> 知恵のない人々(1024) < > 2023-R.5-7.31-NO.3037 <
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* 悪人たちの国家(719) *
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不正で成り立って来た企業が存続出来るのか。不正は底なし沼のように企業の内部に
浸透し、経営者や社員の生活を支えて来たのだろう。経営者の資産状況を見ると羨ましい
限りの豪邸、重厚な別荘、可能な限りの贅沢な施設、社員たちの年収も驚くほど高く、贅沢な
生活を送って来たのではないかと想像する。海外旅行も多かったようだ。利益の全てが
不正とはいえないのだろうが、豪遊、贅沢、他の企業では想像も出来ない利潤を上げて
来たとすれば、その差額は不正によって得た収入と考えてもいいのではないか。
不正即ち犯罪となれば、企業の果たす責任は罪への償い。どのような犯罪が立証され
るのか。ある損傷した部分を人的に大きな損傷にして、多額な金額を保険会社に要求
した。分かりづらい不正のようだ損傷部の確認、傷を大きくする。傷を増やす、故障のような
故障を過大に報告する。見ない部分の傷を細工し、見えるように写真を撮る。修理費用を
設定し、その金額になるように修理部分を割り増しし、修理費を水増しして要求するとの
ことだが、こんな不正は誰にも分からない。だから、不正をした当事者が密告してもその
証拠を企業全体の不正にするには時間が掛かったと言うことか。
不正に染まった企業の再生はあるのか。犯罪を犯した企業としての責任は営業停止、
国家として営業停止に出来るのか。政治家との関係、地元の役所との関係、テレビ広告
など報道機関との関係、不正を抱えた企業はその不正を隠すために多くの人々を金の
力で抱き込んでいる。誰しも金には欲深く、心は汚く、腹黒い、不正を不正として裁くには
大変な労力と正義心が必要ではないか。日本の現首相は憲法を守らず、国会で涼しい
顔して、笑っている。「敵基地攻撃能力」と言う国家暴力を振りかざし、暴力には暴力と
言う精神論の持主であることで、不正を正す意思がないとすれば、国民はどうすれば
いいものか。