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◆恐ろしすぎる「特定資金貸付業務」
最後に絶対に忘れてはならないのが「特定資金貸付業務」の存在です。これは日本に住んでいない外国人と、カジノ事業者が管理する口座に預託金を積んだ人を対象に、2ヶ月間まで無利子でギャンブル資金を貸し付けることができるというもの。
返済期間の2ヶ月を過ぎて支払いがない場合は年間14.6%の遅延損害金を課し、借金の回収は業者に任せる事も可能。さらにこの業務にはなんと銀行法の規定は適用されません。
預託金を積んで金を借りるという事は、例えば10万円を担保にして100万円を借り、それでギャンブルをするということ。
その100万円をすってしまったら、どうにかして2ヶ月以内に耳を揃えて返さなければ、ざわ…ざわ……と浮き足だっている間に怖い回収業者がやってくるという「リアル賭博黙示録」が始まることになるのです。
ということで、この法案によって作られるカジノは、欲に目の眩んだ人々を底なしの欲望の沼に引きずり込む恐ろしい絶望の城となることが既に既定路線となっています。
決して拙速に成立させていい法案ではないはずですが…?