七割の国民は「敵国」とはどこの国のことか分かっているのだろうか。
現在の日本の軍事的な敵国は存在しない、日本は過去77年間、軍事行動を
起こしたことはなく、他国との軍事的対立は何もなく、戦後、日本は平和で
あったと言えるのではないか。
なぜ、七割の国民はこの平和な日本に防衛力の強化を望んでいるのか、不思議
と言えば不思議なのだが、七割の国民は防衛力の強化が必要なのだと思い
込んでしまった。
平和国家の日本になぜ「敵国」がなければならないのか。結局、「国葬」に
なった政治家に辿り着くことになる。「国葬」は軍国主義の儀式であり、権力者の
象徴、「国葬」になった政治家は「憲法改正」を長い首相の間に主張し、その主張を
七割の国民が受け入れた結果が現在の防衛力の強化に賛成という成果を得る
ことになった。
「国葬」になった政治家の「憲法改正」は憲法への自衛隊の明記で、日本を
戦争の出来る国家すなわち「軍国主義の国家」に変えようとする「憲法改正」
であった。