>>141
「そーだよな、相方いるよな、お前は。そうそう、あの相方ね。
だいたい女と組んだら気をつかうしネタ考えてらんないよ。組むなら男。
つーか、あの女お前のこと好きだと思うよ？」
「…言いそびれてたんだけど、さっき別の女子から。ほら、△△さん。あの子から、もうすぐ卒業だし、暇なうちに遊園地行かないか？って」
「ほら！お前△△からも好かれてんの？えー、何それ」
「いや、お前も含めて何人かで行かないかって」
「お前とふたりきりが恥ずかしいパターンね。でも△△って化粧臭いしオバサン臭いしやめとけやめとけ」
「遊園地は？」
「おで行ったって仕方ないし。だいたい△△なんか卒業した後の方が暇だろ。いーなー、お前ばっかり女から好かれて」
「あのさー、俺思うんだけど」
「なんだよ？」
「◯◯も△△もお前狙いなんじゃない？俺じゃなくて。最近俺、お前と仲良いから」
「そんなわけないでしょ？お前は目立つから皆お前のこと好きになっちゃんだよ。
おでは地味だし、女からきちんと好かれたことほとんどないからね」
パ、ブの手を握る。
仲良くなってから、パは無意識にか意識的にか、ブの体を異様にベタベタ触ってくる。
最初はいちいちびっくりしていたが、最近は空気のように慣れてしまった。