> 知恵のない人々(709) < >2022-R.4-7.16-NO.2722<
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* 悪人たちの国家(404) *
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教育勅語に心酔していたのは誰だ。森友学園で問題に成った教育勅語の
ことを現首相は忘れた訳ではないだろうに国葬とは何ぞやと言うことだ。
銃弾で殺された元首相に対して、多くの政治家が民主主義へのテロとか何とか
と言っていたように記憶するが、教育勅語を重んじていた元首相に民主主義を
理解し、民主主義を守る気持ちが在ったとは思えない。
現首相は元首相の首相在任期間の長さを評価し、国葬を決めたようだが元首相の
長期の在任期間のほとんどが自衛隊の拡大と防衛予算の増額に勢力を注いだの
ではないのか。自衛隊はその組織構成から軍隊そのものであり、戦争を放棄する
憲法では明らかに憲法違反であり、元首相は自衛隊を憲法に明記する為に
政治生命を懸けていたのではないのか。元首相の政治人生は民主主義への
反逆、民主主義を破壊する政治活動が主な政治業績であり、平和憲法を保有する
民主国家の日本に於いて、国葬に最も相応しくない政治家と言える。
問題の多い宗教に関わり、問題を解決する立場の政治家が宗教によって家族が
崩壊し、自らも自殺未遂を起こした国民によって射殺された。殺された政治家は
元首相であり、そのような立場に在りながら、国の主権者である国民を苦しめ、
自殺によって命さえも絶とうとした犯人の心情を思うと国の最高位の首相まで
上り詰めた政治家がこのような問題の多い宗教に関わったことは人生の汚点であり、
政治家として恥ずべきことと思わざるを得ない。