1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 01:57:47.28 ID:radpue6Q 吾輩はロリコンである。前科と職ははまだ無い。
偉大なる小説家を真似て書き出してみたが、あれほどの文章を書く力は俺にはない。何となくこう書き出してみたかっただけである。
だからこの小説に期待をしないでほしい、これはただの俺の体験記であり日記と言って差し支えないレベルのものだ。とは言えせっかく書いたものだ、もし貴方が暇を持て余しているのなら読んでみて欲しい。暇潰しくらいにはなるかも知れない。
或る日の午後、俺は小遣いを貯めて購入したデジタル一眼レフカメラを持って家を出た。児童用通学路の何気ない日常を切り取るという芸術性の高い趣味を楽しむためである。
歩く事数十分、いつも訪れている通学路沿いの公園に到着した。ここは家と交番から遠く、小学校とも少し離れている場所だ。
おそらく「家と交番から遠いのは理解できるが小学校から離れている場所を選ぶ理由が分からない、ロリコンにとって小学校が聖地ではないのか」と思った人が多いだろう。では説明しよう、これには三つ理由がある。一つ目は小学校付近は横断歩道の旗振りなど児童を見守る大人が多い事。二つ目は教師から寄り道を禁止されている児童が叱られるリスクを恐れ、学校帰りに、つまりランドセルを背負ったまま学校付近の公園には行かない事。そして第三に……俺の好きな娘がいる事。
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 01:58:50.44 ID:radpue6Q ベンチに座り、草木を撮影するフリをして公園の入り口を狙う。天使の羽とも形容されている「ランドセル」を背負った姿を撮影するには遊び始める前でなければならないからだ。
しかしコイツが存外難しい。ジュニアアイドルなどの飼いならされたロリのようにポーズをしてくれるわけでも目線を向けてくれるわけでもない、どころか野生のロリは目があったらアウトだ。さらにそれを、公園の植物を愛する風流な人を装って撮らなければならない。さながら風景に溶け込み獲物を狙うハンターだ。
「来たか……」
植物の写真を適当に取りながらちらちらと辺りを窺っていると、お目当ての娘が公園の入口に向かって歩いてきた。
やわらかそうな白い肌、磨き上げられた水晶のように澄んだ瞳、世界が嫉妬するような髪、丸みを帯び始めたばかりの未成熟な躰、そして屈託のない笑顔。彼女の魅力を挙げれば際限がない。
彼女の名前は「カナ」と言うらしい、彼女の友人がそう呼んでいたのを聞いた事がある。
それにしても一発目で彼女に当たるとは幸運だ、長居というリスクがなくなった。パッと撮影してササッと退散できそうだ。
「ほぉ、オオイヌノフグリが咲いたか」
花に夢中になっている様子を演じながら画角にカナちゃんが入るのを待つ。
やはり今日はラッキーデイのようだ。彼女からは死角になる位置に花が咲いており、しかもそれがローアングルを狙いやすい背の低い花と来ている。
「もう春が来……へあっ!?」
目が合った。正確にはカメラ目線のカナちゃんが液晶画面に写った。
ヤバい、確実にバレた。
「おじさんなにしてるの?」
俺があたふたしていると、カナちゃんが蔑んだような顔をしながら話しかけてきた。
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 02:02:49.81 ID:radpue6Q「えっ、えっと」
何故だ? 浮かれすぎたか? 死角から外れたか? そんな失敗の要因など考える余裕もなく『逮捕』の2文字が頭の中を駆け巡り、冷や汗が滝のように流れ出る。言い訳も思いつかない。どうしよう……どうしよう……どうしよう……どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう……。
もう何もかも終わ――
『働きもしないでどうすんのお前?』 『ニートとかヤバい』 『ロリコン気持ち悪い』
『糞製造マシーンは今日も快調だな』『昼行燈もいいとこだな』
『生まれてこなきゃよかったのに』
『死ねよ』
――ああ、そうか。もとより意味のない人生だ、終わっても問題ないじゃないか。
そう思った瞬間俺の中で何かが音を立てて崩れ落ちた。
「うぉおおおおおおおおお!! 俺は怪盗ロリコン仮面だぁあッ! 今から貴様の処女を頂くぞォ!」
「ちょっやめてよおじさん、私処女じゃないよ?」
「フン、そうか処女じゃないか! そんな些細な……な……なんだと? 貴様その年で非処女なのか!?」
「うん、彼氏と」
「ぐっ……世界はどうしても俺の願いを叶えたくねぇようだ……ぜ」
END
本当はJSとロリコンおじさんの心温まるハートフルなお話にする予定だったんだけどなにこれ
性の対象から娘みたいに思い出して、大人としての自覚が出てきて最終的に職についてハッピーエンドのハズだったんだ
誰かそっち書いてくれ
4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 02:03:08.24 ID:csnmVIA9いいぞ
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 02:03:44.26 ID:csnmVIA9いいぞってのは了承ってことじゃないぞ
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 02:04:39.16 ID:3X8HEgQv一瞬で終わった
文章うまいからはよ長編書け
7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 02:09:00.88 ID:radpue6QNEPのくせに反応早いじゃねーの
その早さでハートフルストーリー書いてくれ
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 05:27:08.41 ID:radpue6Q>>6
おまえが書けて
9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 05:41:09.17 ID:vPBZGdkSお前が書け
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 06:05:22.74 ID:+FhN9nIo「えっ、えっと」
何故だ? 浮かれすぎたか? 死角から外れたか? そんな失敗の要因など考える余裕もなく『逮捕』の2文字が頭の中を駆け巡り、冷や汗が滝のように流れ出る。言い訳も思いつかない。どうしよう……どうしよう……どうしよう……どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう……。
もう何もかも終わ――
「おじさん、お花すきなの?」
「…………へあ?」
過去のフラッシュバックから、自暴自棄のノンストップへと、思考の谷を転がり落ちていた俺は、
かけられた言葉の意味を理解できず、暫し呆然としていた。
聞き間違いだろうか?逃避癖からくる幻聴?
聞き返すべきか。俺が意を決し、おずおずと顔をあげると
「わたしもお花、すきなんだあ」
甘い果実を含んだような笑顔で囀ずる彼女を直視するに耐えず、俺は再び目を伏せた。
11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 07:29:48.22 ID:O0qwKcuhお前三途の川突撃レポとか書いてなかった?
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 07:39:31.90 ID:TnJt0Pdsnepってたまに文豪いるよな
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 09:36:13.88 ID:ZYoKlHi6>>10
続きオナシャス
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 10:02:08.38 ID:radpue6Q>>11
おう
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 15:30:40.55 ID:6mNH9Xdf文体で分かるとかすごい
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/12/29(火) 18:24:03.34 ID:3X8HEgQv俺もクソ製造マシーン
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