> 知恵のない人々(1276) < > 2024-R.6-7.1-NO.3292 <
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* 悪人たちの国家(975) *
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天皇は独裁者として戦争に敗北した。その天皇が戦後、戦争の勝者である米国によつて憲法において
日本国民の象徴として明記されている。戦争責任者である天皇が国民の代表として憲法に明記された。
太平洋戦争で日本の犠牲者は310万人、核爆弾2発が投下され、その被害は20万人以上、被ばくによる
犠牲者を含めると死者は50万人とも言われている。
国民から隔離され、日本国民の生活を知る由もない天皇が日本国民の象徴とはあまりにも不思議なことで
あり、如何に天皇を遺さなければならない理由があったのか、推測すれば憲法を作りに当たり米国は日本の
知識人の意見を取り入れたのではないか。戦争に負けた当時の日本人は全て戦前の教育を受けた天皇を
中心にした国家であり、日本の歴史に残る天皇と言う存在は神の国である日本人には天皇は特別な存在で
あり、如何なる理由があっても天皇の存在は残さなければならなかった。
憲法に天皇を明記させるのにその当時の日本人は米国に対して何を譲歩したのか。米国に取っては天皇は
敗戦の長であり、最も高い階級の戦争責任者と言う事だ、その当時の日本軍は侵略国家であり、他国の資源や
領土を武力によって奪い、その国の国民を沢山殺し、戦争責任である天皇は全ての命令と指示を出した
責任者であり、米国からすれば天皇は極悪人でなければならないはずだ。そんな天皇が民主主義によって
作られた憲法において日本国民の象徴として明記されている。それは正に奇怪としか言えない。
米国から与えられた憲法には天皇があまりにも美化された存在として載っているが、戦前の天皇の存在は
独裁国家の頂点であり、民主国家ならば天皇と言う存在は有ってはならない人物ではないか。
今後、考えなければならないことは憲法に天皇を明記させることで、米国は日本にどのような代償を求めたのか。
日本に駐留する米軍は、日本の法的には何も存在していない。正に米国の言いなり、日本は未だに米国に
支配されているような状態ではないか。