> 知恵のない人々(730) < >2022-R.4-8.7-NO.2743<
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* 悪人たちの国家(425) *
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「国葬」の問題は軍事国家と民主国家の問題だ。
「国葬」そのものが軍事国家の亡霊であり、民主国家では在り得ない儀式だ。
平和憲法に於いて、国民は主権者であり、政治家は奉仕者、奉仕者とは国民の
為に働く人であり、その奉仕者が「国葬」によって葬られる。
奉仕者だか、「国葬」はだめなのかということではなく。奉仕者が国葬」になる
ということに違和感と不可思議な事と思わざるを得ない。奉仕者は国民全体に
対する奉仕であり、特別な人々に対する奉仕ではないと憲法は明記している。
簡単に言えば、奉仕者が「国葬」なのにはほぼすべての国民が納得できる理由が
必要であり、まして今は民主主義の国家であり、日本は平和という国民として幸せな
政治によって日々の生活を送っている。勿論、いろいろな問題はある。しかし、
その問題は人間生きて行く上で起こる問題であり、問題を解決する上で国民
全てが努力することで乗り越えていくものだ。
「国葬」と言う特別な扱いをする意味、殺された政治家は国に対して何をしたのか。
どのような意味があるのか、国民が納得できる説明が必要だ。
民主国家に於いて、政治家は奉仕者、奉仕者である首相が「国葬」を決めるのは
民主主義に反するのではないか。
「国葬」は国民の反対を押し切って行うものではなく、全ての国民に祝福されて
行うのではないか。
殺された政治家には国民の奉仕者としての業績がほとんどなく、長い首相期間での
実績は憲法改正への執着であり、多くの政治家と国民たちが賛同し、長く首相の
立場を維持した。憲法改正の主な目的は自衛隊の憲法への明記、自衛隊の実情は
軍隊であり、憲法に明記することは憲法改正以外方法はない。なぜなら、平和憲法
は戦争を放棄し、軍隊の保有を認めていないからだ。
多くの政治家や国民が憲法改正を望んでいるようだが、今回殺された政治家の
人柄や心情は余りにも利己的で、国民の幸せや平和を望んではいない一面が
暴露されたのではないだろうか。
憲法改正の目的は軍事力の強化、軍事力によって国家や国民を守るということだ。
大きな疑問は軍事力によって、国家が守れるかということだ。77年前、日本は戦争に
敗北し、無条件降伏という屈辱を味わい、大日本帝国という軍事国家は消滅し、
民主国家日本へと生まれ変わった。
日本は国を軍事力では守れなかったという事実は消すことは出来ない。
軍事国家で在った大日本帝国が戦争に負け、無条件降伏したこの事実を
テレビなどは報じていない。ただ、現政権に忖度するだけなのか。国民は疑問では
あるが、深くは追及しない、それはなぜなのか。日本が平和だからだ。
問題は平和国家の国民が武器を持って戦えるかということだ。自衛隊だけで
戦えるのか。戦えない。
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