ガラスの仮面を読んだ
いいのはギリ「ふたりの王女」まで。あとはぐたぐだ。
生い立ちはあれで見た目も平凡、だけど友達も多く、実は演劇より男、の異能主人公・北島マヤと
そのライバル、生い立ち美貌パーフェクト、演劇バカで王道を行く孤高の天才・姫川 亜弓の物語。
月影先生の北島マヤに対する評価が「おそろしい子」であり、マヤは他の登場人物からも天才天才天才と連呼される。その演技も他の役者には思いつかないようなものである。「ヘレン・ケラー」での、マヤの演技に対する姫川歌子の反応など。
が、しかし、姫川 亜弓自身が喝破した通り、マヤの演技は誰と共演しどんな舞台で何を演じても、強烈な「北島マヤ」でしかない。
対して亜弓は、「ヘレン・ケラー」でも「ジュリエット」でも、凄まじい努力の上に常に完璧に役を作り上げ、舞台の上で完璧に演じる。
真の天才は姫川 亜弓である。