円城 塔 (著)
円城 塔(えんじょう とう、男性、1972年9月15日 - )は、日本の小説家。本名非公開。ペンネームは、複雑系の研究者である金子邦彦の書いた短編小説「進物史観」[1]に登場する物語生成プログラムの一つ「円城塔李久」に由来する。公式のローマ字表記はEnJoeToh。
円城 塔 (著)
円城 塔(えんじょう とう、男性、1972年9月15日 - )は、日本の小説家。本名非公開。ペンネームは、複雑系の研究者である金子邦彦の書いた短編小説「進物史観」[1]に登場する物語生成プログラムの一つ「円城塔李久」に由来する。公式のローマ字表記はEnJoeToh。
研究の合間を縫って書き溜めていた原稿を指導教官の金子邦彦に見せたところ、金子から小松左京賞か日本ファンタジーノベル大賞に応募するよう勧められた[4]。それをきっかけに、2006年(平成18年)の第7回小松左京賞に応募し、「Self-Reference ENGINE」で最終候補作となるが落選。同作を早川書房に持ち込みしたところ、当時SFマガジン編集長の塩澤快浩に認められ、2007年(平成19年)に刊行されてデビュー。まったく同じ経緯で『虐殺器官』が刊行された伊藤計劃と、この時から親交を結び、のちに共作を行うようになる。
金子邦彦(かねこ くにひこ、1956年 - )は、日本の物理・生物学者、東京大学教授。専門は非線形・複雑系の物理、理論生物学。
1984年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、「非線形非平衡系におけるトーラスの崩壊とカオスの発生」で理学博士。1986年東大教養学部助手、1990年助教授、1994年教授、総合文化研究科教授。
不思議だねえ、この連作短編集は。
時空。次元。リタ。ジェイ。にょきにょき生える家。靴下。評価関数。22体のフロイト。アルファ・ケンタウリ星人。トメさん。八丁堀。巨大知性体。超越知性体。。。。
いちおう、SF。
でも、とにかく、わけわかんない。
なのに、ひたすら衝撃的。
この作家のデビュー作。
文庫化にあたって、2編が追加されているという。
帯に、「時代が円城塔に追いついた」と書いてあるけれど、 もしこれが本当なら、大丈夫か、こんなもんに追いついてしまって(笑)。
一時的に脳を占拠してしまった知性体群が命ずるままに、
とりあえず、5つ星です。
作品の要約が難しいのだが、巨大知性体と呼ばれる AI がシンギュラリティに達して時空がバラバラになり、因果律が様々な形で混乱している世界。
巨大知性体たちは時空を元の状態に戻そうと壮絶な計算合戦を行う。
作品は20編の短編が緩やかに結合しながら、SF、ユーモア小説等様々な手法で、因果律が崩壊した多次元世界のスケッチを提示していく。
また、いくつかの連作短編には、時空の崩壊により幼馴染の女の子との初恋の過去を失った親友とその友人たちの話を配置して、恋愛小説としての側面を加えることで、読者が共感しやすい構造になっている。
同時に、短編の中に、時空がバラバラになった原因及び結果を、きちんと説明した章を配置することで、作品世界をきっちりと理解できるように考慮がなされている。
どういう論文を書いてるのか知りたいので本名を教えてくれ!
円城 塔 2012年(平成24年)、「道化師の蝶」で第146回芥川龍之介賞受賞。東北大学出身の芥川賞作家は、北杜夫以来で2人目。
円城 塔(えんじょう とう、男性、1972年9月15日 - )は、日本の小説家。本名非公開。ペンネームは、複雑系の研究者である金子邦彦の書いた短編小説「進物史観」[1]に登場する物語生成プログラムの一つ「円城塔李久」に由来する。公式のローマ字表記はEnJoeToh。
同じ著者の「Self-Reference ENGINE」を読んで衝撃を受け、一時的に脳を占拠した知性体群が命ずるままに、こちらもあっさり注文してしまった(笑)。円城塔の短編集。収録されているのは以下の6編。他に、付録としてINDEXが付いている。
・後藤さんのこと
・さかしま
・考速
・The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire
・ガベージコレクション
・墓標天球
ポストモダンな世界だねえ。まったく、わけがわからない。ただ、2冊目ともなると、なんだかわかんないなりに、ちょっと慣れてくる。最後の「墓標天球」になると、前衛的ではあるけれど、普通のSF小説の延長のように思えてきた。いずれにせよ、不思議な魅力を持った個性的な作品集である。
一昨日の梅田紀伊國屋書店であった『読書で離婚を考えた』のトーク&サイン会に参加してきた
覚えている限りで面白かった話題として
・円城は書名に関して余り肯定的でない様子「離婚なんてタイトルにして本当に離婚したら縁起が悪い」
・円城「僕は『ソラリスでバトルロワイヤル』とかがいいかなと」
・田辺の方は連載を楽しい思い出のように語っているが円城は「心に深い傷を負った」
・趣味は余り共有しておらず夫婦の話題は下ネタが多め
・田辺「二人で漫画家の描くパンティーについて考察する連載はどうかと話し合った」 円城「あなたが勝手に言い出しただけでしょ」
・円城「パンティーにフリルとかがついてる意味がわからない」
・円城「パンティーについてまじめに語り合うって、そんな『静かなるドン』みたいな」 田辺「『静かなるドン』の主人公が下着デザイナーって情報、共有できてる?」
・次にどんな企画をするかという話で、リレーで官能小説を書こうと田辺が提案。 円城「僕の負担が大きすぎる。フェアじゃない」
・そこから派生して、田辺が原案で村上春樹に官能小説を書いてもらおうという話に。 円城「幻冬舎でも40万部は堅い。『騎士団長殺し』なんか目じゃない」
・今後について。円城「新潮での連載が来年まで終わらなさそうで困ってる。あと、創元からも単行本が出る事になってるけど原稿を送らないから出ない」
・「自分は ほっとくと どんどん地味な仕事ばかりをやりたがる。今は土佐日記の現代語訳とかをやりたい。土佐日記は仮名表現を普及させた功績のある作品なので漢字表記で現代語訳すると先祖帰りみたいになるので全部ひらがなで訳すとかを考えてる」
ホモッホモッ☆