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(中略)
だが、エミレーツは依然として、新しい航空機を調達できるペースにも制約されている。エミレーツが
最初に導入したA380型機は2020年に退役する予定で、同社は間もなく、拡大のためだけでなく既存の
運航ルートのためにも新しい航空機が必要になる。
クラーク氏は、昨年70機分の発注を取り消したエアバスの長距離用旅客機「A350」を改めて発注する
か、それともボーイングの「ドリームライナー(787型機)」を選択するか、明らかにしようとしない。
この不確実性は、エンジンを改良したA380についてエアバスに圧力をかけるレバーだ。クラーク氏は
ボーイングに切り替える可能性を示唆することで、A380の将来を巡る戦いの交渉の切り札として使った
のだろうか?
そう問うと、クラーク氏は笑みを浮かべて言った。「私がそう言う必要はない。彼らには分かっているの
だから」