ゲスオ「うーし、終わったし、マックにでも寄って行こうぜー」
友「俺今日は帰るわ」
ゲスオ「……そうか」
テンコ「……」
ゲスオ「……マック、行く?」
テンコ「……はぁ」
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ゲスオ「……」
テンコ「……」
ゲスオ「どうしよう」
テンコ「だから言ったのよ。むやみやたらに使うなって」
ゲスオ「……」
テンコ「効果が薄れてきている、でしょう?」
ゲスオ「おまっ、知ってたのかよ」
テンコ「まあね。あなたの自制心を信じて敢えて言わなかったけど」
ゲスオ「……どうしたらいい」
テンコ「さあね。まあ初対面であんなセクハラ発言をした男だもの。自業自得じゃない?」
ゲスオ「お前性格悪いな」
テンコ「ふふっ、あなたと同じくらいにはね」
ゲスオ「そりゃ最悪だ」
テンコ「このままだと取り返しがつかないわよ。友人らが抱いたあなたへの不信感は徐々に確かなものになりつつある」
ゲスオ「はー、こんな能力、なんで身についちまったんだろう」
テンコ「能力を恨んでも仕方ないわ。自分を恨みなさいよ」
ゲスオ「まあな」
テンコ「この能力は、使い方さえ間違えなければとても素敵なものになる」
ゲスオ「素敵なもの?なんだそりゃ」
テンコ「使い方、考え方がまだまだ幼稚。まあ、今のうちに友人との関係は改善しておいた方が良いわよ」
私のようになる前に。
ゲスオ「どうやって……」
テンコ「さぁ?それは自分で考えて」
ゲスオ「結局それかよ。あーあ、素直に謝るかって、素直に言っても信じてくれんのかなあ」
テンコ「……」