軍事の歴史を見ても、軍事力を概念とする学問を考慮しても、軍事大国との軍事的な
争い、即ち戦争に軍事力で対抗できるのは、対象とする軍事大国に匹敵する軍事大国か
それ以上の軍事力を保有する軍事大国でなければ、対等な戦争は出来ない。そして、
もし、その大国同士が戦争になれば、膨大な被害が想定され、その被害を超える利益は
到底期待できない。
日本は78年間、民主主義と平和主義のもと高度な知的水準を培って来た。戦争が如何に
愚かで、人類の為に成らないか、更に地球と言う大きな観点から見ても戦争で地球が
傷つくことは許されるものではない。
日本の年老いたヤクザな政治家が日本の軍国主義で台湾の抑止力を高めるようなことを
言ったとしても、それは既に終わった政治家の言葉であり、平和国家である日本が軍事力を
背景に軍事大国と軍事的対立を選択すれば、この先、何千年も軍事的な対立を引きずる
ことになり、その損失は日本にとって計り知れないものとなり、そのような状況を日本の
後世に残すことは民主主義の知的水準では行うことは出来ない。
考えて見れば、日本は台湾を日本の領土にして、台湾の人々に心から謝罪をしなれば
ならない。そんな台湾の人々を戦争と言う状況に追い込むことは出来ない。台湾の
人々にはぜひ、平和国家である日本の平和力を利用して貰いたい。軍事大国に
軍事力で対抗する時代は過去のものであり、台湾の高い民主主義の知的水準を世界に
示して貰いたい。