私は今までどこにいて、なにをしていたのだろう
フリーザ「……宇宙人、ですか」
フリーザ「考えても仕方ありませんね。さ、勉強しましょう」
フリーザ「ふむ……」カリカリ
フリーザ「『浅瀬に仇波(あだなみ)』ですか。まさにあの子たちにぴったりの言葉だ」
フリーザ「……」カリカリ
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フリーザ「さて、今日は国語の授業です。皆さん、寝てはいけませんよ」
ガキ供「「はーい!」」
フリーザ「今日はみなさんと一緒に、この国のことわざを勉強したいと思います」
ロリ「"ことわざ"ってなんですかぁ?」
フリーザ「昔の人が言った、とてもありがたい言葉です。そこで今日、みなさんに覚えてもらいたい言葉はこれ」
『浅瀬に仇波』
鼻たれ「なんて読むの?」
フリーザ「『あさせにあだなみ』と読みます。意味は、『浅い瀬ほどさざ波が立ちやすい』つまり、思慮が浅い人ほど落ち着きがない、と言うことですね」
ロリ「むずかしいよお」
フリーザ「例えると、私と皆さんのようなものです」
フリーザ「私がこうして授業しているのに、馬鹿な皆さんは余計に波を立てる。私は、この言葉を見つけたとき、ピンときました」
ガキ共「……」シーン
フリーザ「『浅瀬に仇波』とは、まさに皆さんのことです。落ち着きがない。うるさい、人の話を聞かない」
ガキ共「……」
フリーザ「わかりましたか?今日からはこの言葉を頭に入れて、静かに授業を受けましょう」
ガキ共「……」
ガラガラガラ
校長「ちょ、ちょっとフリーザさん!」
フリーザ「……なんでしょう?」
校長「なんでしょう、じゃないよ!ほら、こっち来て!」
フリーザ「……」