> 知恵のない人々(1594) < > 2025-R.7-9.22-NO.3610 <
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* 悪人たちの国家(1292) *
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「沈黙の兵士」 この人たちは何者かと言えば、勿論、敗戦国日本の兵士であり、戦後日本が民主主義に
なり国民に自由と平等と公平が与えられ、国民は何でも話せる社会を手に入れたが国民は誰一人戦前の
独裁国家のことを言わないで多くの兵士が死んでいたのではないか。それは正に「沈黙の兵士」として
戦後生きていたのではないか。
なぜ兵士たちは沈黙をしていたのか。多くの兵士は沈黙をしていたが戦前の日本の生活はあらゆる
処からその当時の情報が噴出して兵士たちの生活は知られている。しかし、多くの当事者は自らの経験や
知り得た知識を語ることは無かったのではないか。なぜなのかと言えば、なぜなのだろうか。兵士たちは
戦争に天皇陛下の命令に従い行って多くの兵士が命を失った。神風特攻隊と言う言葉はよく聞くが若い
兵士が飛行機に乗り、大量の爆弾を積んで米国の戦艦に体当たりする任務だ。なぜ若い兵士は死んでまで
その任務を実行したのか。戦前の教育、人々の道徳心が人々を死に導いたと言える。結局、天皇と言う
独裁者と共に日本人は歩んでいたと言うことでは、民主主義では考えられない人道が戦前には存在して
いた。日本人は天皇や武将たち大名たちの独裁主義から逃れられない性格が体に染みついていたと言う
ことではないか。人々の知識の中に民主主義と言う思想は存在せず、天皇を始めとする独裁者には完全
服従、命令に逆らう心さえなく、ただ意味もなく従うものであると言う悟り心が存在するだけ、完全洗脳の
人生だったのではないか。勿論、全ての人々が完全服従ではなく、独裁者に逆らう反逆者もいただろうが
多くの人々は完全洗脳のもと素直に天皇の命令に従ったのではないか。
沈黙の兵士は民主主義の時代においても天皇への完全服従から逃れられなかった。戦前の日本人の
天皇に対する完全洗脳を解くことは誰にも出来なかったと言える。
保守政治家は未だに「沈黙の兵士」が生きているかの如く、政治を動かそうとしているが、民主主義に
成って戦後80年が経ち、日本の経済成長を担った「沈黙の兵士」たちは死んでしまったのではないだろうか。
天皇に完全服従する日本人は既にいないことを保守政治家は認識すべきだ。