物語とか書いてみる #39

39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2017/01/08(日) 20:20:44.99 ID:7K8h533b

 やがて振れ幅が小さくなっていく。自分でも意外なほど「神の対義語」を楽しんでいたが、そろそろ終わりらしい。名残惜しく思いながら揺られているうちに座席の揺れ方が小さくなり、やがて止まった。「安全バーを上げて、ゆっくりとお降りください」というスタッフの声にしたがい、席から降りる。少しふらふらしたが気分は悪くなかった。
「結構楽しかったね」と成田が声をかけてくる。彼女も「神の対義語」を満喫したらしく、満面の笑みを浮かべていた。

「おおそうだな」自然と顔がほころんだ。ジェットコースターの時に比べたら全然余裕があった。

 二人で並んで乗り場の脇の方に行き、除けてあった靴を履いてロッカーの荷物を取りに行く。

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