テンコ「ゲスオ君は兄弟とかいるの?」
ゲスオ「……何気に『ゲスオ君』って初めて呼んでくれたな」
テンコ「……そうだったかしら」
ゲスオ「どうせなら『ゲス』って呼んでくれよ」
テンコ「……わかったわ。じゃあ私のことは『ベッキー』と呼んで」
ゲスオ「それは、良いのか?色々。もう破談したらしいが」
ベッキー「いいのよ、今適当に思い付いただけだから」
ゲスオ「……そうか」
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ゲスオ「ちなみに兄弟は、2つ下の妹が1人。ベッキーは?」
ベッキー「私は1人っ子。超が付くほどの箱入り娘よ」
ゲスオ「まぁ、っぽいよな。大事にされてそう感があるもんな 」
ベッキー「でもこう見えて経験人数は二桁にいってるわよ」
ゲスオ「は?まじで!?」
ベッキー「ふふっ。冗談にきまっているでしょ」
ゲスオ「だ、だよな」
ベッキー「……」
ゲスオ「最近さ、一緒に過ごす時間増えたよな」
ベッキー「なに?いきなり」
ゲスオ「いや、お前の知らなかった面をちょっとずつ知れて嬉しいなって」
ベッキー「……なっ///」
ゲスオ「てか結構普通に話せるのに、なんで友達作んないんだ?」
ベッキー「……」
ゲスオ「……」
ベッキー「私が転校してきた理由は、わかる?」