安価でSS書く ID:2x83VALS

1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/16(木) 20:32:29.39 ID:2x83VALS

>>3
>>4
>>5

10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/16(木) 21:02:30.43 ID:2x83VALS

テスカたん「我は神。儀式の時期が近付き、色々忙しい」

トリたん「生け贄役どないしましょうね。また適当にババ抜きでもして決めましょうかね」

ポカたん「賛成。さっさと決めて寝たいわ」

テスカたん「前回もババ抜きだったので、今回はジジ抜きにするべきでは」

トリたん「そうですねぇ。ジジ抜きにしましょうかね」

ポカたん「あいあい。適当に一枚抜いて……っと。シャッフルシャッフル」

ーーーーーーーーーー

ポカたん「うぎゃああああ負けだああああぢぐじょおおおお!!!」

テスカたん「ではポカ、よろしく」

ポカ「んじゃーこいつ。名前は肝太郎25歳、住所不定無職。見た目もキモオタまんまだし、生け贄にされても誰も困んないっしょ」

テスカたん「異議なし」

トリたん「サクサク決まりますねぇ」

ポカたん「あーめんどくさー。じゃ、ちょっくら行ってきまんまん」

トリたん「いてらい」

ーーーーーーーーーー

肝太郎「……あぁルイズたん、はげしいよぉ……ムニャムニャ」グーグー

ポカたん「我はテスカトリポカ。そなたに命ずる。生け贄として、魂を捧げよ」

肝太郎「!?」

ポカたん「ってことで、頼んだよー。んじゃ」

肝太郎「……ッ! 」

肝太郎「今のは、神のお告げ……?」

肝太郎「俺が生け贄に……。まじか……」

肝太郎「……寝よ寝よ。きっと聞き間違いだわ。俺みたいな底辺のゴミカスが選ばれるわけない」

肝太郎「……」

15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/16(木) 21:25:37.38 ID:2x83VALS

王様「さて、皆の衆。今回集まってもらったのはほかでもない」

王様「例年通り、『ウィクロスの儀式』が近づいておる。一応聞いておくがこの中でテスカトリポカ神のお告げを聞いた者は?」

部下共「……」

王様「じゃろうのう。ワシ選ばれても絶対に自己申告しないもん」

王様「まぁ毎年のことじゃ。民衆に聞いて回り、お告げを聞いた者を連れてくるのじゃ」

王様「見つからねばその辺の奴適当に連れてくればいいから。よろしく」

部下共「ハッ!」

ーーーーーーーーーー

肝太郎「あー今日も適当にネカフェ行こ……」

ザワザワザワザワ

肝太郎「なんだうるせぇなぁ。今日なんか祭でもあったっけな」

部下「皆に聞く!この中でテスカトリポカ神のお告げを聞いた者は居るか!」

民衆「ザサワザワ」

肝太郎「……」

部下「おらぬか」

肝太郎「あ、俺……」

民衆「ザワッ!!」

部下「お前は……?」

肝太郎「肝太郎だよろしくな。昨日の夜、夢の中で『魂を捧げよ云々かんぬん』って言われたんだけど」

部下「……ぷっ」

肝太郎「……?」

部下「うひゃひひひひゎぴ!!お前みたいなキモオタが選ばれるわけねーだろバーカ!!ダクソやりすぎだハゲ」

肝太郎「やっぱそうなのかなぁ。俺の聞き間違いかなぁ」

部下「お前家族は?」

肝太郎「いない。身ひとつでここまで生きてきた」

部下「……ふむ」

部下「そうか、独り者なのか。ならば都合が良い」

部下「おい、これから王宮へ来てもらう。王様に真偽を確かめて頂く」

肝太郎「まじ?やべぇよ2年風呂入ってねぇよ」

部下「……」

肝太郎「そっちでファブリーズ貸してくれよ。さすがにこのままじゃ失礼だわ」

部下「……はぁ。いいだろう」

肝太郎「よしよし。おら、はやく案内しろや。こっちは腹も減ってんだいいもの食わせろよ」

部下「……」

18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/16(木) 21:59:04.45 ID:2x83VALS

肝太郎「うわでっけー」

部下「これからお会いするお方はこの国を納める国王様なんだぞ。くれぐれも粗相のないように」

肝太郎「任せとけ。こう見えても礼儀は弁えてる」

部下「……」

ーーーーーーーーーー

肝太郎「ただいまパパー」

王様「……」

王様「部下よ。この者は?」

部下「も、申し訳ございません王様!!街で聞き込みをしていたところ、この男がお告げを聞いたと言っていたもので……」

肝太郎「ぼくね、おそとで必死にせいかつしてたの!気づいたら25ちゃい!どうしよう!」

部下「こ、こら!やめないか!なにが礼儀は弁えてるだ!」

肝太郎「うるせーや。こうしてまともに言葉話せるようになったのも最近なんだよ殺すぞ」

部下「くっ貴様は……」

王様「ふむ……」

肝太郎「あ?なにジッと見てんだこら。その年でホモに目覚めちまったのか?まずてめー誰なんだよ自己紹介しやがれ老害」

部下「いい加減に……!」

王様「部下よ」

部下「ハッ!今すぐこの者を斬って……!」

王様「違うそうじゃない。この者を部屋へと案内するのじゃ」

部下「……!ならば本当に……!」

王様「あぁ。こやつは本当に選ばれた。ワシにはわかる」

肝太郎「あ、やっぱりあれ本物だったのか。まぁいいわ。おら、飯だ飯。特上のサーロインステーキ持ってこい下僕共」

部下「……」

部下「着いてこい」

肝太郎「おいサーロイン……」

ーーーーーーーーーー

ドアガチャ

部下「入れ」

肝太郎「あ?なんだよ。公式ニートになれってんなら大歓迎だぞ」

部下「はぁ……」

部下「……お前なぁ、国王様になんて口の利き方するんだ」

肝太郎「けっ……」

部下「まぁいい。これから少しずつ学んでいけ」

肝太郎「うるせぇ。俺は生涯終えるまでこのスタイルを貫く」

部下「……」

部下「これからお前にはここの住人となってもらう。ウィクロスの儀式はちょうど一週間後だ」

部下「それまで可能な限り、お前が望む者を用意しよう。なにかあれば俺に言ってくれ」

肝太郎「望みねぇ。まずは飯だ。飯もってこい」

部下「……わかった」

20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/16(木) 22:30:41.36 ID:2x83VALS

肝太郎「あー食った食った。こんなに食ったの産まれて初めてだろうなぁ」

部下「さて、先ほど『公式ニート』と言ったが、これからの一週間ら今までの人生で最も忙しい日取りとなるだろう」

肝太郎「え、まじ?どうせ死ぬんだし目一杯楽させてくれよ」

部下「そういうわけにもいかない。まずはお前の妻を民衆の中から選出する」

肝太郎「妻?いらねーよ。俺がほしいのはセフレだよ」

部下「……まぁ、どんな生活を営むかはお前に任せるが。その後の国王の演説の際、お前を民衆に紹介する。お前はただ国王の隣に立っていればいい」

肝太郎「……面倒だな」

部下「例年の行事だ。我慢しろ」

肝太郎「ふぁ~い」

部下「よし。本格的な行事は明日から始まる。それまでこの部屋に居るもよし、散歩をするもよし。しかし敷地内からは出るなよ」

肝太郎「あいよー」

部下「それじゃ」

ドアバタン

肝太郎「……」

肝太郎「あーあ。ホームレスからいきなり貴族になっちまったよ」

肝太郎「……暇だし>>22でもすっか」

1 城内探検
2 庭散歩
3 王様の部屋に行く
4 おちんぽブーメラン

25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2015/04/16(木) 23:11:11.08 ID:2x83VALS

肝太郎「ふんっ!ふんっ!ふんっ!ふんっ!」ブルンブルンブルン

肝太郎「うおおおおお!!俺は、俺はここで……」

肝太郎「おちんぽブーメランしてやるんだあああああああ!!!!」ブルンブルブルンブルン!

肝太郎「うおらあああああああああああ!!!」ブルンブルブルンブルン!

ドアガチャ

部下「おっお前!一体ナニを……!?」

肝太郎「受けとれぇ!俺のおちんぽブーメランンンンンンゥゥウ!!!」

ビシュンッ

グルグルグルグルグルグルグル!

部下「なんだなんだ!?」

肝太郎「いっけえええええぇええ!!」

ジュクシッ

部下「ぎゃあああああああああああああ!!!」

ーーーーーーーーーー

清太郎「……」

部下「……」

清太郎「ナニがなくなったら、どこか気持ちが晴れやかになりました」

部下「俺のナニは二刀流になりました」

清太郎「これから『ウィクロスの儀式』までの間、私はこの国へと奉仕致します」

部下「ナニがなくなるだけでこうも人格が変わるものなのか?」

清太郎「私は悟りました。残り一週間のこの命は、私欲のために使って良いものではないと」

清太郎「国王様に面会を願います。至急、解決したい問題が」

部下「お、おう……」

王様「何事じゃ」

清太郎「国王様。私は心を入れ換えました。同時に、今私が成すべきことがはっきりと見えてきました」

王様「……どういうことじゃ?」

部下「おちんぽブーメランです」

王様「なるほど」

清太郎「まずはこの国の貧困層、スラム街に住まう方々に労働の楽しさを覚えてもらいましょう」

清太郎「彼らには生き甲斐がない。毎日を怠惰に過ごし、略奪や強姦を繰り返している」

王様「お、おう……」

清太郎「まずは畑を耕させるのです。幸いこの国には大きな湖がある。そこを水源とし、大規模な農場を作りましょう」

王様「せやな。おい、至急幹部を集めよ」

部下「ハッ!」

王様「肝太郎、いや清太郎。今日からお前を農林水産大臣に任命する。よろしく頼むぞ」

清太郎「お任せください」


このIDをNGリストに追加する

今後このIDの書き込みやスレッドを表示したくない場合、以下のボタンをクリックしてください。
NGリストに追加

このスレッドは過去ログです。