版権ものはなしで 完全オリジナルで
お題>>2>>3>>4
版権ものはなしで 完全オリジナルで
お題>>2>>3>>4
マグロ
200年後
カラス
そうか がっちり書いてみるわ
期待
マグロ漁船にのっていたら嵐に巻き込まれて200年後にタイムスリップ
200年後は喋るカラスが支配しててカラスにマグロを献上して媚を売りながらなんとか生きていくお話
くそ難しい かけるか分からんけど俺は適当に保守し続けるわ
wktk
保守しなくてもイチニチくらいなら落ちないよ
今から200年と言う歳月を遂げた20215年ニッポン
この200年という長い時間のなかでさまざまなものが変遷した
特にひときわ目立つのかカラスである
奴らは我々人間の鼻くそ程度の脳味噌しか持たないにも関わらず異色の変化を遂げた
語学を身に付けたのである
これによってカラスたちは人間の文化を取り入れはじめ
名前をもち家族をもち家をもち仕事をもった
カラスだけではない犬や猫などの愛玩動物も僅かながら知恵を身に付け初めている
これは人間以外の物語
まさにカラスの黎明期の記録である
200年って長いな
200年後にしとけば好き勝手できるからな
ファンタジーでもSFでもいけるぞ
これは感動する物語なのだろうか
18200年も経ってるのかよ…
後半めんどくさくなって矛盾してるところあるかもだけど一応でけた
「カラスとマグロと200年後」
作:俺
或る日、私がいつものように飲食店のゴミ捨て場に食料を探しに行くと、一羽の白いカラスが生ゴミを啄んでいた。
とても異様な光景だった。『白いカラス』それだけでもかなり異様なのだが、私が感じた『異様』はそこではない。
――人語を喋っていたのだ。
オウムやインコがたどたどしく喋る、なんてものではない。「しけた物しかないな」と、それはそれは流暢に喋ったのだ。言っておくが、私はホームレスではあるが幻聴を聞くようなジャンキーなどではない。
最初はこんな奇妙な事があるものか、どうせ夢でも見ているだろうと思った。しかし、頬を抓っても顔を叩いても奴は喋り続けていた。これは現実なのだ。
「なぁ白いの、お前はなんで人語を喋れるんだ?」
「喋れるものは喋れる。それでいいではないか」
何度目になるか分からない問いを投げかけると、何度目になるか分からない答がかえってきた。しかし、今日の私は簡単には食い下がらない。奴の秘密を聞く策があるのだ。
「まぁお前のおかげで前よりは退屈しなくなったから良いっちゃ良いんだがな。ただ話してくれさえすれば……」
「っ! そ、それはッ!?」
私がビニール袋からあるものを取り出すと、奴は驚いてピョンと飛び跳ねた。
これは私がアルミ缶集めで稼いだ2千円を叩いて、アメ横で買ったマグロの中トロ500グラムだ。マグロ好きの奴の事だ、流石にこれで口を割るだろう。
「さて、話してくれればこれを丸々お前にやるぞ?」
「フン……。どうせ話しても理解も納得もできまいが、マグロを出されては仕方無いというものだ」
奴はマグロから目をそらさずにそう言った。好みを探るべくゴミ捨て場を張り込み、2千円を出し甲斐があった。作戦大成功だ。
「白いカラスが喋るのを許容している私だ、どんなことでも納得してやる。ささ、話してもらおうか」
「という訳だ、これで満足か?」
小一時間に渡る『喋る理由』の話が終わった。なんとも荒唐無稽な話だったが、私はようやく真実を知れるという事と、単に話が面白かったので笑い飛ばす事もなく最後まで聞ききった。
要約するとこうだ。
奴は白鳥勝也という名前の普通の男だった。いや、普通というのにはあまりに頭のいい男であった。
白鳥はその類い稀なる頭脳と半世紀近くの時間を使い、ある装置を作り出した。その装置とは、カプセルに入ってボタンを押すと時間を遡れるというもの、簡単に言うとタイムマシーンであった。
人類初のタイムマシーン完成に大喜びした白鳥は、早速タイムマシーンを使うべくカプセルに入り、ボタンを押した。
そして気が付いた時には200年前の日本、つまり私が生きているこの時代に白いカラスとして存在していたという。
白鳥が言うに、世界に突然人間一人分の質量が増える事は不可能であり、質量を持たない記憶だけが過去に飛ばされ、たまたまカラスに入ったという仮説が有力との事だ。
声が出るのは、鳥は肺の上にある鳴管という器官、まぁ人間でいう声帯みたいなものを振るわせて声を出もので、その周りの筋肉を鍛えればある程度はカラスでも喋れるという事らしい。
「じゃあ白いカラスに入ったのは偶然なのか、名前とか関係なく。私にはなにか運命めいたものに感じるんだけどな」
「科学者は運命など信じぬ、ただの偶然だ。稀であるとはいえ先天性白皮症で白いカラスも存在はしているのだからな」
なるほど、この受け答え確かに白鳥は科学者らしい。驚きというかなんというか。
「で、戻れないのか?」
「装置が無ければ戻れん。そして身体同様装置もここへきてないという事は一生戻れないという事だ。そもそも……」
そう言って白鳥は俯いた。
「そもそも?」
「そもそも飛ばされたのが記憶ならば、この私は私ではないのかもしれない。確かに人間の心は記憶によって作られるものではあるんだが……」
「それはそうだが、記憶が心ならば問題ないんじゃないか?」
人間の思考や喜怒哀楽が記憶によって作られているのならば、記憶こそが心であり自我ではないか。何が問題なのだろう。
「例えば、お前の昨日までの記憶をコピーして全て見た目もまったく同じ人間に入れたとしよう。するとその人間は自分はお前だと自覚するだろう。しかし、お前とその人間は同一人物か?」
「そりゃ……ん? どっちだ?」
「まぁ答えは無いがな、タイムマシーンが出来るほどの未来でも心の実態と『自分』とは何かは解明されておらんのだ。しかし、どうも私は私で無い気がして不安でならんのだ」
考えすぎで不安になるとは、頭がいいというのも善し悪しらしい。一瞬社会からドロップアウトするほど頭が悪くて良かったと思ってしまった。
「難しいことは分からないけど、どうでもいいんじゃないのか?」
「どうでもいいわけがあるか、自分が自分で有るかも分からんのだぞ?」
「私だって確固たる自分が有るわけじゃないし、ひょっとしたらどこかで誰かの記憶を入れられているのかもしれない。同じじゃないか、そんな悩みは皆持ってるんだよ」
「……むぅ」
「ま、なるようになるさ。私みたいに頭空っぽにして暮らすってのも楽しいものだぞ?」
「ふん、お前と話していると全てがどうでも良くなるな。ホームレス体質というのは伝染するのか?」
「ははっ、かもな。世の中には分からんことばっかだからな」
終わり
短いけど全然思いつかなくて時間かかった
あと読みやすいようにセリフの前後に改行いれたけど読みにくかったらスマソ
おもしろかった
タイムマシーンがなぜ伸ばしてるのか気になったが
このまま群像劇的な方向性に話広げて行こうぜ
もう無理
台本形式にしとけばぽんぽんかけたけど小説だと時間かけないのは無理だわ