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* 悪人たちの国家(1116) *
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天皇は何の為になぜ存在するのか。多分、この質問に答えられる日本人は一人もいないのではないか。
勿論、天皇自身も答えられないのではないか。テレビでよく儀式を見るがその儀式は神に関わる儀式が
多いのではないか。天皇自身が神として祭られている。明治神宮のご神体は明治天皇ご夫婦との事だ。
正に江戸時代の次が明治時代で江戸幕府から明治政府へと変わった。江戸から明治に変わった理由は
天皇側と江戸側との戦争で明治天皇が率いる明治側が勝利を納め、明治時代が始まった。
結局、天皇は江戸幕府を軍事力で破り天皇を頂点とする新政府を作り、神として明治神宮に祭られている。
天皇は武力によって日本の主権者になり、太平洋戦争で敗北し、政権を国民に渡し日本の主権者は国民に
成った。明治時代、大正時代、昭和時代、平成時代、令和時代と天皇が変わるごとに時代が変わってきたが
昭和時代の大戦により日本は敗北し、軍国主義から民主主義に変わり、国の主権者も天皇から国民に
変わった。戦争に負けたのは天皇が率いる大日本帝国軍であり、侵略や略奪を行った軍国主義者たちであり、
民主主義に成った日本では必要のない国民だったのではないか。江戸幕府が明治新政府に負けた時点で
江戸幕府の要人は姿を消し、新政府の要人が全てを得た。
天皇は何者のなのか。その答えは日本国内で内戦を繰り広げ日本人同士の命を奪い合った軍国主義の
象徴であり、民主主義での国民の象徴になり得ない人物ではないか。
結局、敗戦時の政府の要人が軍国主義者ばかりであり、天皇と言う神を何らかの形で残したいばかりに
現在のようなおかしな体制を作り、国民は天皇と言う得体のしれない神を神として崇めることしか思い
付かない精神状態の中、天皇を国民の象徴としてしまったと言う事ではないか。
無知な国民が天皇を神として扱い、訳の分からない民主主義と言う制度の中で80年経っても天皇と
言う人間の呪縛から目を覚ますことが出来ない。この現実はいつまで続くのか、何によって目が覚めるのか
それともこのまま永遠に目が覚めないとすれば、日本の未来は目を閉じた国民たちにより沈没するのでは
ないか。