男「猫耳が生えた」幼馴染「にゃー」 ID:rgVqFFYH

1◆SqS1EkGSG2:2015/05/01(金) 20:01:11.70 ID:rgVqFFYH

男「買い物に出てきたけど、相変わらず人が多いな」

男「お?なんだ?あのドローン。げっ、急降下し始めたぞ」

男「危ない!」ダッ ガバッ

ゴチン ビチャァ

男「あいたた。大丈夫ですか?」

一般女性「は、はい」

「墜落したドローンから、液体が出てきたぞ」「放射能!?」「サリン!?」「エボラ!?」「逃げろ!」

男「えぇ(女の人を庇ったから、首から背中まで濡れちゃったんだけど)」

一般女性「い、いやーっ」ボコッ

男「ふべらっ」

ザワザワ ショウジョガ チカヅイテルゾ

男「いてて…参ったな、こりゃ」

幼馴染「大丈夫?」

男「やあ、久しぶりだね、幼馴染。でも、近付いちゃ駄目だよ。取り返しがつかないかもしれない」

幼馴染「何を言ってるの。早く服を脱ぎなさい」

幼馴染「液体は目に入ってない?ペットボトルの水があるから口を漱いで。一応、眼も洗いましょう」

男「駄目だよ。死ぬかもしれないんだよ?」

幼馴染「関係ないわ」ギュゥ

幼馴染「もしもし。急患です。小型無人機から成分不明の液体を浴びせられた男性が1名。今のところ服や皮膚に変質は見られません。場所は――」

2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:02:11.36 ID:rgVqFFYH

公安A「バイオテロ、か。被害者は?」

公安B「ウィルスの混入液を浴びた男子高校生1名と、救護した女子高校生1名の計2名です」

公安A「症状は?」

公安B「潜伏期間は約1週間。発症すると高熱と全身の激しい痛み、異常な発汗が約1週間続き、身体の一部が変質」

公安A「それで、その2名は」

公安B「猫耳が生えました……猫耳が生えました」

公安A「…そうか」

公安B「現在、二人は大学病院に入院中ですが、2週間後の退院が決まりました。以後は復学し定期的に通院します」

公安A「犯行声明を出した獣耳軍団の動きは?」

公安B「全くありません。政府要人に恨みを持ち、親族を狙ったこと以外不明です」

公安A「通りすがりのヒーローと死を恐れず彼に寄り添う少女、の監視、ね」

公安A「我々は公僕であって、使い走りじゃないんだがな」

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:03:11.00 ID:rgVqFFYH

友「久々の学校はどうだ?」

男「普通?」

友「つまんねえ反応だな。そうだ、耳を触らせてくれよ」スッ

男「いやだよ」パシッ

友「つれないなあ」スッ

男「…」パシッ

友「…」スッ

男「…」パシッ

友「…」ススッ

男「…」パシッ

ガララ

先生「ホームルーム始めるぞ。まずは転校生を紹介する。入って来なさい」

幼馴染「今日から、お世話になります。幼馴染です。よろしくお願いします」

友「猫耳が増えた!やったー!」

4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:04:12.03 ID:rgVqFFYH

友「ハァ、ハァ。体育で…勝てなくなるなんて。前まで…運動苦手だったろ…それも、猫耳のせいか?」

男「そうなんだよね。少し身体能力が上がったみたい」

友「少しどころじゃねえだろ、それ。他にも何かあるのか?」

男「少し夜目がきくとか、少し耳が良くなったとかかな」

友「そりゃ猫だわ。幼馴染さんも大人気だな」

「幼馴染さん運動神経すごいねー」「かわいいー」「耳触ってもいい?」サワサワ

幼馴染「くすぐったいです」プルプル

男「あ、不味い」

イケメン「かわいいね、僕もいいかい?」スッ

幼馴染「何しとんじゃコラッ!フシャーッ!」ボコッ!

イケメン「ふべらっ」

幼馴染「乙女の大事なところを触るんじゃねえ!」ドゴッ!

イケメン「きゃぃん」

男「あーあ」

友「ヒェッ。裏拳から金的まで…」

友「おい、まさか、さっき俺は男のちんこを触ろうとしていたようなものなのか!?」

男「え?まあ、そんな感じ?」

友「マジ…かよ…」

男(面倒くさいから黙っておこう。イケメンは犠牲になったのだ。猫の気まぐれの犠牲にな)

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:05:10.80 ID:rgVqFFYH

男「ふぅ、終わった終わった。幼馴染、一緒に帰ろうか」

幼馴染「うん」

男「入院中、幼馴染が勉強見てくれたおかげで助かったよ」

幼馴染「たいした事じゃないわ」

男「でも、ごめんな。せっかく、おばさんの母校の女学院に入学できたのに」

幼馴染「いいのよ。転校せざるを得なくなったとしても、あの時、男くんのそばに居たのは正しいことだったわ」

男「…ありがとう」

幼馴染「男くん、耳まで照れてる」

男「幼馴染だって、照れてるじゃないか」

幼馴染「ふふ」



鼠男「イチャイチャしてるところ悪いでチュー。ぼくたちと一緒に首領のところまで来てほしいでチュー」

「チュー」「チューチュー」ササッ ササッ

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:06:10.79 ID:rgVqFFYH

男「なんだ、お前たちは!」

鼠男「獣耳軍団の鼠男でチュー」ササッ

「チュー」「チュー」ササッ ササッ

男「獣耳軍団だと!?お前たちが」

男(ネズミが沢山)

幼馴染「カカカカカカ」ジリッ

男(幼馴染が我慢できずにクラッキングを)

幼馴染「…」ジリッジリッ ダッ

「タワバッ」「アベシッ」「フベラッ」バキッボカッガリッ

鼠男「ギャアアア」

鼠男「くそっ、覚えてろでチュー!退却でチュー!」

幼馴染「フッフッ」

男(ネズミさん達、南無南無)

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:07:10.83 ID:rgVqFFYH

カランコローン

幼馴染「ママ、ただいま」

ママ「おかえりなさい。あら、男くん、いらっしゃい。この喫茶店に来るのは久しぶりね」

男「はい。病院では、お世話になりました」

ママ「いいのよ、気にしないで。珈琲、飲んでいくんでしょ?」



ママ「そう。獣耳軍団に襲われたのね」

男「というか、話し合う前に一方的に狩りをしたというか」

幼馴染「し、仕方ないでしょ!猫の血が騒いじゃって…」

男「幼馴染は昔から血の気が多いんだから、猫のせいだけじゃ」

幼馴染「もう、なによ!」ペシペシ

ママ「公安の人にも連絡しておかなくちゃね」

男「はい、後でするつもりです」

ママ「男くん、気をつけてね」

幼馴染「私が守ってるんだから大丈夫よ」

ママ「全く、幼馴染ったら」

男「あはは」

8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:08:10.81 ID:rgVqFFYH

男「ただいま。っと、今日から居ないんだった。電話して着替えたら、コンビにでも行くか」



男「あ、スマホ置いてきちゃった。まあいいか、すぐ近くだし」

ブロロロ キキー

男(うわあ、フルスモークのハイエースだあ。誰か降りてきたぞ)

犬男「お前様にお話がありんす。わっちは犬男大佐。獣耳軍団首領の忠犬でありんす」

男「ヒェッ」

男(軍服みたいな服を着た細マッチョ風オカマ!日本犬の耳が生えてる!やばい!ヤバイ!)

犬男「おとなしく着いてくるでありんす。うふふ」

男(本能が告げている!逃げなきゃ貞操がヤバイ!)



幼馴染「男くん」キュピーン!

9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:09:12.95 ID:rgVqFFYH

男(逃げなきゃいけないのに、凝視して観察してしまった)

男(余計に動けなくなった!)

犬男「さあ、さあ」

ブオーン ブオーン

幼馴染「その手を離しなさい!」ブオーン キキーッ

犬男「きゃっ、危なっ!」

犬男「コラッ!バイクで人を撥ねようとしたらイケません!」

幼馴染「飛び出してきた犬や猫は避けずに轢きなさいって習ったのよ!」ブオン ギュルルル アクセルターン

犬男「わっちは犬じゃありんせん!」

幼馴染「とおー!」ブオーン ウィリー!

犬男「危なっ!チィ、ここは一旦引くでありんす。覚えてらっしゃい!」バタン ブロロロ

幼馴染「男くん!大丈夫だった?」

男「ああ…ごめんね…ありがとう」ヘナヘナ

10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:10:11.66 ID:rgVqFFYH

チュン チュン

男(全く情けない…また幼馴染に助けられて)

幼馴染「おはよう、男くん。朝だよ」

男「ああ、おはよう幼馴染」

男「…なんで居るの?」

幼馴染「お、おばさまに頼まれたのよ。しばらく一人なんでしょ?朝夕は任せて」

男「えぇ、聞いてないよ」

幼馴染「朝食出来てるから、着替えたら来てね」

男「わかったよ」



幼馴染「ごめんね。時間が無かったからサンドイッチと珈琲にしたわ」

男「十分すぎるよ。すごくおいしい」

幼馴染「珈琲は少し冷ましてあるわ」

男「ありがとう。でも猫耳あるけど、猫舌じゃないし大丈夫だからね?」

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:11:10.78 ID:rgVqFFYH

男「今日もつつがなく学校が終わった」

幼馴染「男くん、夕飯は何がいい?」

男「スーパーに行ってから決めようか」

男「昨日の今日で、また襲ってこないよな」



蝙蝠男「監視役の公安もいたが、奴らとてただの人。人が獣人に勝てるわけなかろうに」

男「出ちゃったよ」

蝙蝠男「出でよ!鼠男たち!」

「チュー」「チュー」「チュー」ササッ ササッ ササッ

蝙蝠男「どうだね?これだけの数が相手では、お前たちの戦意も下がるだろう?」

幼馴染「…」カチカチカチ

幼馴染「そう…かもね」フラ

蝙蝠男「歯を鳴らすほど恐ろしいか!フハハハ」

12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:12:12.63 ID:rgVqFFYH

幼馴染「そちらに…行っても…いいかしら」フラ フラ

男(幼馴染の、あの表情を知っている)

蝙蝠男「おとなしく投降するのか?よかろう」

幼馴染「…」カチカチカチ

男(あれは全てを殺りきる決意の眼だ。腕こそ下ろしているが猫足立ちで、クラッキングを我慢して歯が浮いてるじゃないか)

蝙蝠男「何事も穏便にな」

男(ああ、南無阿弥陀、南無阿弥陀)

幼馴染「…」ダッ

「タワバッ」「アベシッ」「フベラッ」「ヒデブッ」ドゴッバキッボカッガリッ

蝙蝠男「ギャアアア」

蝙蝠男「クソッ、よくも騙したな!覚えていろ!退却だ!」

男「えぇ、コウモリがそれ言っちゃうのか」

幼馴染「フンッフンッ」

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:13:11.54 ID:rgVqFFYH

男「ごちそうさま。はあ。幼馴染の作るご飯はおいしいなあ」

幼馴染「そんなに褒めても、なにもないわよ」

男「耳は正直だけどね」

幼馴染「なによ!もう」ペシペシ

男「本当に、ありがとう」

幼馴染「いいのよ。好きでやっているんだから…」

男「ありがとう」ナデナデ

幼馴染「///」



幼馴染「今日、泊まっていくから」

男「えぇ、聞いてないよ」

14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:14:11.94 ID:rgVqFFYH

キーンコーンカ-ンコーン

友「なあ、マタタビってどうなんだ?」

男「どうって?」

友「猫は恍惚とするだろ?あれさ」

男「癖になる匂いって感じだけど、それだけかな?」

友「それじゃあ、媚薬効果は?」

男「そんなの全く無いよ。嗅ぐのに夢中にはなるけど」

イケメン「幼馴染さん、これなんだけど」

幼馴染「あら、マタタビね」クンクン

幼馴染「…」クンクン クンクン

イケメン「…」スッ

幼馴染「うおらっ!」ボコッ!

イケメン「ふべらっ」

幼馴染「嗅いでるんだから邪魔するんじゃねえ!フシャーッ!」ドゴッ!

イケメン「きゃぃん」

男「気の置けない相手以外は、あのとおりさ」

友「Oh」

15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:15:11.51 ID:rgVqFFYH

男「今日は平和に帰りたいな」

幼馴染「ふふ、そうね」

「チュー」「チュー」「チュー」ササッ ササッ

男「もう驚かないぞ。そこの白衣着たおっさん誰だよ」

イカ博士「私はイカ博士。獣耳軍団の幹部だ」

男「幹部が何の用さ」

イカ博士「なに、ちょっと君達の検査をさせて欲しいだけでね。ナノマシンが正しく定着したかどうかをね」

幼馴染「…」

男「嫌だと言ったら?」

イカ博士「そちらのお嬢さんには少々手を焼かされたしね。それなりの対応をするつもりだよ」

幼馴染「…」ダッ

男「ッ!駄目だ!幼馴染!ドローンが」

イカ博士「おっと」ポチッ

ガバッ

幼馴染「きゃ!?」

イカ博士「捕獲ネットで封じさせてもらうよ」

16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:16:11.00 ID:rgVqFFYH

イカ博士「さて、男君。特に君の方が心配でね」

男「…」

イカ博士「我々と共に来てもらおうか」

男「…」ダッ バシッ

イカ博士「なんと!あの高さを飛んで猫パンチでドローンを叩き落しただと!」

男「…」ダッ シュッ ボコッ

イカ博士「すばらしッたわばっ」

イカ博士「くぅ…あの距離を詰めて来るとは…よかろう。ここは引こう。退却だ」

男「幼馴染!大丈夫か?」

幼馴染「失敗しちゃった…ありがとう」

男「いいんだよ。今、ネットを取り払うから」

幼馴染「うん」

男「さあ、帰ろう。今日はハンバーグがいいなあ」

17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:17:12.68 ID:rgVqFFYH

キーンコーンカ-ンコーン

イケメン「男!お願いだ!来るべき時代の為に猫語を教えてくれ!」

友「その前向きな姿勢は流石だな」

男「猫語で会話なんて無いから、教えようがないよ」

イケメン「そんなこと言わずに、どうか頼む。ナーオ、ナーオ。ニャーオ、ニャーオ」

男「あー、そんな眼差しで見つめて鳴いたら」

幼馴染「ほう。男に喧嘩を売るとは、いい度胸だな」ガシッ

イケメン「アイアンクローがっ。いでででで」ギリギリ

幼馴染「フンッ」ポイ

イケメン「うぼあっ」

友「ど、どういうことだ」

男「野生の成猫が声を出してアピールするのは、威嚇か求愛か痛いと言う時くらいしかないんだよ」

男「眼を見て声を出すなんて、威嚇して喧嘩する時だけだからね」

友「なんてこったい」

男「飼い猫は飼い主を母猫みたいに思うから、鳴きつくけど」

男「猫同士の会話は大抵ボディランゲージだけだよ」

18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:18:10.94 ID:rgVqFFYH

男「今日は休みだし、ゆっくりするかな」

幼馴染「おはよう!男」

男「おはよう。今日は早いね」

幼馴染「いい天気だし、デートしたいじゃない?」

男「よし、行こう。今すぐ行こう」

幼馴染「はい、これ」

男「ヘルメット?」

幼馴染「一緒にツーリングに行きましょ」



ブオーン ブオオオ

幼馴染「気持ちいいわね」

男「バイクから見る景色って、普段と全然違って見えるんだね」

幼馴染「そうなのよ。風も匂いも太陽の光も、沢山堪能できるの」

男「でも、ちょっと寒いかな」

幼馴染「それはしょうがないわ。しっかり掴まっててね。目的地はもうすぐよ」

ブロロロロ

男「幼馴染!あれ!」

幼馴染「あれは、あの時のハイエース!」

19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:19:11.75 ID:rgVqFFYH

ブオーン キキーッ

幼馴染「出来るだけ怪しくないように後をつけたつもりだけど」

男「あの建物に入っていったね」

幼馴染「少し近付いてみましょうか」

男「そうだね」



男「…車には誰も乗っていないね」

幼馴染「かすかに聞こえる物音からだと、建物には一人だけ居るみたい?」

男「…そうだね。一人だけみたいだね」

「ようこそ、子猫ちゃん達」

男「!」

幼馴染「!」

蛇女「私は獣耳軍団の首領、蛇女よ」

20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:20:11.76 ID:rgVqFFYH

蛇女「争う気はないわ。あなた達のおかげで計画が少し狂ったけれども、巻き込んでしまったことは謝るわ」

男「どういうことだ」

幼馴染「…」

蛇女「私達は、ただ獣耳を愛しただけ。その為にナノマシンまで作ったわ」

蛇女「でも、政府要人が嗅ぎつけ、己の欲望の為に利用しようとした」

蛇女「だから、私達は身を隠し機会を窺ったわ。あいつを痛い目に遭わせる為にね」

蛇女「でも、その復讐も終わり。今ごろ同時多発テロが決行されているわ」

男「なんだって!?」

蛇女「政府要人も関係者も、みんな獣耳が生えるのよ」

男「そんな」

蛇女「あなた達だって、無関係じゃなかったのよ?通りすがりの英雄と寄り添う少女さん」

蛇女「有名になっていなければ、あなた達は囚われ隠され、人体実験のサンプルにされていたかもね」

男「だからって」

幼馴染「そうね。少しは感謝しているけど、やっぱり気が済まないわ」

22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:21:12.61 ID:rgVqFFYH

幼馴染「…」ダッ

蛇女「気性が荒いのね」バッ

幼馴染「フンッ」シュシュ

蛇女「…」パシッパシッ

男「二人とも止めて!」

幼馴染「フッ」ボコッ

蛇女「ぐぇっ」

幼馴染「フンッ。一発で許してあげる」

蛇女「それはどうも」

男「大丈夫ですか?」

蛇女「大丈夫よ。それに私達はだいぶ丈夫なの」

蛇女「これでも、あなた達の味方でいるつもりよ。もし権力が、あなた達に害をなそうとしたら、私達に連絡をちょうだい」

男「…わかりました」

蛇女「それから、ナノマシンの状態を確認する為に採血させてもらえると嬉しいのだけれど」

23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:22:10.91 ID:rgVqFFYH

ニュース『先月の国会議事堂、議員宿舎、政府要人私邸、官公庁、大学病院を狙った同時多発テロの影響は未だ―』

ニュース『議員が政界引退を発表し―』

ニュース『政府要人の闇献金問題で、テレビ局員の関与が―』

ニュース『犬男さんのファースト写真集―』

公安B「世界的に獣耳が認められつつあるようですが」

公安B「一部の宗教指導者は、獣耳を悪魔の耳だとして否定的な立場ですね」

公安A「元合衆国大統領夫人と連邦大統領は興味ありありだな」

公安B「連合王国の王子も興味を示しているとか」

公安B「確かに、身体能力は普通の人間では敵いませんし」

公安A「いっそ、お前も耳付けてみるか?きっとかわいいぞ」

公安B「そ、そんな」

公安A「馬子にも衣装ってな」

公安B「…」

公安A「ヒェッ」

24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:23:12.71 ID:rgVqFFYH

男(蛇女さんの血液検査では、僕も幼馴染も全く問題が無かった)

男(少し騒がしかったけど、ようやく日常が戻ってきた)

先生「ホームルーム始めるぞ」



男(今日みたいな陽射しの暖かい日は…昼寝をするに限る…zzz)


END

25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/05/01(金) 20:24:15.07 ID:rgVqFFYH

くぅ~リア充爆発しろ


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