヤーチップを挿入深度の深い物に交換すると,気柱が短くなる事でピークが高域側にシフトし,耳に付きにくくなる事が多い.
大きめのサイズのトリプルフランジだと,Westone純正以外にSHURE SE系用やEtymotic ResearchのER38-13A *1があり,
これらはしっかりと密閉され且つ本体が耳介から浮かないよう,適宜軸の部分を切り詰めて使う.
フォーム系のロング (純正付属のComplyのP-Series) なんかも高域ピークの緩和には有効かと.
*1 ER38-13AはER38-13の軸部ロング版で,対象機種がマイナーでディスコンのため扱ってる店はあまり無い.
ER38-13は短いので,殆どの人は使えない.

外れたドライバの固定は,先ずドライバのスパウト部にシリコンゴム系などの接着剤を薄く塗布し,
集合部が密閉されるようドライバを前方に押しつけた状態で赤矢印の部分をホットメルトなどで固定するのが良いかと.
なお,スパウト部の接着剤は赤く塗った部分に少量塗布するに留め,絶対にスパウトや集合部内に接着剤が入る事が無いよう留意する.
また,ここに挙げた接着剤は硬化しても柔軟性があり,比較的簡単に綺麗に剥がせるので,焦らず丁寧に.(あと,もち自己責任でw)

6名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:45:27.32 ID:CC86h6lK

(hf5のドライバはSonion製なのだよ…)
Sonion製である事は自分の手で分解して判った.(今も時折ER-4Pと似ているからと分解もせずにKnowles EDだと触れ回る輩が出るがw)
ER73Rという専用型番が振られたドライバで,Sonionの刻印こそ無いものの,ドライバの内部構造や材質からも23系ベースである事は確実.

中~高域にかけての歪みはhf5の方が少ない(と言うか,IE2が多め),ER73Rはヴェント無しでIE2の2356はヴェント付き,
hf5のダンパーは1500ΩでIE2は3300Ωなどなど…

冒頭のEty純正フィルタがKnowles製からSonion製に変わった事についてなのか,はたまた抵抗値の差の事なのか…
前者に関しては,ハウジングが金属筒の物がKnowles製,PET樹脂か何かの物が現行Ety純正のSonion製.
後者に関しては,空気の粒子速度に対して効くため,インピーダンスが高いと主に "通過する音" の高域やピークが抑制される.
(ここで "通過する音" としたのは,イヤーチップ-鼓膜間での共鳴などのフィルタを通らない音に対しては殆ど影響しないため.)
検証はRinさんのサイトが解り易いかと.
http://rinchoi.blogspot.jp/2012/12/etymotic-research-ek-5-etykids.html
(…という答えで良いのだろうかw)

7名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:51:46.49 ID:CC86h6lK

本来であれば,アーマチュアが振動板を極めて細いドライブロッドを介して駆動しているが,
XBAの場合はドライブロッドが存在せず,振動板を曲げた先にアーマチュアを接着している.
トゥイーターの振動系に無駄な質量増は頂けない.

ポートがあの位置だと4ドライバ以上とした際に綺麗なレイアウトが出来ないが故,ウーファーを設けるならば大型の物として
ドライバ数を減らすべきところを,1サイズのドライバで賄っているために,XBA-4/40は極めて醜悪.

全ては特許と製造工程を端折るためなのだろうが,パーパスビルドなドライバと比較すると無駄が多い.

8名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:52:37.63 ID:CC86h6lK

W4

分解は簡単だし,普通にやれば特に問題も起きない.
けど,耳垢なんてステム内のフィルタで止まるから,分解するだけ無駄.
因みにフィルタ換えるなら,ステム側から引っこ抜くしか無い.

BF-1778-000買うか,ERのフィルタ交換ツールを旋盤で削り飛ばすのが正攻法.
(W4/4Rはフィルタの位置の関係で,ERのツールは削らないと届かない.)
或いは鉤状の工具を作るか,丁度良いプラ用のセルフタッピングネジでも使うか…
因みにフィルタは2200Ωで,ER-4/hf5のフィルタ(1500Ω)とは異なるので注意.

9名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:53:35.41 ID:CC86h6lK

高域の鋭いピークの原因の一つは,鼓膜とイヤーチップの間に生じる両閉端共鳴.
イヤーチップを挿入深度の深い物に交換すると,
気柱が短くなる事でピークが高域側にシフトし,耳に付きにくくなる事が多い.
大きめのサイズのトリプルフランジだと,
Westone純正以外にSHURE SE系用やEtymotic ResearchのER38-13A *1があり,
これらはしっかりと密閉され且つ本体が耳介から浮かないよう,適宜軸の部分を切り詰めて使う.
フォーム系のロング (純正付属のComplyのP-Series) なんかも高域ピークの緩和には有効かと.
*1 ER38-13AはER38-13の軸部ロング版で,
対象機種がマイナーでディスコンのため扱ってる店はあまり無い.
ER38-13は短いので,殆どの人は使えない.


ダンパは通過する(*)周波数と振幅に対して効く (=高域及び音圧の高い帯域が落ちる) けれど,
出力インピーダンスの増加は (基本的に) イヤホンのインピーダンス特性が周波数特性に乗るから,
ダンパで高域を落とさないようにす (標準に対して上げ) るよりは,
直列抵抗を加えた方がピーキーになりにくい.
(* 例えば耳道内の共鳴によるピークに対しては,基本的には効かない)

ER4
SとかS化は単に計100Ωの抵抗咬ませてるだけだけど、
レシーバーのインピーダンスが概ねハイ上がりの単調増加だから高域を増やせる。
確かBはSの100Ωに対し
100Ω+コンデンサのハイパスをパラレルで繋いでいるから、
高域のインピーダンスが低くなって音圧が上がってる。

単に抵抗咬ませた場合はトランスデューサーのインピーダンス特性次第だね。
BAのマルチWayはインピーダンスカーヴがえぐい場合が多く、
大概はろくな事にならないけれど。

10名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 12:54:20.42 ID:CC86h6lK

23の代わりにTWFKを載せてクロスオーバーを組み直しただけよ.
組んだのが随分前で,あんまりまともな画像が残ってなかったけど,
サイズとしては23やEDとTWFKは概ね同寸だから普通に載る.

そうですか、実は100Ωが一番好み(邪道?)で余裕を見て50Ωとしておいたんですが、やはり僕は高音厨みたいですねw…
まぁ、かなりハイ寄りにしても暖かみがあって柔らかく不快な音を出さないあたり、X10にがっつりアッテネータ効かせるのはアリだと思うんです
>>617
アッテネータは好きな仕様が決まったら買うなり作るなりするとして、
取り敢えずはジャックとプラグに抵抗、半田ゴテ一本(ミノムシクリップでもw)あればお金を掛けずに遊べますし、色々お試しになるのが良いかと。
因みにKlipschの場合は煮干し状のプラグのお陰で、プラグの中にジャックを埋め込んだ形状のアッテネータでも本体にはまだ優しいと思いますが、
本当は出来るだけ短いプラグを使った物やCowonのSound Capsuleみたいな物の方が安心です。

いや、そもそもKlipschのKG926とKG623はSonion製だからのぅw… あと、EDじゃなくてKnowlesね。
Knowles ED系はサイズ的にはKG623(2300系)と変わらんからあり得るかも知らんが、D型でもφ5mmぐらいのなら普通にあるからなぁ…

11名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 16:17:48.30 ID:CC86h6lK

DOPPIOのドライバが本当に全く同じ物2発なのか,外形が同じでもダイアフラムなどの特性が異なるのかで話が変わってくる.

特性が異なる場合は,その周波数特性や歪み特性の差を利用して,互いに補完させるような使い方が出来る.
例えばSE425のトゥイーターは単体では1kHz付近に3%近くにも及ぶ歪みを生じるが,
その帯域ではそこまで歪まないウーファーと合わせる事で1%前後に抑えられている.

一方,同じ特性で妙な事(flat-4や38のように不等長とするなど…)をしていない場合は,大概のデュアルウーファー同様,
単に能率の向上や,主に低域の大音量で振幅依存で増大する歪みの抑制が狙いかと.

>>702
UE700/700rは2wayだぞう.
それと,>>534-544にある通り,以前1wayだと書いてたECBA200BBKも,実際は俺がケーブルを見落としてただけで2way.
って事でここはXBA-2/20の出番なのじゃ!

それじゃあクロスオーバーに関して言及した事にはならんねw
メーカーがどう呼ぶかなんてのは,ユニットの特性や相対的な関係,或いは使われ方で変わるんだよ.

シングルツイーターとシングルウーハーの2つの高精度デュアルMicroDriverが、正確でバランスのとれたサウンドを再現します。
http://www.shure.co.jp/ja/products/earphones/se425
ソニー独自の技術を投入した小型ドライバーを2基(フルレンジ+ウーファー)搭載。
http://www.sony.jp/headphone/products/XBA-20/feature_1.html

だから反例を上げてるんだろ?
SE425のネットワークは完全に1wayだが,ウーファーとトゥイーターと呼んでいるし,XBAのウーファーも然り.
クロスオーバーネットワークを介していない場合でも,特性として低域よりのユニットと
高域寄りのユニットを駆動する場合には,ウーファー/ツィーターと呼ぶ場合があるんだよ.
大体クロスオーバーネットワークの切り方に即した呼び方にするならば,殆どのイヤホンは
ウーファーのハイカットなんてしとらんのやから,フルレンジ+トゥイーターと呼ばなあかんやろw

12名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 16:20:54.82 ID:CC86h6lK

(市販ドライバなら1723の可能性が濃厚なんじゃね?)

手持ちがクロスオーバー無しの1723しか無いんだが,単体で完結させるならそんなに悪く無いんじゃないかと思う.
尤もクロスオーバーやフィルタでなんぼでも変わってくるし,個人的には23の歪みの出方は好みでは無い.
それから,ドライバを足す事を考えると,トゥイーターの選択肢やレイアウトに自由度が出る1735の方が使い易いってのはあるなぁ…

ヒント: 1735(仮称)+2389
(ヒントも何も,随分前に某自作スレだかtwitterだかに思いっきり書いてたんだがなぁ…)

2389からTWFKに載せ替えて組み直した
"Audio-Technica ATH-CK100Proのような何か"
が割と好評で何本か作ったっけなぁ…

因みにTDKのTH-ECBA200にはクロスオーバー抜きの1723が載ってるんだけど,
AcuPassが内蔵されているプレートがSE425/535みたいなマウントを兼ねた形状で,C-IEMに使うにはちょっと邪魔w

いや,Sonionで組もうと思ったらだいたい高域は23,中低域は35,17,33/37あたりが定番だし,
なんぼ何でもその組み合わせだけでライセンス云々って話にはならんと思う.
TDKの1735しか持っとらんのでわからんが,正規1735だってクロスオーバーに合わせた仕様変更ぐらいはされている筈だし,
単に特注OPにAcuPassがラインナップされ,その後AcuPass搭載のドライバがラインナップされたという流れかと.

さぁ… 特注OPにしか無い時期を設けてメーカーから甘い汁吸おうとしたとかじゃね?
何れにせよ,特注品そのまんま余所に供給したらマズいとは思うけど,
AcuPass自体はSonionの技術だし,ドライバの組み合わせを制限するようなライセンスを結んでいるとは考え難い.
そもそもC-IEMを除く多くのマルチway-マルチBAユニットは,ドライバメーカーがクロスオーバー基板込みで供給してるわけだし,
端から見る限りじゃ,わりかしドライバメーカー主導で動いてるんじゃないかなぁとは感じるね.

13名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 16:22:45.72 ID:CC86h6lK

>どこが遠いのか数値で言ってみてくれ
Diffuse-Field Equalizationのポイントはざっくりといえば、ヘッドホンをしない通常の環境(文字通り拡散音場)を再現する事。
そのためにER-4系は、耳道内の片閉端共鳴を模するべく2kHz過ぎの辺りを盛る一方で、
イヤホンが耳道を塞ぐために生じる両閉端共鳴のピークを、挿入深度を深く取る事で耳の感度の低い13kHz以上(個人差あり)とかの超高域に追いやっている。

一方のXBA系のピークはどれも4kHz手前※で、挿入深度が浅いため(前述のピークで目立たないものの)両閉端共鳴はよく聞こえる周波数に生じてしまう。
※個人的には2kHz過ぎに関しては構わないが、4kHz手前は耳の感度が一番高く耳障りになりやすいため、通常はあまりピークを持たせるべきでは無いと思う

またER-4の歪み率はBAが苦手とする低域を除き低く抑えられており、周波数への依存が少ない(歪み率対周波数がなだらか)ために、繊細で荒っぽさが少ない。
一方のXBAは高域の特に3次の高調波歪※が多く、周波数へ大きく依存している(歪み率対周波数がピーキー)事で、耳障りな感じや粗い感じが出ているかと。
※奇数次の高調波歪みは偶数次よりも不快に感じやすい傾向がある

>ERの製品以外のカナルで近いと思う機種
ER以外でのカナルで近い製品は持っていない。(と言うか、ぶっちゃけ何本も欲しいタイプの音でも無いしw)
しかし、harman/kardonのEP720/EP730のドライバはhf5などと同じER73系であり、アコースティックダンパも同じ値、挿入もよく似ているので、比較的近いものとは思う。
どうやらEty系の製品らしいけれど、一応他社製品って事でどうか一つ… (めっちゃ卑怯な逃げでスンマセンw)
まぁ、要はEtyの高域特性はあの挿入深度と引き替えに得ているところが多いんで、万人にとって快適なER-4ってのは難しいと思うんです。

14名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 16:26:24.71 ID:CC86h6lK

(BAの磁気漏洩はごく僅かだよ.使われてる磁石もごく弱いから,ドライバ単体同士でもくっつく感じは無い.)

分解しない限り交換不可だが、ちゃんと680Ωのフィルター(サウンドダンパー)が入ってるぞ?

修理ATHのBA機ほどじゃ無いにしても、KlipschのBA機はわりと簡単に綺麗に分解修理出来る方なんだが、そういう選択肢は無いのかのw…
因みにカスタムでアップグレードして何発か足すにしても、KG623は一応Sonionに特注して作らせてるもんだから、果たして普通の23系の代用としてそのまま使えるのかは謎。
同じ特注品でもSE535や530、TF10や何かと違ってX5のアップグレードはマイナーだろうしなぁ…

最初にハウジングのアルミの部分を軽く暖めてプラスチックを引き抜く感じ。
その際、先端部に入ってるフィルタの外筒が熱でやられないようにプラスチックよりを局所的に暖め、先端はアイスノン等で冷やす。
ターミナルからは細いリード線を介してケーブルに繋がってるけれど、たぶん作業のためのケーブルがスペースを取らないようにって事かな?
レシーバ先端にはシリコンゴム製のダンパーが付いているけれど、音導パイプの位置がレシーバーの上よりなため、上下がある点に注意。

15名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 16:27:35.00 ID:CC86h6lK

知る限り高域がキッチリ伸びていると言えるのはポタックス系ぐらい.
及第点というのは結構難しいけれど,極端なピークやディップの無い中庸なバランスが大切だと思う.
高域の伸びの及第点は老化の進み方次第だけど,俺はER-4SやK3003+直列抵抗程度には欲しい.
低域に関してはくどいのは苦手だけど,このあたりは好みや聞く音量による差が大きいので何とも…

歪み率に関しては,全域にわたり奇数次で-40dB (≒1%) 取れていれば一応及第点,
 (D型やマルチBAの多く,ER-4など一部のシングルBAがクリア.)
-50dB (≒0.3%) 取れていれば優秀と言えると思う.
 (優秀なD型やハイブリッド型,一部の優秀なマルチBAがクリア.BAはこのあたりが限界か?)
因みにEX1000やポタックス,IE800などは,全域にわたり-60dBに近い値を達成している.

あとは遮音性やルックス,製品の作りかな.

EX1000に関しては,遮音性やルックスが悪い事に加え,高域が少しピーキーである事,
高域の伸びが今ひとつな (のにカタログでは性懲りも無く30kHzだと嘯いてるw) 事が残念だな.
音質という意味では結構惜しい.

正直、XBA-2よりは同じ値段でhf5とかUE700rの方が良いでしょ…とは思うね。
まぁ、SONYが好き!って人も居るだろうし、hf5の遮音性の高さや装着感、或いはUE700rの安っぽさが駄目って言う人も居るだろうけれど。

これが信者のレベルかよww 少なくともお前さんは賢く無えなw ノウハウってのはBAユニット設計・製造の事だろ
他のメーカーみたいにオーストリアのKnowlesとかデンマークのSonionとかの出来合いを買うか特注しろって話
例えばCK100Proのウーファーとスコーカーの2階建てユニットなんかはSonionの特注品(の割にはゴニョゴニョ…)
SHUREやUEもロゴこそ消させているが、どれもKnowlesかSonionに作らせたもんなんだよ
あと、ユニットの選定やらクロスオーバーやらフィルタやらレイアウトやらで全く別物になるんだから、カスタムIEM屋は馬鹿に出来んぞ?

正直、XBA-4がCK10とかER-4S、800ST、Image X10なんかと比肩するとは思えんなww
XBA-2については明確なネガは感じないものの、UE700rやhf5、CK90Proと同価格帯だからちと苦しいかと

16名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 16:28:51.84 ID:CC86h6lK

いい加減価格とドライバの数以外に売り文句は無えのかとw
別に安いのは良いんだよ、1SLなんかは価格から観れば上出来だし。2SLもさほど悪くないけれど安くは無いし、音も同価格帯のUE700rやhf5に劣る。
3SLは値段以前に高域がおかしいし、4SLは同様に高域がおかしい上に全体のバランスもおかしい。
値段は上げても下げても構わんがマトモな音を出せ、と言ってるのに 何 故 か 安いから既存ユーザーが嫉妬してるって話になってるんだよなw

もはや釣りとしか思えなくなってきたんだが、少なくともその価格帯だとCK10やらER-4には遠く及ばんぞw?
あれが最高傑作だとは流石にSONYも思っちゃいねえだろw ハッキリ言って、金出してまで欲しいとは思わんレベルなんだがなぁ…

人を選ぶ以前に、マトモな耳を持った人には選ばれないXBAって…
まぁ、高域の量(と言うかf特のバランス)に関しては好き好きだろうが、XBA-3,4は中高域の歪んだ音と言い、質に関して遠く及んでいないと言ってるワケ。
因みに個人的にはK3003+BAに680?ダンパとかTWFKをImage X5の筐体に入れた自作品wとかも好んで使ってるから、わりと高域には寛容かもね。
それでも、刺さると言う意味では100Proには及ばんけどなw
>>954
低域基調で柔らかく心地良い、中高域はかなり控えめで籠もって聞こえるが全体的にクセは少ない。
分解能(用法としてはおかしいが語感的に)は、CK10やER-4には及ばないが、悪くは無い。
良い点:万人受けする心地良く自然な音で、不快に感じる事はまず無い 快適な装着感 シングルBAなので、アッテネータでドンシャリ~フラットに近づけられる
悪い点:中高域が控えめな所為か生っぽさに欠け、デッドな感じで曇っており、モゴモゴとした閉塞感がある 歯擦音やリップノイズはもう少し出ていても良いように思う
     タッチノイズはかなり煩い 断線修理はやや面倒 長く使っていると本体からケーブルが出ているところのゴムブーツが裂ける事がある(試聴機とか時々なってる)
因みに自分はクッキリしたフラットを好むんで、X10に関してはやや辛めの評価になっているかと思います。 にしても何故に俺…or2

TWFK可愛いよTWFK。
ちっこいのになかなかワイドレンジ、高域は煌びやかでクリア、カスタムやK3003、Westoneの高域から、CK10、q-jays、UE700rまで何でもござれ。
ホント、小粒だけど凄い奴だと思う。
>>964
そりゃ糞コテ持ち上げたらそうなるだろうにw…or2
因みにUE700もhf5もそれぞれ傾向は違いますが、どれも良いとは思いますよ。
(まぁ、hf5は低域足らんって人も居ると思うし、UE700rはUEらしく作りが綺麗じゃ無いけれどw)

17名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 16:30:02.96 ID:CC86h6lK

そうじゃなくて、出力インピーダンスが大きいと、トランスデューサーへの分圧と電流の関係からインピーダンスカーヴがF特性に乗るんだよ…
TF10のケーブルは鉄ベースなのかインピーダンスがでかい上にマルチドライバ・マルチウェイでインピーダンス特性の増減が大きい。
逆にインピーダンスが殆ど一定になる事が多いD型は影響を受けにくいし、高域で単調増加になりがちなシングルBAも高域が増減するだけで変な事は起きない。

詳しくは以前リケーブルスレに書いた時ので済ますけれどごめん
要は出力インピーダンスが高いと、トランスデューサーのインピーダンスが高い周波数では他の帯域よりも電流が下がるが、逆にトランスデューサーへの分圧は下がりにくい。
総合的に出力インピーダンスの増加により音圧が下がりにくいのは、分圧が確保されるインピーダンスが高い帯域になる。
→出力インピーダンスが増えるとF特性にインピーダンスカーヴが乗る。(但し、イヤホンのインピーダンスカーヴでは無く、クロスオーバーの分を差し引いたインピーダンスカーヴ)

18名無しさん@Next2ch:2015/03/19(木) 16:32:38.01 ID:CC86h6lK

そうじゃなくて、出力インピーダンスが大きいと、トランスデューサーへの分圧と電流の関係からインピーダンスカーヴがF特性に乗るんだよ…
TF10のケーブルは鉄ベースなのかインピーダンスがでかい上にマルチドライバ・マルチウェイでインピーダンス特性の増減が大きい。
逆にインピーダンスが殆ど一定になる事が多いD型は影響を受けにくいし、高域で単調増加になりがちなシングルBAも高域が増減するだけで変な事は起きない。

詳しくは以前リケーブルスレに書いた時ので済ますけれどごめん
要は出力インピーダンスが高いと、トランスデューサーのインピーダンスが高い周波数では他の帯域よりも電流が下がるが、逆にトランスデューサーへの分圧は下がりにくい。
総合的に出力インピーダンスの増加により音圧が下がりにくいのは、分圧が確保されるインピーダンスが高い帯域になる。
→出力インピーダンスが増えるとF特性にインピーダンスカーヴが乗る。(但し、イヤホンのインピーダンスカーヴでは無く、クロスオーバーの分を差し引いたインピーダンスカーヴ)


なんかあちこちでDWFK連呼してるのが居るけど,
お前単に目新しい型番挙げとるだけで,スペックシート読んでねーだろw
あれ,位置付けとしてはTWFKのロー側をデュアルにしたような構成で,
FK系の中では低域寄りだからな.

"FK" はドライバの系統で, "D" はDual, "TW" はTweeter/Woofer,
"WB" はWide Bandwidth, "W" はWooferに相当するから,
DWFKならデュアルウーファーFK.

しかし,元々のFKから色々なバリエーションが出たために型番が追いついていない.
例えばTWFKのヴェント付きFKも,スペックシート上にはWBFK+FKと記されているし,
他のFK系にもDWFK同様,f0低めのヴェント付きFKがあるが,
今であればWFKという型番になるかと.

(TWFKもDWFKもスペックシート上ではあんまり低域出てないように見えるだろうけど,
測定条件を良く読まないダメだよw)


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