東証1部企業の利益20兆円超、過去最高に
東京証券取引所1部に上場する企業の2015年3月期決算が15日、ほぼ出そろった。
SMBC日興証券の14日時点の集計によると、
金融を除く企業の税引き後利益は合計で19兆4330億円に達し、リーマン・ショック前の08年3月期を上回って過去最高になった。
最終的に初めて20兆円を超えるのは確実で、16年3月期も最高益の更新が見込まれている。
ただ、全体的に海外市場頼みの構図で、国内の消費はふるわない。
日本経済が力強く回復するには、企業のもうけが本格的な賃上げにつながり、消費が伸びていくかどうかがカギとなる。
15日までに全体の99%にあたる約1400社が決算発表を終えた。
SMBC日興証券の集計では、14日までに発表した1124社(金融を除く)の売上高は前期比4・5%増、
本業のもうけを示す営業利益は8・6%増、税引き後利益は8・9%増だった。
2015年05月15日 23時20分 読売新聞社
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