> 知恵のない人々(1182) < > 2024-R.6-2.14-NO.3195 <
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* 悪人たちの国家(877) *
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秘密、この秘密が悪の温床に成っているのは確かなようだ。民主国家において秘密に何の利点が
あるのか。民主国家の主権者は国民であり、すべての国民が主権者である民主主義に秘密が有っては
ならないのではないか。
民主主義は自由と平等、そして公平を守らなければならない。秘密があったら自由も平等も公平も
守ることはできない。現首相は政治の自由を守らなければならないと言っているが、守るのは自由だけ
ではなく、平等も公平も守らなければならない。自由だけを守るのでは民主主義は守れない。平等も
公平も守る必要があり、この三つを守る為には秘密を持つことは民主主義に反する。
機密費を秘密にする理由があるのか。と言うより機密費が必要とは思えない。すべては民主主義の
問題であり、民主主義を突き止めると主権者はすべての国民であり、政治家は国民の代表者に過ぎず
主権者である国民の代表であり、公務員に俗す。公務員は憲法では国民の奉仕者だ。国民の奉仕者が
主権者である国民に秘密を持つ意味が分からない。
憲法において、政治家は国民の代表者として、政治を行う事に成っているが、政治家の立場は国民の
代表者、政治家の行動はすべて国民が理解した上で決定されるものであり、国民が知らない政治判断は
民主主義に反する。国会で決定される事案は国民の意向であり、政治家は国民の意向をまとめ、その
意見を審議し、決定すればいいだけだ。政治家たちだけで決定する分けではなく、国家の決定事項は
国民の意向であり、その時点で国民はその決定事項を理解していなければならない。よって、秘密事項が
存在する余地はない。
結局、軍事力を保有することで、憲法を守らず、政治家たちは主権者である国民をないがしろにして、
独裁国家さながら、国家権力を思うがままに扱っているが、それは民主主義においては許されるものでは
ない。全ては憲法に従い法治国家として、政治を行わなければならない。