国際人権NGO反差別国際運動(IMADR)
@IMADR_JC
自由権規約委員会の日本審査が始まりました！
審査の様子をこちらのスレッドでツイートしていきます
ご自身で視聴したい場合は引用したツイートのリンクから
> 国際人権NGO反差別国際運動(IMADR)
> @IMADR_JC
> 自由権規約委員会の日本審査が行われます
> 10月13日(木) 日本時間 22:00-25:00 (CET 15:00-18:00)
> 10月14日(金) 日本時間 17:00-20:00 (CET 10:00-13:00)
> *審査は国連のWebcastで視聴できます (英日同時通訳あり・翌日以降Webcastのアーカイブでも視聴可能)
> https://media.un.org/en/asset/k1k/k1kavs367g…
> 1/3
> https://twitter.com/IMADR_JC/status/1580488988720525312
https://twitter.com/IMADR_JC/status/1580546545719869446
国際人権NGO反差別国際運動(IMADR)
@IMADR_JC
以下のリンクから視聴できる国連のWebcastで、日本語同時通訳あり、とお伝えしましたが、同時通訳を聞くためには言語設定をアラビア文字で表記されているチャンネルにする必要があるようです。
画像からご確認ください。
https://media.un.org/en/asset/k1k/k1kavs367g
https://twitter.com/IMADR_JC/status/1580548881364176896
以下連続スレッド、本文のみ
委員からの質問が始まりました。
「個人通報制度の導入に関して進展は？」
「国内人権機関の設置・検討が遅れている理由は何か？」
また、選択的夫婦別姓の導入についても質問されています。
YIGEZU委員
「包括的な反差別法制を整備しないのはなぜか？憲法14条でカバーできている、と政府は報告しているが、それでは不十分だと考えている。また、セクシュアルマイノリティへの差別に関しても数多くのレポートが集まってきている。何らかの具体的な対処をしているのか？」
YIGEZU委員
「ヘイトスピーチに関して。ヘイトスピーチを目的としたデモは減少傾向にあると聞いているが、中国人、琉球・沖縄、部落民、在日コリアンなどに対するヘイトスピーチは未だ深刻なものだと受け止めている。ヘイトスピーチや悪意のある誤情報の流布についても多くの報告が集まっている。」
YIGEZU委員
「ヘイトスピーチ解消法にも不十分な点が多くある。
なぜ、より包括的な反差別法制を制定して人種主義を撲滅しようとしないのか、お答え願いたい。」
また、YIGEZU委員は死刑制度の廃止などについても質問を行いました。
続き
GÓMEZ委員
「セクシュアルマイノリティへの差別について。政府が取り組んでいる活動について報告があったが、それらの取り組みの効果について取りまとめたものはあるか？さまざまな取り組みが報告されているが、それらの効果、インパクトについて回答いただきたい。」
GÓMEZ委員
「トランスジェンダーの人々について、精神疾患であるというラベルを貼る制度が続いている。国際的には脱病理化に向けて取り組みが進められているが、日本政府にはそうした取り組みを進める考えはないのか？」
GÓMEZ委員
「また、自殺は日本でも大きな問題だが、セクシュアルマイノリティの自殺率に関して多くの報告が上がってきている。これに関して政府による統計はないのか？データを把握することで、より効果的な対策が可能だと考えている。」
GÓMEZ委員は刑事司法制度についても質問を行いました。
続き
MUHUMUZA委員
「DVに関わる問題について質問する。配偶者間での性暴力が明示的に禁止されていないことを懸念している。また、移民女性に対するDV被害についても多くの報告がある。特に懸念されるケースとしては、入管施設で亡くなったスリランカ人女性のケースがある（ウィシュマさん）。」
MUHUMUZA委員
「（ウィシュマさんは）DVからの保護を求めたにもかかわらず、入管に収容され命を落としてしまった。入管庁はDV被害者の保護に関してどのような認識を持っているのか？また、入管庁や関係省庁ではDV被害者の保護に関して何らかの啓発は行われているのか？」
MUHUMUZA委員
「警察による性暴力被害者への二次加害なども多くの報告が上がっている。政府は問題を把握しているか？性交同意年齢の引き上げに関して検討しているか？」
また、MUHUMUZA委員は優生保護法による強制不妊手術、精神障害者の入院措置への質問を行いました。
現在、15分の休憩に入っています。
続き
審査の様子はのツイートに記載してあるリンクから、ご自身でも視聴が可能です。
Twitterでの実況では伝えきれない部分もあります…
余裕のある方は直接のご視聴をおすすめします！
*英日同時通訳はアラビア語表記のチャンネルを選択すると聞くことができます
続き
審査が再開されました。
日本政府による回答が始まります。
「勧告の履行システムとしては、政府部内での検討、NGOへのヒアリング、国民への周知という形で勧告の履行に努めている。個人通報制度に関しては、条約の履行において注目すべき制度であると認識しているが、国内の法制度との関係で検討するべき点が多いと考えている。」
国内人権機関の設置・検討について
「政府は国内の人権救済について不断に検討している。設置については、さまざまな意見・考えがあるので、幅広く検討する必要がある。」
「選択的夫婦別姓に関する質問に対して、現在の同姓の制度は当事者間の議論に選択を委ねているもので問題のある制度だとは考えていない。」
「人種差別思想の流布に関しては、特定の個人や団体に対してであれば、名誉毀損等で処罰可能。特定の個人に対する脅迫であれば脅迫罪などにより処罰が可能。暴力行為に関しては傷害罪、暴行罪等で対処可能。」
「現行法上の範囲を超えて、人種差別的思想の流布などを全て処罰することに関しては罪刑法定主義・表現の自由の観点から非常に慎重な検討が必要だと考えている。」
「差別の煽動を行った事案、対処すべきものに関しては適切に対処している。『外国人の人権を尊重しよう』を強調し、人権啓発活動を行なっている。地方公共団体などと協力しながら工夫している。リーフレットやチラシも作成している。」
「作成したポスターは黄色いバックに『ヘイトスピーチ許さない』と記載してあり、とても目立つデザインになっている。広く活用されている。一般にも浸透していると考えている。人権擁護機関として1年間で25回以上『ヘイトスピーチ許さない』と投稿を行なってきた。1ヶ月に2回以上のペースである。」
「オンライン上で問題のある投稿はプロバイダへの削除要請などを行なっている。ヘイトスピーチ解消法に関しては、表現の自由に配慮し、あえて禁止・罰則規定を設けず、周知・啓発によって問題を改善するという趣旨で制定されたもの。その経緯を踏まえた取り組みを行なっている。」
続き
「トランスジェンダーの人びとの制度上の扱いや、同性婚などのセクシュアルマイノリティに関する課題については、国際社会の動向を注視しながら議論を進める必要があると認識している。」
「優生保護法で手術を受けた人に対して政府は対応してきている。新聞・ラジオ等で一括支援金の申請ができるよう周知し広報に努めてきた。」
政府回答をリアルタイムで正確に把握されたい方はのリンクから視聴されることをお勧めします！
いずれの回答も、委員からの質問に対して誠実なものでないと言わざるを得ません。政府による取り組みのアピールが議場に虚しく響きます…
今日の政府回答はここまでです。
積み残された回答、確認が必要な質問は明日あらためて回答が行われます。
現在、追加でいくつかのフォローアップ質問が行われています。
続き
BASSIM委員
「国内人権機関の設置についていろいろな意見があり、さまざまな検討がされていることは理解したが、具体的に何を検討しているのか？」
YIGEZU委員
「ヘイトスピーチの規制と表現の自由についてのバランスは重要であることは理解するが、では、差別を煽動することと表現の自由のバランスについて具体的にどのように考えているのか？」
議長からアナウンスがあり、今日の審査は終了しました。
審査は明日まで続きます。（明日も可能な限りTweetします）
引用Tweetにある通り、明日の審査は日本時間17:00-20:00で開催される予定です。
また今日の審査の様子は、明日以降アーカイブ動画として視聴可能です！
https://twitter.com/IMADR_JC/status/1580488988720525312?s=20&t=fX_hPh50Gqx89liD7uVyVg
二日目は次のスレッドからどうぞ
国際人権NGO反差別国際運動(IMADR)さんはTwitterを使っています: 「📣自由権規約委員会の日本審査🇺🇳 今日の審査は👇のリンクから視聴できるようです！🎥 昨日に引き続き現地の様子をツイートしていきます💬 https://t.co/1qwJcet3PM https://t.co/zxd0fU68rp」 / Twitter
https://twitter.com/IMADR_JC/status/1580830161653547008
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