> 知恵のない人々(1570) < > 2025-R.7-8.22-NO.3586 <
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* 悪人たちの国家(1269) *
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「民主主義の時代の天皇」 是後80年が過ぎ、天皇は戦前の独裁者としての天皇と何か変わったのだろうか
と考えたとき、天皇は特に何も変わっていないのではないかと思ってしまう。世の中は戦前の天皇を頂点に
する独裁国家から戦後の国民主権と言う民主国家になり、国の主権者が天皇から国民に代わり、天皇の
立場は大きく変わるはずでは成るが、天皇は江戸時代のお城である江戸城を住まいとして、その存在は
日本の支配者のごとく、独裁者である徳川家のお城に君臨している。なぜか日本国民も現在状況に対して
大きな批判もなく、広大な城跡に天皇家族が住んでいる。この状況を冷静に考えれば、戦争に敗北し、
当然ながら天皇は全てを失うはずで在り、歴史の資料では命さえも失う状況があったと聞く、戦争の
最高責任者である天皇が全ての責任を取り、死刑と言う選択もあったと聞くが天皇の命は戦争の勝利者で
ある米国の司令官が日本に対する天皇の価値観を高く評価して天皇は天皇として日本に残すべと判断し、
憲法に示すように日本と日本国民の象徴として残したという言い伝えが残っている。
現在の日本の国家事情を検証すると日本の政治の在り方は戦前の政治環境が多く残っていることに驚く、
戦後80年が過ぎ、戦前の政治手法を現在の保守政治家が継承し、日本国内には独裁主義的な政治家や
企業が多く存在し、日本は民主主義で在りながら独裁主義的な手法で天皇を頂点とする政治家や企業家
たちが莫大な税金を天皇を守る為に使ってきたのではないか。
民主主義の時代に君臨する独裁主義の支配者である天皇の存在こそが日本の民主主義を停滞させる原因
ではないのか。
結局、天皇は何もしないが、天皇と言う支配者を崇拝する独裁者たちが戦後生き残り、民主国家日本を
支配して来たと言うわけだ。
ただ、戦後80年が過ぎ、天皇を崇拝する保守政治家や保守企業家が死亡したり高齢になり、天皇を崇拝
する日本人が天皇と言う存在価値を見失いつつあり、これから先の天皇に何を期待するのか迷っている
のではないか。天皇に期待できる時代はもう戻ってこないのではないか。