飽きたので第1章は飛ばして完結編書きます
一応3部構成(学年別)で考えてましたがこのペースでは無理があると思ったので
完走を最優先します
飽きたので第1章は飛ばして完結編書きます
一応3部構成(学年別)で考えてましたがこのペースでは無理があると思ったので
完走を最優先します
最終章
~~旧校舎の亡霊~~
男(もう3年生か……)
先週入学式を終え新たな新入生を迎えて1週間
部活紹介などの行事を一通り終え授業が始まった
俺も2年生の時に将棋部に入会したが今年の部活紹介で壇上に立ったのは後輩だった
この後輩のおかげで2年次の時は散々な目にあってしまった
不良2→B「どうした男……難しい顔して」
男「いやなにもないよ…進路のこととか考えてたんだ」
こいつは不良B
同じ特進クラスの友達だ
こいつには1年次悪い意味で世話になったが先輩が改心してから絡むようになった
1年次の時俺は先輩と負けたらひとつ言うことを聞くPK対決をした
1点だけ取れたが案の定負けてしまったが先輩の命令は「女をいじめたこと、殴ったことを許してほしい」だった
先輩は公式試合で才能のある選手とぶつかり真面目にサッカーをやって報われないと思い
自堕落な生活を送っていたが俺のおかげで目が覚めたらしい
その日から先輩はサッカーにストイックになり股をかけていた彼女と全員別れ真面目になった
それに影響されるようにサッカー部の意識は高まり先輩は再びキャプテンになった…
これが俺の1年次の出来事だ
男「あれっそういえば先輩の進路お前に聞いたっけ?」
不良B「この間話さなかったか?プロチームの傘下に入ったよ…」
不良B「先輩は嫌がったがサッカー部で胴上げしたんだ…
不良B「おかげでみんなやる気が出てレギュラー争いも熾烈になってる」
男「そっか…すごいんだな先輩」
不良A「お前ら俺を除いてなに楽しく話してるんだよ」
不良B「ここは特進クラスだぞ馬鹿は帰れ」
不良A「俺キャプテンだから無効だからそういうの…まぁお前と男に聞きたいことがあったから来たんだ」
男「なんだよ聞きたいことって……また女装したいのか?」
不良A「うるせぇカス…いや最近クラスで話題なんだけどさ」
不良A「旧校舎の亡霊って知っているか?なんでも夜の誰もいない旧校舎からうめき声が…」
男「」
不良A「…流せ…流してくださいと聞こえたらしい」
男(あっ……やっぱり)
不良A「ほら俺たち旧校舎によく立ち入るだろ?だから言っておきたかったんだ」
男「俺はべっ…別に旧校舎に立ち入らないけど」
不良B「へぇ…本当かな?」
不良A「だから俺さ男が声の正体なんじゃないかと疑ってるんだ」
男「悪いけど夜中に学校に用なんてないよ…人違いだろ」
不良B「夜図書室で残って勉強する人もいるし……」
男「違う違う」
不良A「いやそれが被害に遭ったのは学校で遅くまで勉強してた奴なんだ」
不良B「頭いい奴だから信憑性があるといいたいのか?勉強しすぎで頭イったのかもしれんぞ」
不良A「そうかもしれないけど…女さんに限ってそれはあるかどうか…」
男「えっ女さんなのか?」
不良A「そうだよ…図書室帰りに立ち寄ったら…って今日女さんが騒いでいたよ」
不良B「ということは被害は昨日か?」
男(やっぱり……流し忘れたんだ)
男(悪いうんこ……今日すぐ流すから待っててくれ)
不良A「お前女さんと付き合ってるんだろ?心配じゃないのか?」
男「えっ?な…なんだよ唐突に」ギク
不良B「知ってるぞ俺達は1年次からの付き合いだろ?」
男「確かに気さくに話せる女だけど付き合ってないよ」
不良A「……二人きりの時は下の名前で呼んでるとかしてるんでしょ?」
男(うっ…)ギクッ
男「してないよ本当に…本当だからな?」
不良A「まぁとりあえず女さんにフォローしてやれよ…時間だし自分のクラスに帰るわ」
男「おうわかった」
~~昼休み旧校舎トイレ~~
男「昨日はすまんうんこ…流し忘れた」
うんこ「……おめぇに伝えることが2つあるぞ」
男「おっおう……」
うんこ「ひとつ……オラ昨日人に聞かれたかもしれないぞ…暗くて顔はよく見えなかったが」
うんこ「あの叫び声……お前の彼女の女だぞ…」
男「流し忘れた俺が悪いが……旧校舎の精霊なんだからさ…なんですぐ気づかなかったんだよ」
男「お前旧校舎から俯瞰してるんだろ?だったら…」
うんこ「その件はオラが馬鹿だったぞ…」
男「終わったことは仕方ない……次は?」
うんこ「二つ目は……おめぇ昨日あのあとお尻拭いてないだろ」
男「……は?」
うんこ「おめぇ昨日『授業に遅れる』って言ってオラを流すの忘れただろ?」
男「あ……あ……」プルプル
うんこ「次から気を付けろよ?」
~~
J( 'ー`)し「さてと下着を洗わないと……ん?」
J( 'ー`)し「クッサッッッ」
~~放課後旧校舎~~
女「ごめんね……付き合わせちゃって……ちょっと怖いんだ」
男「本当なのか?ここで声を聞いたのは?」
男(どうしたものか……とりあえずトイレには近づけないほうがいいな)
女「うん……ここに来るの久しぶりかも」
男「……旧校舎で先輩に告白されたんだっけ?」
女「知ってるくせに……でも男のおかげでいじめはなくなったし気にしてないよ」
女「でもあの3人が更正したのは意外だったけどね…いつのまにか普通に話す仲になってるし」
男「確かに……2年次もクラス一緒だっし変な縁があるなぁ」
女「ふふっ……そうそう確かここら辺で声が聞こえてきて怖くて逃げたの…」
女「………」
男「そっか……ん?どうかした?」
女「………」
男(今日はなんだがおかしいな…)
男「おい」
女「……えっあ…ごめん」
男「怖くなった?」
女「違うの……なんにもないよ」ニコニコ
男「そうか…ならいいんだけどさ」
~~放課後男の家~~
男(今日の女はなんだが調子悪かったな…)
男(それに夜中まで図書室で勉強してるなんて今日初めて知ったぞ)
男(もしかして俺と一緒の大学に行きたいとか考えてるのかもしれない…!)
男(俺も頑張るか…)
ピロリンメールだよ
男(誰だろう…女かな)
後輩『男先輩!なんで今日部活来ないんですか?』
後輩『入部希望者たくさん来たのに
私将棋わからないんですけどふざけんなカス』
男(じゃあなんで将棋部にいるんだよ…)
こいつは俺が2年次で悪い意味で世話になった後輩である
入学そうそう小悪魔フェイスで学年美少女トップという称号を得て
男子生徒に賞賛され女子生徒に嫉妬の荒らしを起こした
俺に惚れたとかほざいて付き待とってきたが実は先輩の元彼女(股をかけられていた1人)であり
サッカーで有名な先輩の玉の輿を狙っていた後輩は桃色を忘れストイックになった先輩に振られて
その原因が俺だと知ってなんだかんだ付きまとってきた後輩のせいで
全男子生徒を的に回し俺のスクールカーストは急加速で地に落ちた
放課後後輩に惚れた男共は金属バットを持って校内をふらついており
校門にも待ち構えているので家に帰れず
俺はぷるぷる震えながら旧校舎で寝泊まりした
男『ごめん今日は頼まれ事があったんだ明日は顔出します』
ピロリン
後輩『絶対だぞ(^o^)』
男「はいはい」
ピロリン
男「ん?また後輩か?」
女『今週末暇?暇なら散歩に付き合ってほしいです』
男『わかった!気分転換しよう!』
男「よし!!久しぶりの女とデートだ!!」ワクワク
~~日曜日~~
男「駅からけっこう歩いたね…ここかな?」
女「うんここ…この霊園に私家のお墓があるの」
男(お墓デートとかレベル高すぎるだろ……)
女「本当ごめん付き合わせて…後で事情話すから」
~~女家のお墓~~
男「あれ……お供えの花新しいけど」
女「本当だ……きっと私の両親だよ」
女「私はお盆とか行事の日にしか訪れないけど……知らなかったな…頻繁に来てたんだ」
男「そっか……ん?」
男(これ忌日か?平成○○没……満18才)
男(同い年じゃないか……聞かないほうがいいよな…)
女「……気づいた?……ここには私の兄が眠っているの」
男「………」
女「私が物心ついたときにはもういないから大切な人を失った悲しみは正直あまりないけど」
女「物心つく前なのに兄の記憶だけは鮮明に思い出せるの」
女「あぁ…気にしないで…けして不幸な事故とかそういうのじゃないの」
女「男になら話して……いや男に聞いてほしいからここに連れてきたんだと思う」
女「……兄は自分の手で自分を終わらせたの」
男「えっ…?」
男(……自殺ということだよな)
女「……いじめられてたのかそこまではしらないけど兄が…じさ…死んだのは卒業を迎えた3月過ぎなの」
男「………大学受験か?」
女「……私もそうなんじゃないかと思ってる……」
女「兄の通っていた高校は…私達と一緒なんだ……」
女「兄は……''旧校舎''でうんこを洩らして自殺したみたい……」グス
男(……嘘だろ?………)
女「ごめんこんな話して……けどその……同じだったから」
男「……え?」