第八条 皇室に財産を譲り渡し、又は皇室が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、
国会の議決に基かなければならない。
この第一章天皇の条文によって、独裁者であった天皇が民主国家の国民の象徴として残ってしまった。
その当時の記録によると天皇は戦争の最高責任者として裁かれるはずだったが米軍の最高司令官が
米国本土の決定に反対し天皇を存続させることを提案し、それが憲法に反映されてしまった。米国の
司令官の間違った判断は非常に悔やまれる判断ではなかったか。すべてがここから始まってしまったと
言える。現在の保守政治家や大企業の経営方針に天皇の存続は大きな影響を齎しているのではないか。
贅沢な役所の建物とか大企業の独裁体制や組織の役職の上下関係、家庭内の親子関係などが天皇を
中心とする上下関係の存続を許し、日本の民主主義の停滞を招いたのではないか。
戦後80年が経ち、戦前の独裁政治も保守政治家の衰退と天皇と言う独裁政治の象徴が歴史的に見て
非科学的で在り、非現実主義であり、神話という物語に近代科学が証明できない歴史であり、天皇という
存在が全て独裁主義によって形成されて来た事実は否定できないので、民主主義の時代における天皇は
否定せざるを得ないのではないか。