以前書いた物のリメイクです 夜から投下を開始します
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抜いた
乙!面白かった!
濃厚なバキュームフェラシーンあるなら応援する
俺もお前の立場だったら死ぬほど恥ずかしいわ
幼馴染「もはや我に帰る場所などないのだッッ」
俺「それがどうしたンだい?」
幼馴染「~ッッ!!? 貴様ッ口を慎め!!!」ザシュッ
俺「少しはヤル気になってくれたみたいじゃねェの!!!」ヒョイ
幼馴染「避けたッ!?」
幼馴染(今の避け方……昔師範が教えてくれたことがあるーー
師範「私がこんなにも軽い体重で、こんなにも細い腕で、ナゼここまでの武人として名を馳せたか分かるかね?」
師範「今からキミにその真髄を見せよう。何でもいい、撃ち込んで来なさい」
◆校舎裏
男「ずっとその……」 
男「小学校の時からお前のことが……好きだったんだ」 
幼馴染「ふーん、そう……そうなんだ」 
男「それで……な」 
幼馴染「ねぇ、いい加減にしてくれない?」 
男「へ……っ?」
幼馴染「……いい加減、ウザい」 
幼馴染「私が男のことを好きなるはずないから」 
男「……!」
幼馴染「身の程を知って」 
男「だ、ダメなのか?」 
幼馴染「うん、ダメ」
……
……
◆自宅
男「う……うぅ……」
男「ふ、振られた……」
妹「はぁ……馬鹿な兄さん。だから言ったのに……」
男「う、うるせぇよ……」
妹「あのね? 可愛いって評判の幼さんと付き合える分けないでしょ」
男「そんなん……やってみなきゃ……付き合いだって長いんだし……」
妹「やってみなくても分かります……というより、やってみた結果が今の状況でしょう?」
男「でも……ずっと……仲良くして来たんだよ」
男「絶対俺のこと好きだと思ったのに……」
妹「それは兄さんの自意識過剰です」
男「そうだったかなぁ……」
妹「はぁ……まったく、そろそろ学習してください」
妹「兄さんに構ってくれて甲斐甲斐しく優しくしてくれる女性は」
男「…………」 グスン
妹「……世界に……私一人、だけですよ?」
男「うう……幼馴染……ぃ」
妹「あれっ? 聞いてます?」
男「クソぅ……」
妹「はいわかりました。しょうがないですね」
男「うん……?」
妹「そんなに寂しいなら私が今日は一緒に寝てあげますよ」
男「は?」
妹「全くしょうがない……世話のかかる駄目兄で困っちゃうなぁ、うん」
妹「そうだ、枕二つ用意しないと……」
妹「……まぁでも、しょうがない。うんうん」
男「ちょ、どうした急に」
妹「腕枕で勘弁してあげますか」
男「…………」
男「いや、それはいいよ」
妹「そうですか、では……腕枕お願いしますっ」
男「違うだろぉ? しなくても良いよってこと」
妹「なに言ってるんですか? 私に枕無しで寝ろと?」
妹「私は枕がないと寝られないんですけれど」
妹「んーまぁ、今日は特別……」
男「いや、だからさ……添い寝とかしなくて良いよ」
妹「はい?」
男「はい……って」
妹「あのですね」
男「なんだよ」
妹「何様ですか? 兄さん」
男「な、何様って」
妹「そんなこと言える立場だと思ってるんです?」
男「はっ?」
妹「自分の兄が無謀な告白をして振られて妹である私に泣きついて来る」
妹「私はそれを振り払っても良いんですよ?」 
妹「でも、うーん……そうですね」
妹「この先の人生、兄さんに優しくしてくれる女性なんて」
妹「私くらいでしょうし……」
男「えぇ……」
妹「一緒に寝るくらいは……と思って提案した私の厚意を」
妹「それでは幼馴染さんも兄さんを振るわけですね……兄さんは唯一自分を愛してくれている人間にすら冷たくするんですか?」
男「お前は俺のこと愛してるって事?」
妹「はぁ? 馬鹿言わないで……」
妹「まぁその……妹のよしみですよ。うんうん」
男「よしみって……」
妹「それでは……さぁお布団へ、レッツゴー」
男「…………」
男「(こいつなりに本当に気を使ってくれているのかも……)」
男「まぁ……いいか」
妹「そうです、良いんです!」
妹「兄さんには元々拒否権はありませんからね」
男「そ、そう……」
◆幼馴染宅
幼馴染「男が……私のことを……ね」
「ふん……馬鹿馬鹿しい……」
「どうせ私のことからかって遊んでるんだ、いつもみたいに」
「本当ムカつく奴……」
「大嫌い」
「…………私の気も知らないで」
◆自宅
男「あ……朝か……」ムクッ
妹「んむむ……兄さん……」zzz
男「……こいつまだ寝てる」
男「おーい起きろ」ツンツン
妹「…………」
男「…………」
男「起きろって」パシ
妹「ん……ダメ……兄さん……っ!」
男「えっ……」
妹「……あ、おはようございます」
男「お……はよう」ドキドキ
◆登校中
妹「兄さん、兄さんっ」
男「ん?」
妹「今日のお弁当には何が入ってるんです?」
男「んまぁそう……秘密だ」
妹「秘密ですか。生意気ですね」
男「作ってもらってそりゃないだろ」
妹「は~ぁ……私に料理を作る才能を神が与えてくれれば良かったんですけど」
妹「まぁ私はカワイイから。神を許してあげます」
男「相変わらずお前の態度のでかさは神がかってる」
妹「……兄さん」
男「おう」
妹「今日どうするんです……学校」
男「何の事だよ?」
妹「はぁ~~~~~……本当に阿保ですね」
男「?」
妹「幼さんに告白して振られたんですよね」
妹「……同じクラスじゃないですか」
男「あ……忘れてた……」
妹「お馬鹿にもほどがあるでしょう……」
男「そういや……あ"~~、どうしようぅ……」
男「あいつ俺の席の隣だわ」
妹「ふふ、きっと兄さんは今日一日キョロキョロオドオドして過ごすんでしょうね」
妹「……想像したら笑えて来ますね」クスッ
男「鬼かお前は」
妹「まぁこれもいい教訓だと思ってください」
男「何のだよ」
妹「私以外の女性になびいた」
男「(うっわ、ブラコン)」
妹「ええそうですよ。ブラコンです」
男「(思考を読まれた……!?)」
妹「兄さんは?」
男「ん?」
妹「兄さんはシスコンですか?」
男「ぬ……どうだろうな」
妹「どうだろうって……ぶっ飛ばされたいですか?」
男「こわいなー」
妹「むしろ暴力を振るわなかった分私は優しいと思いますよ、この場合」
男「どんな場合だよ」
妹「一々細かいところでうるせぇです」
男「何なんだ、さっきから」
妹「はぁ……折角兄さんに愛の告白をしたのに」
男「今の愛の告白だったのか……」
妹「それ以外になぜ兄さんの前でブラコンだと宣言する必要があるんです?」
男「いや……俺は知らないけど」
妹「無知蒙昧ですね兄さんは」
男「お前さ、俺のこと好きなの?」
妹「それなりにですね」
男「それなり……ね」
妹「そうですよ……兄さんは?」
男「俺もまぁ……それなりに好きだよ」
妹「ふーん、そうですか。それは良かった」
男「何だよ他人事みたいに」
妹「…………いえ」
男「(……? イマイチ掴めない奴だな)」
妹「………………照れてるんです」
男「えっ……お前でも照れる事あるんだな」
妹「私を何だと思ってるんですか? 調子こいてると殴りますよ」
男「待ったやめてくれ、お前のパンチ痛いから」
妹「……しょうがないですね、ここは私の海の様に深い慈悲の心に免じて許してあげます」
男「(た、助かった)」
◆学園 教室
男「うーす」ガラ
男友A「おっ」
男友B「おお! 来た、来たな!」
女友「男ーっ、元気だしなよー!」
男「ななな何ですか」
女友A「恍けちゃってぇ……」
女友B「昨日幼ちゃんに告白したんだって?」
幼馴染「…………」チラ
男「…………な」
男「(なぜ知っている!?)」
>>6
続きはよ
>>19
眠いからまた明日な
妹の口調とかアニメ脳すぎて
最近のアニメにもまだこんな口調の妹いるの?
誰かさんの声で脳内再生されたけど誰か忘れた
お兄様か
女友A「ごめん男ー」
男「は?」
女友A「昨日見ちゃってさ、男が幼ちゃんに告白してるの」
男「…………え」
女友B「私達は友達にしか喋ってなかったんだけど……いつの間にか広まっちゃっててさ」
女友A「何か、今日学校来たらみんな知ってた。あはは」
男「そ、そう……」
男「(……最悪じゃねーか……っ!)」
女友A「あっはっは、ごめんごめーん」
女友B「そ・れ・で! 幼ちゃん! 聞いていい?」
女友A「何で振っちゃったの?」
男友A「おいおい……男が居る前で聞くか普通」
男友B「でもお前も気になるだろ?」
男友A「……そりゃあ」
幼「別にあなた達には関係ない。じゃあ、私行くから」
ガタッ スタスタ
男「お、おい……」
男「(どこ行くんだよ……これから朝のHRだってのに)」
キーンコーン
女友A「あ、行っちゃった」
女友B「何か感じ悪ーい」
男友A「いやいや、あの聞き方はお前らも悪いって」
女友A「そうかなぁ?」
男友B「みんなの前でってのがまずかったんじゃ……」
女友B「でもあんな態度とらなくてもー」
男友C「小生も詳しく知りたかったぞ」
女友C「男~、詳しく聞かせてぇ」
ゾロゾロ ワイワイ
男「(うわ……)」
………
………
結局、幼馴染は二時限目までには教室に帰って来た
◆三時限目
教師「では持って来るよう言った資料を出せ」
ガサガサ アレー?ナイー ヤベェオレモ
男「あ……」
男「(資料忘れてきた……)」
男「先生、すみません……俺も忘れてきました」
教師「何だ何だ、だらしない奴らが多いな」
教師「……忘れた者は各自、隣の人に見せてもらえ」
男「…………」
幼「…………」
女友A「キャー、やばいやばい」
女友B「見せてあげるのかな?」ヒソヒソ
幼「…………」 チッ
男「(うおぉ……すげぇ怒ってんじゃん)」 アセアセ
幼「……はい」カサ
男「……あ、え……わ、悪ぃ……」
女友A「えー……見せてあげた意外~」
女友B「思った! 絶対見せてあげないかと」
幼「…………」
男「(クソ……居たたまれない……)」
幼「貴方のせいだから、これ」ボソッ
男「う……」
幼「…………」
………
………
はよ
ムカムカする
◆昼食時
男「……やっと昼が来た……長かったな……」
ガラッ
妹「兄さん、来ました!」
男「おう、じゃあB教室行くか」
妹「了解です」
スタスタ
男友A「…………」
男友C「あいつ昼休みになるとすぐ妹さんとどっか行くよな」
男友E「脱兎之勢ってヤツ?」
男友B「なぁ、妹ちゃんって可愛くね?」
男友D「俺も思ってた」
男友A「でも仮に付き合ったらよ……」
男友B「……男がお義兄さんか」
男友E「同級生が兄貴ってのはな……」
男友F「そういや結婚したら親戚って増えるんだな。忘れてた」
男友D「妹ちゃん可愛いか? 俺は幼馴染の方が可愛いと思うんだけど」
男友C「小生からすれば伯仲之間だが」
男友A「おう、どっちも可愛いよな」
男友B「どうする? 俺らでやっちまうか」
男友D「やっちゃいますか」
男友F「やっちゃいましょうよ!」
男友C「拳?」
男友E「お前ら悪ノリが過ぎるぞ……」
◆B教室
妹「ささ、早くお昼にしましょうっ」
男「まぁ待て、そう焦るなよ」
妹「待てませんよ!」
男「ほいよ」ゴト
妹「今日の弁当の中身は何かな何かな~♪」パカッ
男「…………」
妹「凄い、今日は銀鱈の照り焼き!」
男「おうよ、結構作るのに時間かかったぞ」
妹「……うん、美味しい!」
妹「美味しいですよ兄さん!」パクパク 
男「そうか! そりゃ良かった」
妹「うーん……でもちょっと……普通? 3点!」
男「どっちだよ」
妹「いつでも婿……いや、嫁に来れますね…………私の所に」
男「……そう」
妹「ええ、そうです」
男「……まぁでも……もうほぼそんな感じかな」
妹「……と、言いますと」
男「掃除も選択も食事も俺がやってるんだしさ」サクッ
男「家の家事全般、俺の仕事じゃん」モグモグ
妹「ほうほう……自覚があったんですか。でも、それじゃあ……」
男「ん?」
妹「私も言いたいことがありますよ」
男「なんだ、許す。言ってみろ」
妹「はい? 何で偉そうなんですかね」
男「えぇ……」
妹「ああ、これは失礼……怒りの沸点を超えてしまって」
男「(え? 怒ってんの?)」
妹「とりあえずその話は置いておいて……」
男「うん」
妹「私が言っているのは……幼先輩に告白したことです」
男「はぁ?」
妹「いえ、もし私が嫁なら……」
妹「失礼。嫁は兄さんでしたっけ?」
男「…………いやどっちでも良いけど」
妹「浮気……というか、それ以前ですよね」
妹「私が嫉妬すると……それはそれはぁ……怖くなりますよ」
男「……いや、さっきのは例え話だろ」
妹「そんなことはわかってますよ。馬鹿」
男「お前は一言居士過ぎるな……えーと、で」
男「仮定の話で盛り上がり過ぎ。何だよ浮気って」
妹「……はいはい。そうですか。そうですよね」
男「何だよ、気のない返事して」
妹「もう良いです、早く食べないと遅れますよ」
………
………
どうやってもスレタイからは>>6の内容しか思い浮かばないんだけど
◆放課後
男「終わった……」 
男「(……今日は一日長く感じたな……) 」
ピリリ
男「ん、妹から……メール」 
『今日は委員の仕事があるので先に帰っててください』 
男「(へぇ、アイツも大変だな……)」 
ガタッ
男「(さて、じゃあ帰ろうかな……っと)」 チラ
幼馴染「…………」ガサガサ
男「……幼馴染」 
幼馴染「なに……急いでるんだけど」
男「……何で怒ってるんだよ」
幼「……別に怒ってない。呼び止められて腹は立ってるけど」
男「(結果的に怒ってんじゃん……)」
男「……それでさ」
幼「さっきも言ったけど私、急いでる」
男「……何か用事でも」
幼「……あなたと同じ空気を吸いたくないから早くここを去りたいの」
男「お……OK牧場」
幼馴染「……からかってる? 用件を言って」
男「ごめん……えーと、家の方向……一緒だからさ」
幼馴染「…………」
男「帰らないか? いつもみたいに二人で」
幼馴染「……いつもの妹ちゃんは」
男「いや、今日は一緒に帰れないって」
幼馴染「ふーん。私は妹ちゃんの代わりってことね」
男「べ……別にそんなことない……」
幼馴染「どうかな」
男「本当だって!」
幼馴染「…………」
………
………
◆帰宅路
幼「…………」
男「…………」
男「な、なぁ」
幼「なに?」
男「やっぱ……その、怒ってるよな」
幼「別に……怒ってないけど」
男「いや……怒ってるだろ」
幼「怒ってないって言ってるでしょ。怒るよ?」
男「あっ、ごめん」
幼馴染「…………」
男「俺……さ、お前に嫌われるようなことした……?」
幼「……私からも質問いい?」
男「嫌」キリッ
幼馴染「…………」
男「あははっ、いつもの幼馴染のマネ」
幼「死んで」
幼馴染「もう話したくなくなった」
男「……ちょ、だからごめんって……ちょっとしたジョーク」
幼馴染「うるさい」
男「悪かったから……話してみろって」
幼馴染「話さないよ。男、気持ち悪いから」
男「……殺生な」
幼馴染「じゃあ聞くけど……」
男「おう」
幼馴染「何で……あんな事したの?」
男「あんな事……?」
幼馴染「本当は好きでもないくせに」
男「なに言って……好きだからこそ……」
男「それに、さっきからお前の言葉、断片的過ぎて……何を言いたいのか分からねぇよ」
幼馴染「そう……別に分からなくてもいいもん」
男「いいもん……って」
幼馴染「私に告白? はッ」
幼馴染「……どうせ男は妹ちゃんの方が好きなんでしょう」
男「なに訳の分からない事……!」
幼馴染「そうやって男はいつも私の気持ちを……」
幼馴染「いつも……いつもそう」
男「お、おい落ち着いて……」
幼馴染「……私が何で男の告白受けなかったか分かる?」
男「俺に聞くのかよ……えーと、そうだな……やっぱり俺のこと嫌い……だから」
幼馴染「……全然違う」 
男「じゃあ何だよ」
幼馴染「あなたの事は好きだよ」
男「へ?」
幼馴染「でも……でも、もし私が男と付き合って」
幼馴染「今よりも、もっともっと男を好きになったら……きっと」
幼馴染「きっと今よりもずっと……妹ちゃんに嫉妬するんだって」
幼馴染「そう思ったら……馬鹿らしくて」
男「妹に嫉妬って……」
男「俺は確かに妹の事は好きだけどさ」
幼馴染「……や、やっぱ……り」
男「でも、それは家族としてであってだな」
男「そういう……恋人的な意味で好きなのはお前なんだよ」
幼馴染「……どうだか」
男「……本当だって。あいつ意外に結構馬鹿で不器用だし」
幼馴染「そういうとこだよね……結局」
男「えっ?」
幼馴染「いつも妹ちゃんに憎まれ口叩くけど、それが私には、まるでノロケにか聞こえない」
男「ノロケって……お前何おかしな事」
幼馴染「こっちの台詞。あなた達、少し仲が良すぎる」
幼馴染「私が妹ちゃんよりも男と仲良くなれる姿なんて想像できない」
幼馴染「だから断ったの」
男「ちょ、ちょっと待て。確かに、確かに妹の事は好きだ」
幼馴染「…………」
男「それを肯定した上で、お前の事が一番好きなんだ」
幼馴染「……嘘よ」
男「嘘じゃない」
幼馴染「嘘つく人は嫌い」
男「嘘じゃないんだってっ!」
幼馴染「……あまり大声出だないで」
男「あ、すまん……」
男「……話を戻すが……俺は妹とは別のベクトル……」
男「いや、妹よりもお前が好きだ……だから誤解しないでくれ」
幼馴染「誤解? 事実でしょ」
男「もう一度言う。俺と付き合ってくれ。お前が一番好きだ」
幼馴染「…………」
幼馴染「信じられない。本当に妹ちゃんより私の方が好き?」
男「……本当だ」
幼馴染「……私が世界で一番?」
男「もちろん」
幼馴染「浮気とか一生しない?」
男「当たり前だろ」
幼馴染「……ふーん」
男「…………」
幼馴染「…………そこまで言うなら……うん、分かった」
幼馴染「付き合ってあげる」
男「……え? いい……のか!?」
幼馴染「うん」
男「や、やったっ!」
男「無理かと思ってたけど幼馴染と付き合える!!」エッヘーイ
幼馴染「もう……恥ずかしいはしゃぎ方しないで」
男「 ドライブウェーに春が来りゃ♪アソレイエイイエイイエイイエイいいわぁ~」
幼馴染「あ……そうだ」
男「うん?」
幼馴染「さっき言った事。全部守れなかったら怒るから」
幼馴染「すっごい怒るからね、私」
幼馴染「……分かった?」
男「……う、うん」
男「(怒った幼馴染はまるで修羅苦羅の化身だから手が付けられないんだよなぁ……気をつけよう)」
◆自宅
妹「……別れてください!!」バン 
男「……はい?」
妹「……兄さん? 何やってるんですか? 一度振られた相手に……女々しいだけですよ」
男「でもな。そういうことじゃないんだ、今回は。何と言うか……俺たちの間には誤解があったんだよ」
男「それを解決させての事だから」
妹「だがしかし……最初は兄さんのこと振った事には変わり無いでしょう」
男「いや…………え~~……まぁそうだけど」
妹「変ですって! 私なら……私なら……!」
妹「私なら最初に振ったりしませんもんっ!」
男「いや、私だったらとは」
妹「だ、だいたいぃ……」
妹「付き合うって……じゃあ……じゃあ! じゃあ!!」
男「(あ、ジャージャー麺食べたくなって来た)」
妹「私は?」
男「あ?」
妹「私は……ど、どうなってしまうんです?」
男「どうなるも何も……ないよ」
妹「私は、兄さんがいないと何も出来ないかわゆいだけの女なのに……」
男「……は、はぁ……俺たちは兄妹なんだからさ」
妹「ねぇ兄さん……」
男「なんだよ?」
妹「まさかですけど」
男「……?」
妹「まさか……私をす、す、捨てるんですか?」
男「す、捨てるって、そんな言い方……大袈裟な」
妹「あわわわわわわ……私……私…………っ」
妹「メンタルは強くない自信があるんですよ! 知ってるでしょう!?」
男「普段俺を罵倒してるのにか……」
妹「……実は、兄さんが幼先輩に告白するって聞いたとき」
妹「心臓が破裂するくらい嫌で……嫌で……」
男「…………」
妹「も、も、も……もし…… 兄さんが幼さんと付き合うことになったらって……」
妹「でも……兄さんは失敗して……」
妹「ああ、やっぱり兄さんと私は2人で居る運命なんだなって」
男「えっ……ちょ、何だそれは」
妹「なのに……なんで……なんで! こんな事になっちゃうんです」
男「お、落ち着けって。とにかく……な?」
妹「兄さん……う………うう……ぅ」
男「何で……泣くんだよ……」
男「……幼と付き合うことになった所でさ……お前のことを嫌いになる訳じゃないんだから。な?」
妹「私はずっと……ずっと兄さんの一番でいたいんです」グス
妹「だって……私の一番はずっと兄さんだったから」
男「お、お前……」
妹「そ……それなのに……っ」
妹「兄さんの馬鹿! ジゴロ! 女ったらし!」ダッ
ガチャ! バタン
男「(参ったな……)」ポリポリ
………
………
ん
ホモネタちょいちょいありますね...
◆翌朝
男「なぁ……起きろって」
妹「……起きたくないです」
男「学校行かない気か?」
妹「ええ……行きたくないです」
男「……はぁ」
男「無理矢理起こすぞ」グイ
妹「んっ、ちょっどこを……体触りましたね!」
妹「幼さんに言っちゃいますからね!」
妹「それで……嫌われれば……」
妹「う……あぁぁぁ……っ」グスン
男「…………」
………
……… 
◆登校前
タッタッタッ
幼馴染「男ーっ、おっはよー」
男「あれ……幼馴染……」
妹「…………」ムッ (結局来た)
幼馴染「えへへ……来ちゃった!」
男「おう……そっか」
幼馴染「偉い?」
男「……うん、偉い」
幼馴染「じゃあ褒めてっ!」
妹「……偉い偉い」ナデナデ
幼馴染「ん、何で妹ちゃんが」
妹「私が幼先輩を褒めたら何か駄目な事でもあるんです?」
幼馴染「ん~……そういう訳じゃないけれど」
男「いや年上じゃん」
妹「……ま、私達の仲ですし」
幼馴染「でも……あの、男に褒めて貰いたかったな……って」
幼「まぁいいや! 行こ! 男っ」
男「おう」
妹「(……あ、靴紐が)」
妹「……ちょっと待ってください」
男「うん?」
妹「今これを結ぶので」シュルシュル
男「そうか、了解」
幼馴染「……ねぇ男?」コソ
男「なんだ?」
幼馴染「このまま学校行っちゃおうか?」
男「……あのなぁ」
幼馴染「あは、冗談。妹ちゃんとは仲良くするもん」
男「ああ、頼むよ」
幼馴染「どう? 偉い?」
男「おう、偉い」ナデナデ
幼「(んっ……今度は撫でてもらえた)」
幼馴染「男」
男「ん……?」
幼馴染「……好き」
男「う……おう」
幼馴染「照れてる?」
男「うるせぇ」
◆教室
女友A「……二人どうしちゃったの、アレ」
女友B「結局くっついちゃったんだぁ……」
男友E「あの野郎、彼女作って抜け駆けかよ」
男友F「うわー、やっとくべきだったー……」
男友B「幼さんじゃん……羨ましい」
男友A「あそこでタックル決めときゃ……」
男友B「いや……お前にゃ無理だっただろ……」
男友E「そうそう」
男友C「そう思うな」
男友D「そうだよ」
男友A「てめぇら……」
男友B「…………」(笑い堪えてる)
◆昼食時
幼馴染「男っ、一緒にたーべよ?」
男「ん、おう」ガタッ
ガラッ
妹「兄さん、行きましょう!」
男「え……いや……」
妹「おっ、どうしました? 行かないんですか」
男「……なぁ妹?」
妹「はい」
男「俺さ……彼女で来たのは知ってるよな」
妹「はい存じてます」
男「じゃあ……昼はさ……その、前みたいには……もう」
妹「……幼さんと食べたいと?」
男「…………そうなる」
妹「……私よりも?」
男「な……」
幼馴染「男っ? どうしたの~、早くこっちおいでよ」
男「あ……」
妹「……わかりました兄さん。一人で食べますね」
男「いや、クラスの友達とか居るだろ」
妹「・・・そうですね、いますね……ではその人達と一緒に食べます」
男「うん……悪いな」
妹「いえいえ……それでは」
………
………
幼馴染「もう……遅いよ?」
男「おう、ごめん」
幼馴染「…………ねぇ……男」
男「なんだ?」
幼馴染「今の……妹ちゃんよね?」
男「……そうだけど」
幼「そう……用件は? いつもみたく一緒に食べるって?」
男「……うん、まぁそんな感じかな」
幼「ふーん……でも断ったんだ、ここに居るって事は」
男「あ……うん、まぁな」
幼「……そっか……良い心掛けだね」ボソッ
男「……今、何て」
幼馴染「ふふ、なんでもないよ……さぁ食べよ?」
男「……あの……なぁ、幼馴染?」
幼「うん、なぁに?」
男「妹の事……だけど」
幼「それが?」
男「……急に突き放すのは可哀想だなって思うんだよ」
男「だからさ、慣れるまでは昼飯くらいは」
幼「ダメだよ」
男「へ……」
幼馴染「というより……嫌」
男「嫌……!? い、嫌って……」
幼馴染「約束したじゃない」
男「……約束」
幼馴染「私だけが一番でしょ?」
男「……それは……もちろん」
幼馴染「……許さないよ?」
幼馴染「愛してるからね?」
幼馴染「男も私のこと愛してるんでしょ?」
幼馴染「私のこと裏切ったら……怒るよ?」
男「お、おま……どうした……」
怖い
幼馴染「男、それにね」
男「えっなに……」
幼馴染「今日の朝だって私、凄く嫌だったんだよ」
男「朝って?」
幼馴染「朝……一緒に登校した時」
男「そ、それが?」
幼馴染「……妹ちゃんがなんでいるのかな?」
男「……い、いや、いつも一緒だったから」
幼馴染「え……? 彼女は私でしょ?」
男「お前、会話になってな……」
幼馴染「駄目だよ? 今度からは気をつけて……ね?」
男「今度からって……」
幼馴染「許さないよ。裏切ったら」
幼馴染「私を優先してね。私が一番でしょ?」
幼馴染「男は私だけ見て。二番目に好きな奴が居る、なんて無しだよ」
幼馴染「そんなの駄目、絶対許さないから。一番以外は排除して」
幼馴染「私とずっと一緒に居て。私だけを見ていて、考えていて」
男「……お、幼馴染……っ」
幼馴染「ふふ……」ニコ
男「(お前、どうしちゃったんだよ……)」
つまんね
需要がないようなのでここまでとします