日経225先物オプション避難所 ID:dSP4ZG5f

470名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 07:20:09.16 ID:dSP4ZG5f

日経平均株価テクニカル分析-陽線が続き、5日線上を回復

 日経平均株価は反落。5日移動平均線(34392円 8/8)付近で下げ渋った後は上値を試す展開となったが、前日高値(35849円)を前に伸び悩んだ。
 RSI(9日)は前日の39.2%→39.0%(8/8)に横ばい。前日の段階で7/31の水準を上回り、ダブルボトムのようなパターンとなっている。次は50%超えにつながるかが焦点であり、5日移動平均線上から反発力を一段と強められるかどうか。
 週足の一目均衡表では週初に雲の下限(32748円 同)を下回ったが、6日からのリバウンドで雲の上限(35189円 同)に近い水準まで回復した。ある意味、いったん頭打ちが意識される水準でもあるが、あすは週間終値で雲の上限以上に戻せるかが焦点となる。52週移動平均線(35993円 同)上も回復できれば、一時的に38000円処まで伸びる可能性が高まる。
 日足ベースの上値メドは、200日移動平均線(36896円 同)、8/1安値(37737円)~心理的節目の38000円、75日移動平均線(38755円 同)、4万円などが考えられる。下値メドは、心理的節目の33000円、8/5安値(31156円)、2023年10/4安値(30487円)や心理的節目の3万円、心理的節目29500円や29000円などがある。

471名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 07:20:44.59 ID:dSP4ZG5f

米30年債入札、最高落札利回り4.314% 米財務省

 米財務省によると、30年債入札(ダッチ方式)の落札結果は最高落札利回りが4.314%、応札倍率(カバー)が2.31倍となった。

472名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 07:23:01.10 ID:dSP4ZG5f

欧州マーケットダイジェスト・8日 株まちまち・円安・ドル高

(8日終値:9日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=147.36円(8日15時時点比△1.39円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.81円(△1.17円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0913ドル(▲0.0023ドル)
FTSE100種総合株価指数:8144.97(前営業日比▲21.91)
ドイツ株式指数(DAX):17680.40(△65.25)
10年物英国債利回り:3.978%(△0.029%)
10年物独国債利回り:2.268%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
特になし

(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。欧州株相場の下落を背景にリスク回避目的の売りが先行すると一時145.63円付近まで値を下げたものの、アジア時間に付けた日通し安値145.44円がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。一時は3.89%台まで低下した米10年債利回りが上昇に転じたことも相場を下支えした。
 NYの取引時間帯に入り、米労働省が発表した前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると全般ドル買いが活発化。米10年債利回りが4.01%台まで上昇したこともドル買いを促し、22時30分過ぎに一時147.54円と日通し高値を更新した。その後の下押しも146.94円付近にとどまった。市場では「米景気後退が差し迫っているという見方は的外れのようだ」との声が聞かれた。

・ユーロドルは方向感に乏しい展開だった。米長期金利の低下を受けて日本時間夕刻に一時1.0945ドルと日通し高値を付けたものの、欧州株安を背景にリスク・オフのユーロ売り・ドル買いが出ると一転下落した。
 NY市場では米労働市場の底堅さを示唆する米雇用関連指標の発表を受けて、米長期金利が上昇。全般ドル買いが優勢となり、23時前に一時1.0882ドルと日通し安値を付けた。ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げ、1.0916ドル付近まで持ち直している。米国株相場の上昇を受けて投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。

・ユーロ円は上昇。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、NY市場に入ると強含んだ。米雇用関連指標をきっかけに米経済減速への過度な懸念が和らぐと、ダウ平均が一時680ドル超上昇するなど、米国株相場が底堅く推移。リスク・オンの円売りが優勢となり、2時30分過ぎに一時160.88円と日通し高値を付けた。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時187.88円、豪ドル円は97.14円、NZドル円は88.55円、カナダドル円は107.36円、メキシコペソ円は7.74円まで値を上げた。

・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。前日の米国株や本日の日本株の下落を受けて投資家心理が悪化すると売りが先行した。ただ、本日発表の米雇用指標を受けて米景気先行きへの懸念が和らぐと、英株にも買い戻しが入り下げ幅を縮めた。セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られたほか、ハルマやセイジ・グループなど情報技術セクターが値下がりした。

・フランクフルト株式相場は3日続伸。前日の米国株や本日の日本株の下落を受けて投資家心理が悪化すると売りが先行したものの、引けにかけて持ち直した。この日発表の米雇用指標が労働市場の底堅さを示すと、米景気先行きへの懸念が後退。独株にも買いが入った。個別ではラインメタル(3.44%高)やザランド(2.85%高)、シーメンス(2.09%高)などの上昇が目立った。

・欧州債券相場は英国債が下落した。

473名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 07:24:16.99 ID:dSP4ZG5f

NYマーケットダイジェスト・8日 株反発・金利上昇・円安

(8日終値)
ドル・円相場:1ドル=147.23円(前営業日比△0.55円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.77円(△0.55円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0919ドル(▲0.0003ドル)
ダウ工業株30種平均:39446.49ドル(△683.04ドル)
ナスダック総合株価指数:16660.02(△464.21)
10年物米国債利回り:3.99%(△0.05%)
WTI原油先物9月限:1バレル=76.19ドル(△0.96ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2463.3ドル(△30.9ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)
       <発表値>   <前回発表値>
前週分の米新規失業保険申請件数
       23.3万件    25.0万件・改
6月米卸売売上高
(前月比)   ▲0.6%     0.3%・改

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。米労働省が発表した前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容だったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。22時30分過ぎに一時147.54円と日通し高値を更新した。その後の下押しも146.94円付近にとどまった。市場では「米景気後退が差し迫っているという見方は的外れのようだ」との声が聞かれた。
 なお、米長期金利の指標となる米10年債利回りは4.02%台まで上昇した。

・ユーロドルは小幅ながら3日続落。米労働市場の底堅さを示唆する米雇用関連指標の発表を受けて米長期金利が上昇すると全般ドル買いが先行。23時前に一時1.0882ドルと日通し安値を付けた。
 ただ、売り一巡後はじりじりと下値を切り上げ、1.0919ドル付近まで下げ渋った。米国株相場の上昇を受けて投資家のリスク回避姿勢が和らいだことが相場を下支えした。

・ユーロ円は続伸。米雇用指標をきっかけに米経済減速への過度な懸念が和らぐと、ダウ平均が一時740ドル超上昇するなど、米国株相場が底堅く推移。リスク・オンの円売りが優勢となり、2時30分過ぎに一時160.88円と日通し高値を付けた。
 ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は一時187.88円、豪ドル円は97.14円、NZドル円は88.57円、カナダドル円は107.36円まで値を上げた。

・メキシコペソも堅調だった。対円で7.81円、対ドルで18.8605ペソまでペソ高が進んだ。メキシコ中銀はこの日、政策金利を現行の11.00%から10.75%へ引き下げることを決めたと発表。市場予想は据え置きと0.25%の利下げで拮抗していたが、金利発表後もペソ買いが続いた。
 なお、声明では「景気減速懸念の高まりを背景に利下げを決定」「3対2の賛成多数で利下げを決定」「インフレ率を目標の3%に持続的に収束させることに引き続き取り組む」との見解が示された。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は大幅に反発。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となり、労働市場の底堅さを示すと景気懸念が和らいだ。投資家心理が改善し幅広い銘柄に買いが集まると一時740ドル超上昇した。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も大幅反発。エヌビディアやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)、テスラなどが買われた。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となり米景気懸念が和らぐと、相対的に安全資産とされる米国債に売りが出た。

・原油先物相場は3日続伸。米労働指標の改善を受けて米景気減速懸念が後退し、石油の需要期待が高まった。中東情勢の緊迫

474名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 07:25:03.92 ID:dSP4ZG5f

化も相場の支援材料となった。

・金先物相場は続伸。中東情勢の一段の緊迫化を背景に安全資産としての金需要が高まった。米利下げ観測も引き続き相場を支えた。

475名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 07:25:57.52 ID:dSP4ZG5f

8日の主な要人発言(時間は日本時間)

8日08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(7月30-31日分)
「物価安定の目標の持続的・安定的な実現という観点から、政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整することが適切である」
「足もとの経済の状態は、現在の極めて低い政策金利を幾分引き上げることができる程度には良いと考えている」
「 金利を引き上げたとしても、0.25%という名目金利は引き続き極めて緩和的な水準であり、経済をしっかりと支えていく姿勢に変わりはない」
「金融政策の正常化が自己目的になってはならず、今後の政策運営については、注意深く進めていく必要がある」
「緩やかなペースの利上げは基調的な物価の上昇に応じて緩和の程度を調整するものであり、引き締め効果を持たない」
「今回の政策変更後も、物価が見通しに沿って推移するもと、前向きな企業行動の持続性が確認されていけば、その都度、金融緩和の一段の調整を進めていくことが必要」
「 市場に金利形成を委ねるため、基本的には計画に沿って、国債買入れの減額を淡々と進めていくべき」
「国債買入れの減額計画の目的は、あくまでも市場領域の回復であり、金融引き締めにあるのではない」

8日11:00 鈴木財務相
「金融政策の具体的な手法は日銀に委ねられるべき」
「内田日銀副総裁発言へのコメントは控える」
「春闘の力強い結果が徐々に賃金に反映されつつある」
「政策を総動員し、持続的・構造的な賃上げを実現したい」

8日11:49 ブロックRBA(豪準備銀行)総裁
「インフレリスクを警戒」
「必要なら利上げをためらわない」
「6日の理事会で利上げをはっきりと検討した」
「一つの経済指標に反応するわけではない」
「経済が予想よりも早く悪化した場合、金利を引き下げる」
「理事会が現在把握している情報に基づくと、金利が急速に下がるとは考えられない」

9日04:06 メキシコ中銀声明
「景気減速懸念の高まりを背景に利下げを決定」
「3対2で金利引き下げを決定」
「2024年第3四半期のインフレ率を5.2%と予測」
「2024年第4四半期のインフレ率を4.4%と予測」
「2025年第4四半期までにインフレが3%の目標に戻ると引き続き予想」

9日04:11 トランプ前米大統領
「大統領には金融政策に一定の発言権があるべきだ」
「多くの場合、私は連邦準備制度理事会(FRB)議長よりも優れた直感力を持っている」

9日04:19 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「雇用の伸びは落ち着いてきたが、まだ仕事は増え続けている」
「1、2年前に考えられていたよりも、はるかに多くの労働供給がある」
「新規採用も解雇もない、まさに現状維持の状況にある」
「状況は好転するかもしれないし、悪化するかもしれない」
「経済指標が通常の範囲に近づいてきている」
「失業率は上がることが示唆される」

※時間は日本時間

476名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 07:26:40.71 ID:dSP4ZG5f

9日のイベントスケジュール(時間は日本時間)

<国内>
○08:50 ◇ 7月マネーストックM2

<海外>
○07:15 ◎ シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、講演
○10:30 ◎ 7月中国消費者物価指数(CPI、予想:前年比0.3%)
○10:30 ◎ 7月中国生産者物価指数(PPI、予想:前年比▲0.9%)
○15:00 ◎ 7月独消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比0.3%/前年比2.3%)
○15:00 ◎ 7月ノルウェーCPI(予想:前月比0.6%/前年比2.8%)
○16:00 ◇ 7月スイスSECO消費者信頼感指数(予想:▲36.0)
○16:00 ◇ 6月トルコ鉱工業生産
○21:00 ◎ 7月ブラジルIBGE消費者物価指数(IPCA、予想:前年同月比4.47%)
○21:00 ◇ 6月メキシコ鉱工業生産(季調済、予想:前月比0.3%)
○21:30 ☆ 7月カナダ雇用統計(予想:新規雇用者数変化2.25万人/失業率6.5%)
○10日01:00 ☆ 4-6月期ロシア国内総生産(GDP)速報値(予想:前年比4.2%)
○10日01:00 ◎ 7月ロシアCPI(予想:前月比1.1%)
○シンガポール(独立記念日)、南アフリカ(女性の日)、休場

※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。

477名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 08:09:15.79 ID:dSP4ZG5f

東京為替見通し=市場との対話失敗で流動性悪化、ドル円はレンジ内で荒い値動きか

 昨日の海外市場でのドル円は一時147.54円まで上昇した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より強い内容となり、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行した。その後の下押しも146.94円付近にとどまった。ユーロドルは1.0882ドルまで下落後、1.09ドル前半まで切り返した。

 ドル円相場はようやく落ち着きを取り戻しつつあるが、依然として流動性は悪く、一定のレンジ内で荒い値動きになりやすいことには注意したい。

 7月31日の日銀政策決定会合後に行われた植田日銀総裁の会見で、総裁がこれまでよりも大幅にタカ派に傾いた。そして、今週7日にはこれまでタカ派とされていた内田日銀副総裁がハト派と捉えられる発言を行った。いずれの発言も、これまでの両者のスタンスとの違いは明白で、市場にとってはサプライズとなり、どのような理由があろうと正副日銀総裁が市場との対話が出来ていなかったことが乱高下を引き起こしたといえる。

 一部では、植田日銀総裁は度重なる与党要人からの利上げ圧力がかかっていたことによりタカ派に転じ、内田日銀副総裁は株の暴落に慌てた与党からの修正に応えハト派へ転換したなどの噂もある。いずれにしろ日銀に対する信頼度の低下は避けられない事態になっている。

 本日は7月のマネーストック以外には本邦からの経済指標の発表はない。そもそも、1-3月期の実質国内総生産(GDP)が大幅な下方修正、消費支出の鈍化などにもかかわらず利上げが決定された。しかしその後は、経済指標などの発表が乏しいにもかかわらずハト派発言に変わるなど、日銀の金融政策がパラダイムシフトしたと捉えられている。今後は経済指標よりも政治的圧力や株価などの動きが政策手段の変更を決定づけるとさえ言われていることで、本邦の経済指標に対しての反応は鈍いだろう。

 本日もドル円相場をけん引するのは、日経平均株価を中心とした株式市場の動向になりそうだ。5日に一時3万1156円まで暴落した日経平均だが、徐々に下げ幅を取り戻しているものの、今年前半の新NISA(少額投資非課税制度)導入時のような過熱感は完全に失われてしまった。

 昨日発表された7月29日から8月2日までの対外対内証券投資では、海外投資家が株式指数先物を含め1兆円を超す売り越しだったことも判明している。これは5日の大暴落が含まれない数値であり、海外投資家の本邦株売りはさらに進んだ可能性も高い。再び海外投資家がこれまでのような本邦の株買いや、新NISAの海外投資分の外貨買いがこれまでのように積み増されるかも定かではなくなったことで、株式市場の重さが、ドル円の上昇する勢いを削ぎそうだ。

 もっとも、昨日は米株式市場が値幅を伴って上昇していることや、米長期金利も一時4%台に乗せたこともあり、ドル円を一方的に売り込むにも材料不足とも思われる。本日は神経質な動きとなるだろうが、大きくレンジを広げるのは難しいかもしれない。

 円以外では、オセアニア通貨の値動きが注目される。米株高によりリスク選好の動きに敏感なオセアニア通貨はNY市場でほぼ高値引けしている。昨日の講演でもブロックRBA(豪準備銀行)総裁がタカ派姿勢を維持したことで、豪ドルは特に底堅さを維持した動きになりそうだ。

478名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 08:10:05.72 ID:dSP4ZG5f

株価指数先物【寄り前】 52週線水準での攻防

大阪9月限ナイトセッション
日経225先物 35700 +920 (+2.64%)
TOPIX先物 2502.0 +43.5 (+1.76%) 
シカゴ日経平均先物 35575 +795
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

 8日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。米新規失業保険申請件数は前週比1万7000件減の23万3000件となり、市場予想(24万件程度)を下回った。前週に発表された7月の米雇用統計の弱い内容で高まっていた労働市場への警戒感が和らいだ。エヌビディア<NVDA>が6%を超える上昇で半導体株を牽引しており、マイクロン・テクノロジー<MU>やアドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>、アームホールディングス<ARM>などが買われた。

 また、円相場は1ドル=147円台で推移しており、キャリートレードの巻き戻しが一巡したとの見方も、安心感につながった。S&P500業種別指数はすべてのセクターが上昇しており、半導体・同製造装置、自動車・同部品、医薬品・バイオテクノロジー、メディア、運輸の強さが目立った。

 シカゴ日経平均先物(9月限)清算値は、大阪比795円高の3万5575円だった。日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比40円高の3万4820円で始まり、直後に付けた3万4360円を安値に切り返し、3万5000円辺りでの攻防を経て、米国市場の取引開始直前には3万5400円台を回復し日中の高値を上回った。米国市場の開始後もロング優勢の流れのなか、終盤にかけて一時3万5750円まで買われており、3万5700円とナイトセッションの高値圏で取引を終えた。

 日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い優勢で始まることになりそうだ。週足のボリンジャーバンドの-2σ(3万5580円)を上回ってきており、心理的な抵抗線である52週移動平均線(3万5790円)を捉えてくる場面がありそうだ。米国ではエヌビディアを筆頭に半導体株が買われているほか、東京市場では8日引け後に2025年3月期第1四半期決算を発表した東京エレクトロン <8035.T> [東証P]がコンセンサスを上回る進捗だったほか、通期予想を上方修正した。さらに配当予想も増額修正しており、日経平均型へのプラス寄与が期待される。

 日経225先物は52週線を上回って終えることができれば、週初の急落部分がチャート上で長い下ヒゲを残す形状になるため、底入れ感が意識されるとともに、センチメントを大きく改善させることにつながるだろう。CTA(商品投資顧問)などはロングポジションを解消し、ショートに傾いているとみられており、カバーの勢いが強まる可能性がありそうだ。

 また、日足のボリンジャーバンドでは-1σが3万5910円辺りに位置しており、同水準を捉えることができると、200日線が位置する3万6750円辺りがターゲットとして意識されてくるだろう。一方で、52週線水準での攻防から上値の重さが目立つようだと、週末要因のほか3連休に入ることもあって持ち高調整に伴うロング解消の動きが入りやすい。そのため、52週線水準を中心としたオプション権利行使価格の3万4750円から3万6750円でのレンジを想定する。依然として日中の価格変動が大きい状況ではあるが、徐々に変動幅は収束してきており、押し目狙いのロング対応に向かわせよう。

 昨日NT倍率は先物中心限月で14.14倍と横ばいだった。一時13.95倍まで下げる場面もみられたが、その後は14.00倍~14.20倍の直近のレンジ内での推移となった。本日は指数インパクトの大きい値がさハイテク株が牽引する形から、レンジ

479名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 08:10:57.78 ID:dSP4ZG5f

を上放れてくる可能性はあるだろう。ただし、14.18倍で推移する200日線が抵抗線として意識される可能性もあるため、レンジを大きく上放れる局面においては、その後のリバランス狙いに向かわせそうだ。

 8日のVIX指数は23.79(前日は27.85)に低下した。今週は5日に一時65.73まで急伸したが、直近の急変動からは落ち着きがみられてきた。依然として20.00を上回っていることから楽観視は禁物ではあるが、過度なリスク回避姿勢は和らいでいるだろう。

480名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 12:28:51.16 ID:dSP4ZG5f

株価指数先物【昼】 3連休前でスキャルピング中心の売買

 日経225先物は11時30分時点、前日比620円高の3万5400円(+1.78%)前後で推移。寄り付きは3万5750円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万5575円)を上回り、買い先行で始まった。一時3万5920円まで上げ幅を広げたが、買い一巡後は利益確定に伴うロング解消の流れから、中盤にかけて3万5060円まで上げ幅を縮める場面もみられた。利食い一巡後は3万5000円処での底堅さが意識されるなか、終盤にかけてはロング優勢となり、3万5400円を挟んでの推移となった。

 日経225先物はエヌビディア<NVDA>など米半導体株が買われた流れを引き継ぐ形となった。また、前日にストップ高を付けたレーザーテック <6920.T> [東証P]の買いが続いたほか、上方修正を発表した東京エレクトロン <8035.T> [東証P]が買い先行で始まったことも指数を押し上げる形となった。ただし、日経225先物は寄り付き直後に3万5920円まで買われ、5日の急落部分を完全に埋めたことから、達成感が意識された。また、52週移動平均線(3万5780円)をキープできなかったことから、ロング解消に向かわせたようだ。3連休前でスキャルピング中心の売買のなか、後場は膠着感が強まりそうだ。

 NT倍率は先物中心限月で14.16倍に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引するなか、一時14.25倍まで切り上げる場面もみられたが、その後は14.00倍~14.20倍の直近のレンジ内での推移となった。

481名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:30:20.02 ID:dSP4ZG5f

【よろずのつぶやき by Wada】落ち着きを取り戻しつつ

 昨日のドル円は、欧州時間に欧州株の下落などを受けて一時145.63円まで値を下げる場面もみられましたが、NY時間に入って米新規失業保険申請件数が予想よりも強い数字となると米長期金利が大幅な上昇。つれるかたちで一時147.54円まで値を上げました。その後の下押しも146.94円までと限定的。米30年債入札が3.1bpの大幅なテール発生となる、昨年11月以来の不調な結果に終わると、再び米長期金利が上昇。147.44円まで買戻されました。

 本日のアジアでは、東京が3連休前の実質ゴトー日ということもあり、朝方から実需勢の買いが先行。昨日高値の147.54円を上抜けて一時147.82円まで値を上げる場面もみられましたが、7日の高値147.90円が戻りの目処として意識されたほか、高く寄付いた日経平均が上げ幅を縮めると147.03円まで下押し。ただ、ランチタイムに入って日経先物が上げ幅を拡大するにつれて再び147.56円まで買戻されているといったところです。

 いずれにしても、今週は、週初にセリングクライマックスを迎えた、日本当局が自ら招いた世界的規模の金融市場における混乱を、引き金となった張本人が表向きには3者会合を開催して後始末を余儀なくされたわけですが、実際には、連日の本邦長期資金における日本株への大量の買い支えや、内田日銀副総裁が明らかなミスコミュニケーションで混乱状態となった市場への正されたメッセージを送ったことから、市場自身が落ち着きを取り戻し始めているといったところ。本日は、久しぶりにランチタイムの日経平均先物が上昇して、ドル円にもヘッジとしての買いが観測されているといった、平常時の海外勢による円キャリーの動きが観測されています。

482名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:31:13.31 ID:dSP4ZG5f

ロンドン為替見通し=リスクセンチメント改善期待、スイスフランが売られやすいか

 本日のロンドン為替市場では、昨日の米株式市場の大幅上昇を受けてリスクセンチメントの改善が期待できるなか、スイスフランや円などは対ユーロで売られやすい地合いとなるか。また、序盤に発表されるノルウェーのインフレ指標もノルウェー・クローネ(NOK)の動意に繋がりそうだ。

 昨日の欧州株は売りが先行したものの、独株はプラスを回復し、マイナスで終えた主要指数も低下幅は縮めて終えた。米国の週間失業データが予想より強い結果だったことを好感した米株の買い戻しにつれた形だが、欧州引け後に米株は一段高となっており、欧州金融市場もまずはリスク選好ムードが高まって始まりそうだ。

 リスクセンチメントの強弱で上下しやすいユーロスイスフランは昨日、0.93フラン半ばを下押し水準に0.94フラン半ばまで反発。5日のパニック相場で0.92フラン手前まで急落したところから、着実に下値は切り上げてきている。しかしながら、イスラエルを巡る中東情勢に落ち着く兆しは見られず、地政学リスクへの警戒感は高まったままだ。ユーロスイスフランにとって、株価動向とともに注意すべき材料となる。

 序盤に発表される7月ノルウェー消費者物価指数(CPI)は先月比、前年比ともに前回値から加速が見込まれている。ただし、それでも前年比は予想2.8%と6月分の3.0%を下回った水準。見込み通りであれば、今年に入ってからのインフレの鈍化基調が継続していると受けとめられるのではないか。

 また、このノルウェーCPIは前2回連続で予想から0.3ポイント下回った結果が出ている。今回も下振れるようであれば、前回のノルゲバンク(ノルウェー中銀)会合で年内は据え置きが示唆された政策金利に対し、下向きバイアスが強まるのではないか。次回会合は来週15日に予定されている。

想定レンジ上限
・ユーロドル、5日高値1.1008ドル
・ユーロスイスフラン、1日高値0.9515フラン
・NOK円、7月30日高値14.13円

想定レンジ下限
・ユーロドル、ピボット・サポート2の1.0852ドル
・ユーロスイスフラン、8日安値0.9355フラン
・NOK円、7日安値13.19円

483名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:31:58.11 ID:dSP4ZG5f

東京マーケットダイジェスト・9日 円下値堅い、株高

(9日15時時点)
ドル円:1ドル=147.01円(前営業日NY終値比▲0.22円)
ユーロ円:1ユーロ=160.52円(▲0.25円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0919ドル(横ばい)
日経平均株価:35025.00円(前営業日比△193.85円)
東証株価指数(TOPIX):2483.30(△21.60)
債券先物9月物:145.09円(▲0.25円)
新発10年物国債利回り:0.855%(△0.025%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.24700%(△0.00100%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)    
      <発表値> <前回発表値>
7月マネーストックM2
前年同月比   1.4%    1.5%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は上値が重い。日米の株価指数先物が上昇して始まったことを受け、投資家のリスク志向改善を意識した買いが先行した。8時過ぎには一時147.82円まで上昇する場面も見られたが、7日高値の147.90円がレジスタンスとして意識されると買いも一服。その後は高く始まった日経平均株価の失速に歩調を合わせるようにして上値を切り下げ、日経平均がこの日の安値をつけたタイミングで146.72円まで値を下げた。

・ユーロ円も上値が重い。朝方に一時161.38円まで上昇したものの、その後はドル円や日本株の動きをながめながら上値を切り下げる展開となり、160.23円まで反落した。

・ユーロドルは小動き。円絡みの取引が中心となるなか、1.0920ドルを挟んだレンジ内推移にとどまった。

・日経平均株価は反発。昨日の米国株式相場が大きく上昇したことが好感され、投資家心理の改善を意識した買いが入った。指数は一時840円超高まで上昇したが、その後は3連休前の利益確定売りや戻り待ちの売りに押されて徐々に上値を切り下げる展開に。後場に入ると380円超安まで反落するなど、この日も値幅を伴った荒い値動きとなった。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反落。前日の米国債券相場が下落した流れを引き継いで売り先行となり、一時144円81銭まで値を下げた。もっとも、その後は時間外の米長期金利が低下した影響から下げ止まった。

484名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:32:48.56 ID:dSP4ZG5f

【市場の目】インド中銀は引き締め姿勢維持、実は利下げ余地が乏しい可能性も

第一生命経済研究所経済調査部主席エコノミスト・西?M徹氏

インド中銀は引き締め姿勢維持、実は利下げ余地が乏しい可能性も
強気の見通しを維持の一方で食料インフレに懸念、自然利子率上昇で利下げ余地はない可能性も

 インド中銀は8日の定例会合で政策金利を6.50%、政策の方向性も金融緩和の解除に注力するとの方針を維持した。昨年後半以降のインフレ率は中銀目標の範囲内で推移するも、足下では食料インフレの動きを反映して底打ちしている。中銀は今年度の成長率見通しを+7.2%、インフレ見通しを+4.5%と従来見通しを維持する一方、インフレを巡って食料インフレによる悪影響を警戒する姿勢をあらためて示し、引き締め姿勢の継続を決定した。なお、6月の前回会合に続いて2名の政策委員が反対票を投じるなど意見は割れている。ただし、成長率見通しは政府見通しを上回るなど強気の見方を維持しており、先行きはインフレが一段と上振れする可能性がくすぶる。さらに、中銀内にはコロナ禍を経て自然利子率が上昇したとの試算があり、金融市場では年内の利下げ観測がくすぶるが、足下のルピー安圧力と相俟って利下げ余地は乏しいとみられる。よって、中銀は相当期間に亘って引き締め姿勢を維持せざるを得ない可能性が考えられる。

485名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:33:52.59 ID:dSP4ZG5f

景気動向指数は4カ月ぶりの低下~三菱UFJMS

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、6月の景気動向指数を受けてリポートしている。6月の景気動向指数・CI一致指数は前月比-3.4ptとなり、4カ月ぶりに低下した。3カ月移動平均などをもとに行われる内閣府の基調判断は「下げ止まり」で据え置かれた。新たな自動車の認証不正による出荷停止を受けた生産指数や耐久消費財出荷指数などの低下がCI一致指数を押し下げたとのこと。先行きについては、7、8月の製造工業生産予測指数では増産が続く見通し。三菱UFJMSでは、2月をボトムとしたCI一致指数の上昇基調は続くとみており、早ければ8月値をもとに行われる判断で、基調判断が「上方への局面変化」に上方修正される可能性があると考えている。

486名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:35:01.86 ID:dSP4ZG5f

消費者マインドは持ち直しの方向~SMBC日興

 SMBC日興証券では、7月の消費関連のマインド統計が出そろったことを受けてリポートしている。消費者態度指数、景気ウォッチャー調査の家計動向関連DIが、そろって2カ月連続の改善を示したとのこと。円安による物価上昇懸念が薄れつつある中、好調なインバウンド消費や賃上げの実現が作用して、消費者マインドは持ち直し方向にあるとSMBC日興では指摘している。

487名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:36:06.18 ID:dSP4ZG5f

【相場の細道】植田日銀総裁と内田日銀副総裁の同床異夢

「最後に、この言葉で締め括りたいと思います。『今回はこれまでと違う(This time is different)』」(内田日銀副総裁:2024年5月27日)

 内田日銀副総裁は、企画局長(2012年~17年)として、雨宮日銀前副総裁とともに、黒田第31代日銀総裁が打ち出した「大規模な量的・質的金融緩和政策」(2013年4月)や「
マイナス金利政策」(2016年1月)、「イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)」(2016年9月)政策の企画・立案に関与してきた。
 企画局長から日銀副総裁に昇格した雨宮日銀前副総裁は、財務省出身でアベノミクスでの消費増税に忖度した黒田第31代日銀総裁に抗うことは出来なかった。
 同様に、企画局長から日銀副総裁に昇格した内田日銀副総裁も、岸田政権に忖度する学者出身の植田第32代日銀総裁に抗うことは出来ないのかもしれない。

1.内田日銀副総裁の反旗
 2023年7月7日のインタビュー記事「金利操作修正『市場に配慮』バランス重視」で、内田日銀副総裁は、「YCCは、金融仲介機能や市場機能に配慮しつつ、いかにうまく金融緩和を継続するかという観点からバランスをとって判断していきたい」と述べた。
 フォワードガイダンスを一部修正して「機動的に対応」の文言が追加されたことや、7月の「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、物価見通しが引き上げられる可能性があるとの新聞報道なども、YCCの許容変動幅の拡大観測を高めた。

2.植田日銀総裁の忖度と否定
 2023年7月16日、植田日銀総裁は、市場で金融緩和策を修正するという観測が広がっていることに対して釘をさした。「債券市場の機能に関する私の認識は4月や6月の決定会合のときと大きく変わっていない」と述べた。18日には「持続的、安定的な2%のインフレ達成にはまだ距離がある」と述べ、YCCの修正観測を後退させた。
 YCCの許容変動幅を±0.5%から±0.75%、あるいは±1.0%に拡大した場合、岸田政権の財政政策に悪い影響を与え、株価も下がることから、岸田政権へ忖度したのかもしれない。

3.植田日銀総裁のタカ派路線
 2024年7月31日の日銀金融政策決定会合では、政策金利(無担保コール翌日物金利)が、これまでの「0-0.1%程度」から、「0.25%程度」に引き上げられた。
 そして、植田日銀総裁は記者会見で、「0.25%への利上げでも実体経済への影響は出ない。経済のショック、景気循環で日本経済に下振れが生じた場合、0.25%では対応しづらい。2006年からの前回の利上げ局面のピークである0.5%が壁になるとは認識していない」と述べた。さらに、中立金利の下限である1%を意識した見通しを示したことで、年内に1回(+0.25%=0.50%)、来年は1-2回程度で0.75%から1.00%に向けた利上げの可能性が示唆された。
 ドル円は、161.95円の高値(7/3)から141.70円(8/5)まで20.25円(▲12.5%)下落した。日経平均株価は、42426.77円の高値(7/11)から31156.12円(8/5)まで11270.65円(▲27%)下落した。

4.内田日銀副総裁のハト派路線
 2024年8月7日、内田日銀副総裁は、株価や為替相場が不安定な状況で利上げは行わず、当面は現行の金融緩和を維持するとの考えを示した。
 ドル円は、147.90円まで上昇し、日経平均株価も35849.77円まで上昇した。
 しかし、「植田総裁と自分との考えの違いはない。経済や物価が見通しに沿って展開していくのであれば、それに応じて金融緩和の度合いを調整していくことが適切」とも述べている。

488名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:37:09.02 ID:dSP4ZG5f

株価指数先物【引け後】 足もとでのリバウンド基調は継続

大阪9月限
日経225先物 35050 +270 (+0.77%)
TOPIX先物 2476.0 +17.5 (+0.71%)

 日経225先物(9月限)は前日比270円高の3万5050円で取引を終了。寄り付きは3万5750円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万5575円)を上回り、買い先行で始まった。開始直後に3万5920円まで上げ幅を広げたが、その後は利益確定に伴うロング解消の流れから、前場中盤にかけて3万5060円まで上げ幅を縮めた。利食い一巡後は3万5000円処での底堅さが意識されて、ランチタイムで3万5580円まで買い戻された。

 ただし、3連休を挟んでポジションを持ち越す市場参加者は限られているとみられ、後場は持ち高調整に伴うロングの解消が優勢となった。後場中盤には3万4410円と下落に転じる場面もみられたが、引けにかけて押し目狙いのロングが入り、3万5000円を上回って終えた。

 日経225先物はエヌビディア<NVDA>など米半導体株が買われた流れを引き継ぐ形となった。また、朝方は前日にストップ高を付けたレーザーテック <6920.T> [東証P]の買いが続いたほか、上方修正を発表した東京エレクトロン <8035.T> [東証P]が買い先行で始まったことも指数を押し上げる形となった。ただし、日経225先物は寄り付き直後に3万5920円まで買われ、5日の急落分を完全に埋めたことにより、達成感が意識されやすかった。

 また、52週移動平均線(3万5780円)をキープできなかったことが、ロングの解消へと向かわせたようだ。3連休を前にスキャルピング中心の売買であり、クローズとみられる動きは早かった。後場中盤にかけて下落に転じる場面がみられたが、前日の安値(ナイトセッションを含む)は下回っておらず、5日をボトムとした下値切り上げのリバウンド基調は継続している。

 52週線が心理的な抵抗線として意識されるが、週足のボリンジャーバンドは拡大傾向を続けており、ナイトセッションでは-2σが3万4590円まで下がってきた。そのため、結果として-2σを上回る形状となった。52週線突破を見極めつつ、-2σと-1σが位置する3万6570円辺りのレンジが意識されてくるだろう。

 NT倍率は先物中心限月で14.15倍と小幅に上昇した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引するなか、一時14.25倍まで切り上がり、14.18倍で推移する200日線を上回る場面もみられた。ただし、その後は14.00倍~14.20倍の直近のレンジ内での推移となった。明確なトレンドが出てくるまで、直近のレンジを放れる局面では、その後のリバランス狙いとなりそうだ。

 手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万6647枚、ソシエテジェネラル証券が2万2212枚、JPモルガン証券が4087枚、ゴールドマン証券が3705枚、バークレイズ証券が3266枚、モルガンMUFG証券が3226枚、SBI証券が2807枚、サスケハナ・ホンコンが2274枚、野村証券が1774枚、日産証券が1571枚だった。

 TOPIX先物はABNクリアリン証券が3万9123枚、ソシエテジェネラル証券が3万0358枚、バークレイズ証券が6233枚、モルガンMUFG証券が5485枚、BNPパリバ証券が4505枚、ビーオブエー証券が4435枚、JPモルガン証券が4320枚、ゴールドマン証券が2737枚、サスケハナ・ホンコンが2458枚、SMBC日興証券が2055枚だった。

489名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:38:03.24 ID:dSP4ZG5f

NY為替見通し=NY株式市場の動向や7月カナダ雇用統計に要注目か

 本日のNY為替市場のドル円は、米国の重要な経済指標や要人発言の予定がないことで、NY株式市場や債券市場の動向を見極めながらの相場展開が予想される。

 リスクシナリオは、依然として中東情勢の緊迫化、すなわち、イランによるイスラエルに対する報復攻撃、中東の地政学リスクの高まりとなる。

 米10年債利回りは、2日の米7月雇用統計のネガティブサプライズを受けて4.0%を割り込んで以来、明確に4%を上回ることが出来ていない。
 来週14日に発表される米7月消費者物価指数(CPI)も伸び率の鈍化が見込まれていることで、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%の利下げ開始が予想されており、ドルの戻りを限定的にしている。

 ドル/加ドルは、7月カナダ雇用統計に要注目となる。6月の失業率は6.4%と2年5カ月ぶりの高水準まで悪化していたが、7月も6.5%への悪化が予想されている。新規雇用者数変化は+2.25万人と予想されており、6月の-0.14万人からの増加が見込まれている。
 7月の雇用統計が弱めなデータになれば、カナダが景気後退に向かっている可能性が高まることで、カナダ金利の先安観が更に強まり、加ドルの上値を抑える要因となる。

 カナダ銀行(中央銀行)は、先月、政策金利を0.25%引き下げて4.5%とし、声明文では、インフレが想定通り鈍化し続ければ、追加利下げの可能性もあると言及していた。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、148.46円(日足一目均衡表・転換線)
 加ドル円の上値目処(めど)は、109.23円(8/1高値)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、145.44円(8/8安値)
 加ドル円の下値目処(めど)は、105.80円(8/8安値)

490名無しさん@Next2ch:2024/08/09(金) 21:38:53.59 ID:dSP4ZG5f

NY株見通し-底堅い展開か 決算発表はエバジーなど

 今晩は底堅い展開か。昨日は新規失業保険申請件数が強い結果となり景気後退(リセッション)懸念が和らいだことや、ドル円の上昇を受けて「円キャリートレード」の巻き戻しへの警戒感が和らいだことも追い風となり主要3指数がそろって大幅反発。ダウ平均が683.04ドル高(+1.76%)、S&P500が2.30%高、ナスダック総合が2.87%高となった。週初来ではダウ平均が0.73%安、S&P500が0.51%安、ナスダック総合が0.69%安となった。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の23.39ポイントから月曜日に一時65.73ポイントまで上昇したが、昨日は23.79ポイントで終了した。

 今晩は底堅い展開か。中東をはじめとする地政学リスクが引き続き意識されるものの、昨日の新規失業保険申請件数を受けて過度なリセッション懸念が後退し、円キャリートレードの巻き戻しへの警戒感も和らいだ。VIX指数が先週末水準まで低下するなどセンチメントも改善しており、週末の取引となるが、落ち着いた展開が期待できそうだ。

 今晩は主要な米経済指標の発表はなし。企業決算は寄り前にエバジーなどが発表予定。


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