> 知恵のない人々(1084) < > 2023-R.5-10.15-NO.3097 <
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* 悪人たちの国家(779) *
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善か悪か、生か死か、人間には普遍的な選択は存在しないのか。全ての人が同じ選択をすれば
何も問題はないのだろうが、善を善と思わない人、生を生と感じない人、戦争と平和、人はどちらを
選択するのか。世界の人を見れば、戦争を選択する人もいれば、平和を選択する人もいる。
最も最良な選択が最も最良な選択とは限らない。世の中は何によって変化するのか。強者と弱者、
必然と偶然、天国と地獄、人の選択肢は普遍的であり限定的でもある。
何事も世の中の出来事は誰かの決定で始まり、誰かの決定で終わる。
ただ、余りにも大きく、余りにも複雑な要因が存在し、何が最も最良な選択か誰にも分からない。
そんな世の中に存在するAI(人口知能)の存在は人間に取って脅威であり、理解できない存在でもある。
答えの無い世の中に答えだけを導き出すAIはある意味存在不可能な人口知能と言えないか。
誰が善と判断し、誰が悪と判断するのか。政治家の決定と国民の決定、男と女の決定、子供と大人、
高学歴な人と低学歴な人、立場によって人の答えは変わり、AIが答えを導くことは不可能ではないか。
結局、人は自分に取って最適な答えをAIから導くだけではないか。自分に取って善が善で、悪は悪と
言うことだ。