> 知恵のない人々(745) < >2022-R.4-8.22-NO.2758<
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* 悪人たちの国家(440) *
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「国葬」に最も相応しくない政治家が殺された政治家ではないか。
国家の法的基盤は憲法であり、日本の憲法は平和憲法と言われ、平和で
ある為の法的根拠を明記し、戦後77年の日本の平和を見守って来た。
世界の人々は平和を望んでいる。なぜなら、平和こそが人類に取って求める
世界であり、平和こそが幸せだからだ。
憲法そのものが平和であるが故に平和な国家で居られるのであり、国民の
生きる条件が明記されている。
平和憲法に於いて、最も重要な記述は国民主権ではないだろうか。それは
民主主義国家としての条件であり、国民主権が明記されていることで、独裁的な
国家体制は出来ない。
平和憲法には戦争の放棄という記述があり、平和の条件である軍事力による
戦争を起こさないと言う記述、そして、戦争を放棄するという条件として軍事力の
保有を認めてはいない。
日本には自衛隊という武力組織が存在し、世界基準では軍隊と指摘されている。
平和憲法に於いては自衛隊は軍隊であり、憲法に違反している訳だが、なぜか
自衛隊は存在し、国家予算も付き自衛隊は軍隊として日々活動している。
多分、自衛隊の存在理由は世界中に未だ戦争が存在し、戦争へのトラウマとして
軍隊を国民が望む意識が軍隊を拒む意識より高い為、憲法違反ではあるが
自衛隊の存在を認めているのではないか。
自衛隊の存在は日本が平和国家である為に認められているのではないだろうか。
未だに世界に存在する戦争で軍隊は必要条件として無意識にその存在価値を
認めている。平和である日本には自衛隊という軍事組織を無意識の中で認めて
いる。
それは自衛隊の存在は明らかではあるが、架空であり、想像物であり、極端に
捉えれば漫画の世界に存在する軍隊、自衛隊は存在するが軍隊としての実態感が
ない。日本は平和であり、どこの国とも戦争をしていない。自衛隊はただそこに
存在し、まるで軍隊とは言えない存在として日本国民は見ている。だからこそ、
憲法違反も無意識の内に無視出来るのではないだろうか。
「国葬」への反対理由は殺された政治家が平和憲法に対して憲法改正を仕掛け、
軍事国家へと憲法を改正しようとしていた政治家だからであり、今後も平和憲法を
守ることで、日本の平和が維持されと思うと殺された政治家の憲法改正は平和国家
日本への反逆と言える。平和国家に抵抗する政治家がなぜ「国葬」なのか、全く
もって理解できない。
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