ヘレン・ケラー、カーミラ、ジュリエット。姫川亜弓のこの3舞台が、「ガラスの仮面」の白眉である。
「カーミラの肖像」は、その為に親の七光りをはじめて借りてまで、自分のライバルを陥れた汚い役者を舞台の上で実力で完膚なきまでに叩きのめす、というカッコよさ。仇は討ったわよ。
「ふたりの王女」の後は、メンヘラお嬢様の出現とマヤちゃんの男好きも加わって昼ドラ化。「紅天女」も引っ張りすぎた挙句中身も何も全部バレ、その上たいした劇でもないし、ぐだぐだやってるうちに収拾つかず。読む価値ない。ずっと追ってきた読者の人たちはすでに高齢化、生きてるうちに最終回が見たいと悲痛な叫びが‥。
以下、個人的に考えた最終回
あまりのぐたぐだと引っ張りに、姫川亜弓ついにブチギレ。「私はいつまでもこんなところで足踏みしていたくありません。マヤ、私、今度、Old Vicに出演が決まったのよ。紅天女はあなたがやるといいわ。」
北島マヤ「えっそんな‥ありがとう亜弓さん、でも、私、演劇やめるの。」
「やめるですって?!あなたが?!」
「ええ。結婚するの。大都芸能の速水真澄さんと。でもOld Vicに出演だなんて、亜弓さん、本当に凄いわ。何をやるの?」
「ありがとう。オフィーリアよ。でも、ちょ、ちょっと待ってよ、速水真澄と結婚ていつのまにそんな。とにかく、おめでとうマヤ」
「ありがとう。」
「それから私の家でお話しないこと?時間あるかしら?」
「行きます!オフィーリアのお話も聞きたいし。結婚式には来てね亜弓さん」
「もちろん行くわよ!あなたも初日には来てね」
きゃいきゃい話しながら二人そろって退場
月影先生一人取り残され、呆然として幕。