妹「でも、うーん……そうですね」
妹「この先の人生、兄さんに優しくしてくれる女性なんて」
妹「私くらいでしょうし……」
男「えぇ……」
妹「一緒に寝るくらいは……と思って提案した私の厚意を」
妹「それでは幼馴染さんも兄さんを振るわけですね……兄さんは唯一自分を愛してくれている人間にすら冷たくするんですか?」
男「お前は俺のこと愛してるって事?」
妹「はぁ? 馬鹿言わないで……」
妹「まぁその……妹のよしみですよ。うんうん」
男「よしみって……」
妹「それでは……さぁお布団へ、レッツゴー」
男「…………」
男「(こいつなりに本当に気を使ってくれているのかも……)」
男「まぁ……いいか」
妹「そうです、良いんです!」
妹「兄さんには元々拒否権はありませんからね」
男「そ、そう……」