> 知恵のない人々(1274) < > 2024-R.6-6.29-NO.3290 <
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* 悪人たちの国家(973) *
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天皇の存在を憲法に明記した、その理由は何なのか。民主主義において特別な身分である天皇をなぜ米国は
憲法に明記し、国及び国民の象徴とし、国民の総意とすると明記されている。天皇は国政に関わらず、国務大臣
などの任命を行う。政治に関わらないのに政治家の任命は行う。何か大きな矛盾がある。任命だけする訳だ。
これだけで民主主義における自由と平等と公平に疑問だ。特別な身分が示されている。国において国務大臣は
政治の中心であり、その人物を任命するのに政治に関わらない天皇が行うと言う訳だ。
憲法に明記されている限り、天皇は日本に存在する。ただ天皇は国民の権利を持っていないようだ。政治に
関わらないと言うことは政治家を選ぶ選挙は出来ないと言うことに成る。選挙権のない日本人の存在だ。
天皇は世襲であり、誰でも成れるわけではない。憲法を見る限り天皇は国に管理され、民主主義における
基本的人権は認められていないようだ。
天皇と言う日本人は人間としての基本的人権が認められていないとすれば、天皇は民主主義に守られて
いない不幸な人間なのではないか。人間としての職業選択の自由もない。天皇は世襲なので職業は天皇と
言うことに成る。
憲法に明記したのは米国であり、民主主義を最良な国家制度と考える米国が天皇と言う封建制度の頂点に
立つ人物を天皇として憲法に明記したのは、日本政府に重大な要請が隠されているからではないか。
米軍は80年間と言う長い年月、終戦から継続して日本に駐留している。米軍の駐留は憲法にも明記されず、
日本は米国の言いなりに成っている。憲法には「戦争の放棄」「軍事力の保有を認めない」と書かれ、憲法に
従えば、日本は平和国家であり、平和国家になる為の努力をしていれば、世界はもっと平和へと近づけた
のではないか。
現首相の莫大な軍事予算を世界平和に使えば、世界の平和は進んだのではないか。
米軍と世界最強の軍国主義の頂点に立つ軍事力は世界の戦争に関わり、多くの武器による犠牲者を出し、
平和への貢献は何も見えない。