蛇女「争う気はないわ。あなた達のおかげで計画が少し狂ったけれども、巻き込んでしまったことは謝るわ」
男「どういうことだ」
幼馴染「…」
蛇女「私達は、ただ獣耳を愛しただけ。その為にナノマシンまで作ったわ」
蛇女「でも、政府要人が嗅ぎつけ、己の欲望の為に利用しようとした」
蛇女「だから、私達は身を隠し機会を窺ったわ。あいつを痛い目に遭わせる為にね」
蛇女「でも、その復讐も終わり。今ごろ同時多発テロが決行されているわ」
男「なんだって!?」
蛇女「政府要人も関係者も、みんな獣耳が生えるのよ」
男「そんな」
蛇女「あなた達だって、無関係じゃなかったのよ?通りすがりの英雄と寄り添う少女さん」
蛇女「有名になっていなければ、あなた達は囚われ隠され、人体実験のサンプルにされていたかもね」
男「だからって」
幼馴染「そうね。少しは感謝しているけど、やっぱり気が済まないわ」