男「実は自分中学の時ストーカー被害にあっていたんですよ」
女「……モテ自慢ですか?」
男「自分で言うのもなんですけど足が早かったので結構モテてましたよ」
男「といっても阿呆なので中学の途中から全くモテなくなりました」
女「ふふっ…足が速くてモテるのは小学生までですよ?」
男「そうなんですよ…友人も俺と同じようなこと言ってましたね…俺もあいつもバカなんです」
男「でもその中に1人熱心な子がいたんですよ…あれは他の中学の生徒だったかな」
女「……」
男「放課後ラブレターらしきものを持って待ち構えているんですけど」
男「あまり可愛くなかったんですよ…前髪が伸びすぎで目が隠れてて清楚感がなかったといいますか」
男「この子は関わっちゃいけないタイプだなと思い見つからないように避けてたんですけど」
男「ついに見つかってしまって…走って逃げたんですけどずっと追いかけてくるんです」
男「自宅がバレたら不味いなと思いなんとか撒いたりして事なきを得たのですが」
男「その後も執拗に追いかけまわされたんですが…俺がモテなくなったら彼女もいなくなって」
男「だから正直助かりました…モテなくなって心底よかったと思ってます」
女「……へぇそんなことが」
男「なんかすみません…勝手にぺらぺらと」
女「う~ん…でもそこまで熱心な女の子がそう易々と諦めるでしょうか?」
男「でも被害はなくなりましたよ」
女「途中で転校して会えなくなったとか」
男「別の中学なのでそこまではわからないですね…」
女「……それもそうですね」