男「……本当だって。あいつ意外に結構馬鹿で不器用だし」
幼馴染「そういうとこだよね……結局」
男「えっ?」
幼馴染「いつも妹ちゃんに憎まれ口叩くけど、それが私には、まるでノロケにか聞こえない」
男「ノロケって……お前何おかしな事」
幼馴染「こっちの台詞。あなた達、少し仲が良すぎる」
幼馴染「私が妹ちゃんよりも男と仲良くなれる姿なんて想像できない」
幼馴染「だから断ったの」
男「ちょ、ちょっと待て。確かに、確かに妹の事は好きだ」
幼馴染「…………」
男「それを肯定した上で、お前の事が一番好きなんだ」
幼馴染「……嘘よ」
男「嘘じゃない」
幼馴染「嘘つく人は嫌い」
男「嘘じゃないんだってっ!」
幼馴染「……あまり大声出だないで」
男「あ、すまん……」