暇だし安価でSS書くわ ID:niJeiX0d

22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/04/24(日) 11:59:04.08 ID:niJeiX0d

モンハン集会所


花子『あ、太郎君!来てくれたんだね!』

太郎『うん……』

友『……よぉ』

太郎『……友がいるなんて聞いてないんだけど』

花子『はぁ』

友『……』

太郎『ごめん、やっぱりーーー』

花子『太郎君さ、いつまでそうしてるつもり?』

太郎『えっ』

友『……』

花子『友君も反省してるしさ、いい加減仲直りしたら?』

太郎『だってこいつが俺を騙して……』

花子『本っ当、子供だなあ。ちょっとからかっただけじゃない?そこまで気にすること?』

太郎『……!花子さん、よく聞いてよ。俺にとってラオ子さんは初恋だった、、かもしれないんだよ。それがさ、本当は画面の奥には男がいて、心底卑しい笑顔で俺を騙して、ましてやそいつは俺の大親友だったんだよ。裏切られたんだよ俺は!』

友『……悪かったって』

太郎『俺は、ラオ子さんと話して、画面越しだけど初めて女子とちゃんと会話したんだ!……いや女子じゃなかったけどさ』

太郎『初めてだったんだよ……。それを裏切られたんだよ。親友にさ。こんな悲しいことってないだろ……?』

花子『……まあ気持ちはわかるよ。私は騙したことも騙されたこともないけど』

太郎『俺の気持ちなんてわからないよ、誰も』

花子『じゃあさ、いつまでもそうして拗ねてればいいじゃない。なんで今日この場に来たの?』

太郎『それは……花子さんが誘ってくれたから』

花子『それだけじゃないよね?もしかしたら、花子さんが俺の話を聞いて励ましてくれるかもしれない、もしかしたら友が居て仲直り出来るかもしれない、もしかしたら俺が変われるかもしれない。そんな淡い希望はなかった?』

太郎『……』

花子『あーだから、私が伝えたいことは、早く仲直りしなさいよってこと』

花子『それと、ラオ子の代わりになれるかはわからないけど……』


『私で良ければいつでも話し相手になるよ……ってこと』


太郎『……え?』

花子『はい終わり』

友『……』

太郎『……』

友『なんか言えよ』

太郎『……別に』

友『……』

太郎『……俺も悪かったよ』

友『……え?なに?聞こえない』

太郎『こんのッ!』

友『……これで仲直りってことで良いか?』

太郎『しょうがないから、そういうことにしといてやる』

友『お前は本当に品曲がってるわ』

花子『本当にね』

23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/04/24(日) 12:11:05.66 ID:niJeiX0d



ーーーーーーーーーーー

数年後


太郎「花ちゃん、これで荷物全部開けたかな?」

花子「んー、まだ私の大事なものが届いて……」

ピンポーン

花子「おっキタキタァ!!」


ーーーーーーーーーーー


ジャジャーン

花子「みてみて!PSP!」

太郎「うわ懐かしっ。まさかソフトは……」

花子「もちろん、モンハン2ndG!」

太郎「うわあ……懐かしいなあ。これのおかげで俺と花ちゃん仲良くなったんだよなあ」

花子「まさか同棲までする仲になるなんてねぇ」

太郎「……ん?奥の大きい段ボールなに?」

花子「あ?あぁ、今届いたもうひとつの大事なもの」ガサゴソ

太郎「な、なに?」

ジャジャーン

花子「鉄刀のレプリカー!」シャキーン

太郎「うわ渋い。趣味が渋いってかオタク!」

花子「……はぁ」

太郎「どうした?」

花子「私の愛用してたクック装備のレプリカ、欲しかった……」

太郎「お、おう。てかそんなもの売ってるのか……」

花子「それさえあればコスプレプレイも出来るのにねぇ」

太郎「さすがに防具は邪魔じゃないかな……」

ピンポーン

太郎「お?また佐川急便かな?」

ガチャッ

友「よお、久しぶり」

24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/04/24(日) 12:31:00.88 ID:niJeiX0d

花子「うぇ?友くん?あらまぁ、すっかり大人になっちゃって」

友「おー花ちゃん久しぶり。引っ越し手伝いにきたぜ」

太郎「友、久しぶりだな。2年ぶりか?」

友「そんぐらいだろうなあ……。あとな、お前にお土産があるんだけど」

太郎「……?」

友「ほれ、PSPと、モンハン」

花子「うおおおおお!」

友「荷物ちゃちゃっと片付けて、また皆でひと狩り行こうぜ!」

太郎「……色々ありがとうな、友」

友「おう。気にすんな」

ーーーーーーーーーーー

花子「ふえぇ、やっと終わったよぅ……」

太郎「長かったぁ。荷物あんまりなくても、1日かかるもんだなあ」

友「あー腹減った。どっか飯食いに行こうぜー」

太郎「そうだなー。ちょっと歩けば繁華街だから、行ってみるか」

花子「あ、ちょっとまってまって。PSP持った?」

ーーーーーーーーーーー

太郎「あ、あれ?レウスってこんな強かったっけ……?」

花子「あのさぁ、たろ君さぁ。一人で3死はないよ」

友「お前下手くそなくせに昔から双剣とか太刀とか前衛武器しか使わないもんなあ。黙ってペイントボールだけ投げとけよー」

花子「もしくはブーメランでも可」

太郎「くっそー。つまんねーじゃん遠距離からちまちまやるのなんて。それにしても二人とも全然腕なまってないなあ。まるで最近までやってたみたいに」

友「まあ俺はしっかりクロスまで買ってるからな。PSP自体は久しぶりに触ったが」

花子「私もフロンティアずっとやってるしね」

太郎「ちぇー、俺だけ仲間はずれかい」

花子「あ、また拗ねるの?また拗ねるの?かわいいー」ツンツン

太郎「やめい。」

友「死ねよバカップル」

花子「友君は彼女いないのー?」

友「まあいないことはない、、かな」

花子「今度紹介してよー」

太郎「俺にも紹介しろよ。彼女はモンハンやんないの?」

友「それが、かなりのモンハン中毒者でさあ。滅茶苦茶うまい」

太郎「へぇー、そうなんだ。どんな子なの?」

友「どんな……?そうだなあ」

友「短い黒髪で、ちょっとおっぱい大きめで、コスプレ大好きッ子って感じかな」

太郎「へ、へぇ……そっち方面の話じゃなかったんだけど」

太郎「でもそれって、ちょっと花ちゃんに似てるね」

花「え!?ええ、うん。私の分身かもねー」

太郎「今度うちで、皆で鍋パーティーでもやろう」

友「そうだなあ、俺も彼女連れて行くわ」

花「……」

25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2016/04/24(日) 12:46:53.95 ID:niJeiX0d

『バレるところだったじゃない』

『大丈夫だよ、アイツ鈍感だから』

『ずっと居たたまれない気分だったんだけど』

『ギリギリのスリルを味わえたろ?』

『本当に嫌な奴だよねー』

『人のこと言えんの?』

『まぁ、お互い様だよね』

『そう。お互い様だ』

ーーーーーーーーーーー


花子「じゃあ、私先にお風呂入るねー」

太郎「どうぞどうぞー」

花子「……『一緒に入る?』くらい言ってくれてもいいのになー」

太郎「ん?なんか言った?」

花子「んーん、なんでもないよう」

太郎「……」

ピロリーン♪

太郎「?」

太郎「花ちゃんのスマホか」

友君『それじゃ明日の21時、いつものところで』

太郎「……」

ーーーーーーーーーーー

太郎「……」

花子「お風呂あがったよー」

太郎「花ちゃん、友からラインきてたよ」

花子「え!?」

太郎「ほら、友からライン」

花子「……見た?」

太郎「ん?明日の21時にいつもーーーまでは見えたけど……」

花子「そ、そっかあ」

太郎「明日友とどっか行くの?」

花子「ええと……>>27

①「そ、それはモンハンの集会所のことで……」

②「……ちょっとさ、たろ君に大事な話があるの。」

③「は、はああああ!?てめぇに関係ねーだろおおお!?」

④「くらえ、おちんぽブーメランっ!」


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