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普段は、青く透き通った海が広がり、穏やかな表情を見せるバヌアツ共和国だが、海岸沿いは、飛んできた残骸で埋め尽くされ、壊滅状態となっている。
バヌアツに9年在住している大数加 裕信さんは「相当ひどい、がくぜんとした感じ。やっぱり一番大変なのは家がないこと。医療・健康状態に関わることになっていくのではないかと」と話した。
現地住民の多くが家を失い、雨風がしのげない状態だという。
また、市内の病院には、多くのけが人が手当てを待っている。
病院関係者は「薬や食料が必要で患者が多くいるので、医療施設が必要だ」と話した。
国連によると、11人の死亡が確認されており、およそ3,300人が避難しているという。
バヌアツには17日、日本政府から自衛官4人が、現地の被害調査のために派遣されている。
また、そのほかには外務省の関係者、そして医療関係者も調査のために16人が派遣されたという。