ピーッ!ピーッ!ピーッ!
フリーザ「くっ……!このままでは墜落するっ」ピッピッ
キラン
フリーザ「あの星に不時着するしか……!」
フリーザ「キェェェ!一人で来たのが間違いだったか!」
ピーッ!ピーッ!ピーッ!
フリーザ「孫悟空……。あの男のせいで私は……!」
ピーッ!ピーッ!ピーッ!
フリーザ「……!」
ーーーーーーーーーー
フリーザが墜落した場所は、宇宙の隅に追いやられた小さな星の片田舎
その星の人々はこぞってフリーザを救おうと、必死に治療した
意識を取り戻したフリーザが最初に口にした言葉
「ここは……?私は一体……誰なのでしょう」
彼のこれまでの記憶は、宇宙船が墜落したと同時に抜け落ちてしまった
フリーザ「はい、授業は終わりです。皆さん、お気をつけて」
ガキ供「「はーい!」」
フリーザ「ふう……」
校長「いやあフリーザさん。先生姿も随分と板についてきたみたいだねぇ」
フリーザ「これは校長……」
校長「明日は国語の授業があるならね。はい、これ資料」ドサッ
フリーザ「……」
校長「ん?どうしたんだい?」
フリーザ「いえ……。今日ロリちゃんや他の子に言われたことが気になってしまって。『先生はなんでそんな変な形なの?』と」
校長「うーん、難しい問題だよねぇ。フリーザさんは宇宙人であることは間違いないだろうけど、こうして意志疎通もできる」
フリーザ「……」
校長「……それにあんたは見た目よりか随分良い人じゃないの。あの子たちも大人になればわかるようになるでしょう。人は見た目じゃない」
フリーザ「そう、ですか……」
校長「ええ。期待しておりますよ、先生」
フリーザ「……はい」