> 知恵のない人々(1037) < > 2023-R.5-8.145-NO.3050 <
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* 悪人たちの国家(732) *
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終戦記念日1945年8月15日、日本は軍国主義から平和主義に変わった記念日でもある。
テレビでは特番もあり、終戦を語ってはいたが、本質の無い会話が空しく感じ、78年が
過ぎた現在の日本人には理解できない戦争の話を淡々と報じても意味がないように
感じた。
終戦の日に日本人が感じなければならないことは、日本が軍国主義国であり、侵略国家、
植民地政策、天皇を主権者とする独裁国家であったと言うことではないか。天皇を頂点と
する独裁政権であり、経済は財閥が支配し、政治は軍国主義者が支配していた軍国主義
国家が米国などの軍国主義国家と戦争となり、米国の原爆二発で無条件降伏をして、
米国から平和憲法を与えられ、その憲法には「戦争の放棄」「軍事力の保持を認めない」と
明記され、名実ともに平和国家の道を歩んで来た。ただ、それだけの事ではないか。
テレビ報道を見ると、なぜか軍国主義を美化しているような錯覚に陥る。日本が侵略され
たら戦いますかなどと戦争を誘発するような課題を話し合っていたが、現在の日本に戦争を
考えるべき課題があると考えるテレビ制作者に驚くと共にその課題に答える出演者たちの
軍国主義化に驚く。
テレビ出演者が日本が侵略されたら戦いますかとテレビ局が課題を造ったら、出演者は
テレビ局に日本が侵略される状況はどのような場合ですかと聞くべきであり、侵略される
状況も分からないまま、答えるのは戦争への誘導質問であり、子供たちを洗脳する手段に
他ならない。