> 知恵のない人々(1111) < > 2023-R.5-11.19-NO.3124 <
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* 悪人たちの国家(806) *
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民主国家に於いて「清く、正しく、美しく」とは何であるか。女の劇団が足を上げ、下着のような衣装で
舞台で踊る。舞台を見たことはないがテレビでは見たことが在る。女学校もあり、2年間学校で学び、
希望する生徒は歌劇団に入り舞台に立ち観客の前で足を出し下着のような姿で踊る。女が男に
女が女に女だけの劇団なので女が男のように振舞い、劇や踊りを披露する。この劇団で自殺者が
出た。何が問題だったのか。被害者と劇団側との見解が食い違って問題に成っている。被害者は
長時間労働と先輩たちのいじめによる自殺としているが、劇団側は自殺するほどの原因は不明と
言うことで、被害者側の言い分を認めていない。
長時間労働が事実ならば劇団は加害者であり、いじめが事実であればこれも劇団が加害者になる。
いじめは劇団の先輩からのいじめであり、長い間先輩から後輩にいじめが行われていたと言う証言も
ある。劇団は元劇団員の証言も聞いていないようで、劇団の言い分には多くの事実が無視されている
ように感じられ、劇団の調査は不十分であり、劇団の過失を認めようとしていない姿勢を示している。
長時間労働は睡眠時間3時間が一か月続いたと死亡した劇団員の残した資料が示し、いじめは
言葉によるいじめで「嘘吐き」などと罵られた。更に髪を整える高熱になる器具を額に当てられ火傷を
負ったこともあったと言う書き残しもあり、自殺に至る要因が残されている。この資料も劇団側に
提出したが劇団側は証拠には成らないとして、全てを認めようとしていない。
劇団側の対応は非常に冷酷であり、民主主義に反する姿勢と思える。「清く、正しく、美しく」、なぜ
この言葉が劇団に充てられているのか、考えて見た、自殺者が残した資料を見る限り、現団は
劇団員に過酷な労働を強要し、表向きは「清く、正しく、美しく」と言ってはいるが、劇団の姿勢は
あくまでも利益優先であり、若い女性に下着のような衣装で足を出し、下半身を多くの観客に晒す
姿が「清く、正しく、美しく」とは到底言えるものではない。
民主主義の時代にこの劇団の存在価値を問わずにはいられない。若い女性が淫らな衣装で
女の体を観客に見せる。着飾り、下着姿で踊る少女を見た特権階級の人々、そして、財力と権力を
思うがままにする老人たちは華やかな舞台で飛び跳ねる少女たちを見て、若返るのか、それとも
妻に迎えたいと思うのか。思うことは何なのか。
この劇団の存在を根本的に議論すべきではないか。軍国主義たちの慰めとして存在するのであれば
存在そのものに疑問を感じる。
この劇団の方針そのものが軍国主義そのものではないのか。