妹「なんか辛気くさくなっちゃったねごめん」
男「気にするな今は目の前のことで頭が一杯なんだ…じゃあ切るよ」
妹「うん…頑張れお兄ちゃん…頑張れ」
男「おうじゃあな…」ピッ!!!!
今のは双子の長女の妹
その可愛い顔は瓜二つだが
天真爛漫で笑顔が可愛い真面目な長女と
表情をあまり顔に出さないが先程のように寝ていたり天然の次女
世間では反抗期を起こす時期であるらしいがそのような兆しはまったくない
俺の家は親父が死んで母子家庭なのでもしかしたら二人はどこかで無理をしているのかもしれない
もしかしたら…
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俺の親父は病弱で体力には自信がなかったみたいだ
医者「今の体調で産むと…」
母「それってつまり死の危険が…」
医者「はい…お父さんのお腹の中には双子の赤ちゃんがいます…今のお父さんの健康状態で産んだら…」
母「……!?そんな……」
父「……産ませてください」
母「なに言ってるのあなた!!男だってまだ幼いのよ!?」
母「今のお者さんの話を聞いたでしょ!?今回は諦めましょう!?次があるわよ!」
父「母さん…俺は死なないよ…これから体力をつければ出産には間に合うさ」
母「……で…でも…」
父「産ませてくれ……俺はこの双子をどうしても産みたいんだ…」
母「……」
こうして月日がたち
父「ふんんんん゛ん゛んんんんあああああ!!!!!!」ブッブッブー
母「あなた……!!」ギュ
俺「…お父さん頑張れ!」
運命の日を迎えた親父は2つの生命の産声を上げさせることに成功した
自分の命を犠牲に…