▼補講 詩作の実際
最後に俺の詩の作り方を書いて終わるわ
作りたい奴は参考にしてくれ
俺は律詩の中央に並べるようなきちんとした対句は
奇跡的な思いつきがないと作れない
だから詩形は必然的に絶句になる
▼補講 詩作の実際
最後に俺の詩の作り方を書いて終わるわ
作りたい奴は参考にしてくれ
俺は律詩の中央に並べるようなきちんとした対句は
奇跡的な思いつきがないと作れない
だから詩形は必然的に絶句になる
さて散歩してるときにふと「擬牝」にせものまんこという造語を思いつく
にせものまんこは孕ませねばならないので「孕擬牝」と三字の句ができる
詩は ○○|●●|●○○ のように 2+2+3 に分かれなくてはいけないので
三字の句は行末にしか置けない
しかし en.wiktionary.org で三つの字をそれぞれ引くと
「孕擬牝」は ●●●
このまま行末に置くと「下三連」の禁則になる
そこで「孕」と似たような意味の漢字を手当たり次第に
en.wiktionary.org で引き「娠」という平声字を見つける
これで「娠擬牝」○●●ができた
次にオナホはちゅこちゅこすることに決まっている
唐の発音で chuk chuk みたいな音にしたい
http://kanji-database.sourceforge.net/dict/sbgy/index.html
この韻書を "uk" で検索して 柷 (tɕiuk) を見つける
意味は「木製の棒で内側を叩いて音を出す楽器」なかなか良い
wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B7
の写真などまるでディルド台ではないか
そこでこれを擬音語に使い「柷柷娠擬牝」(●●|○●●)などと
言いたいが言えない (偶数番めの文字の平仄が交代していない)
よって詩行は七字に伸ばさざるを得ず
「柷柷○○娠擬牝」(●●|○○|○●●) までできる
この句は●で終わるので押韻しなくてよい第一行か第三行に置くことになる
○○の部分は後で埋めることにして別の行を作ろう
次にオナホまんこちゅこちゅこしている俺は何をしているのか
催眠音声を聞いている
催眠音声と言えばカウントダウン
…と考えたところで「三二一零」○●●○ が「二四不同」を満たしていて
詩の中にそのまま入れられることに気づく
そこで「三二一零ABC」(○●|●○|ABC) と配置する
これと「柷柷○○娠擬牝」(●●|○○|○●●) との
偶数番めの平仄を比較すると二番と四番が一致している
よってこの二行は一つの連を構成するような二行にはなれない
「柷柷○○娠擬牝」は第一行か第三行に置かなくてはいけないので
配置の仕方は次の二通りしかない
1. 柷柷○○娠擬牝
2.
3.
4. 三二一零ABC
もしくは
1.
2. 三二一零ABC
3. 柷柷○○娠擬牝
4.
前者だとすると孕ませた後カウントダウンがあることになりおかしい
よって後者しかない
すると ABC のうち C は押韻のため平声でなければいけない
つまり「三二一零AB○」(○●|●○|AB○)
さらに「孤平」を回避するために A=○ であり、
「下三連」を回避するために B=●であることが確定する
つまり「三二一零○●○」(○●|●○|○●○)
ということで「三二一零深落眠」という句ができる。
2. 三二一零深落眠 ○●|●○|○●◎
3. 柷柷○○娠擬牝 ●●|○○|○●●
ここで押韻字が「眠」men であることが確定する
第四行を「眠」と押韻しなくてはいけない
字書 https://zh.wikisource.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B0%B4%E9%9F%BB
を検索して「眠」と同じグループの字をぼんやり眺め
使えそうな字を探すと「千」が目に付く
「催眠の中で処女千人とハメハメしたいなあ」
第四行の基本形は、第三行の逆で ○○|●●|●○◎ なので
「処女」●● は中央にしか置けない
よって「○○処女●○千」まで確定する
「処女●○千」の間を埋めよう
処女がいっぱい寄ってきて欲しいから「来」○ とする
「処女●来千」(処女●来たること千)
後は ● に入りそうな言葉のうち仄声であるものを
en.wiktionary.org で手当たり次第に探し
「処女聚来千」となる
ここまでまとめると
2. 三二一零深落眠 ○●|●○|○●◎
3. 柷柷○○娠擬牝 ●●|○○|○●●
4. ○○処女聚来千 ○○|●●|●○◎
第一行を作ろう
第一行は押韻しなくてもいいが
七言では押韻するほうが多いので、もう一度
字書 https://zh.wikisource.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%B0%B4%E9%9F%BB
を検索して「眠」と同じグループの字を眺めると
「天」という字が目に入る
「催眠に入るときって『だんだん体が軽くなってゆらゆら浮きあがります』」
みたいな感じの言葉がよくあるなあ…」
というわけで第一行が「放松整息榻昇天」となり
1. 放松整息榻昇天 ●○|●●|●○◎
2. 三二一零深落眠 ○●|●○|○●◎
3. 柷柷○○娠擬牝 ●●|○○|○●●
4. ○○処女聚来千 ○○|●●|●○◎
未確定のところに言葉が通じるよう字を入れて >>43 が完成する
なお「珍珍○○」は中国では絶対通じないがこうするしかなかった
また第四行は今になって思えば
「黄花処女聚来千」(○○|●●|●○◎) のほうが拗がなくて良い気がする
おわり