「えっ、えっと」
何故だ? 浮かれすぎたか? 死角から外れたか? そんな失敗の要因など考える余裕もなく『逮捕』の2文字が頭の中を駆け巡り、冷や汗が滝のように流れ出る。言い訳も思いつかない。どうしよう……どうしよう……どうしよう……どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう……。
もう何もかも終わ――
『働きもしないでどうすんのお前?』 『ニートとかヤバい』 『ロリコン気持ち悪い』
『糞製造マシーンは今日も快調だな』『昼行燈もいいとこだな』
『生まれてこなきゃよかったのに』
『死ねよ』
――ああ、そうか。もとより意味のない人生だ、終わっても問題ないじゃないか。
そう思った瞬間俺の中で何かが音を立てて崩れ落ちた。
「うぉおおおおおおおおお!! 俺は怪盗ロリコン仮面だぁあッ! 今から貴様の処女を頂くぞォ!」
「ちょっやめてよおじさん、私処女じゃないよ?」
「フン、そうか処女じゃないか! そんな些細な……な……なんだと? 貴様その年で非処女なのか!?」
「うん、彼氏と」
「ぐっ……世界はどうしても俺の願いを叶えたくねぇようだ……ぜ」
END
本当はJSとロリコンおじさんの心温まるハートフルなお話にする予定だったんだけどなにこれ
性の対象から娘みたいに思い出して、大人としての自覚が出てきて最終的に職についてハッピーエンドのハズだったんだ
誰かそっち書いてくれ